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ビーチパトロール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビーチパトロール
欧字表記 Beach Patrol[1][2]
品種 サラブレッド[2]
性別 [1][2]
毛色 黒鹿毛[1][2]
生誕 2013年2月7日[1][2]
Lemon Drop Kid[1][2]
Bashful Bertie[1][2]
母の父 Quiet American[1][2]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(ケンタッキー州)[1][2]
生産者 Nancy C. Shuford[1]
馬主 James Covello, Sheep Pond Partners et al.[1]
調教師 Phil d’Amato(アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
チャド・ブラウンアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
[1]
競走成績
生涯成績 19戦5勝[1][2]
獲得賞金 $2,532,945[1]
WBRR M115 / 2016年[3]
L121 / 2017年[4]
M116 / 2018年[5]
勝ち鞍
G1 セクレタリアトS 2016年
G1 アーリントンミリオン 2017年
G1 JHターフクラシック 2017年
テンプレートを表示

ビーチパトロールBeach Patrol2013年2月7日 - )はアメリカ合衆国競走馬種牡馬[2]。主な勝ち鞍は2016年セクレタリアトステークス2017年アーリントンミリオンジョーハーシュターフクラシック

なお、ビーチパトロールという名前の競走馬は他にも存在する。

  1. 日本生産の、2005年生まれの競走馬[6]

戦績

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]

2013年2月7日に誕生し、同年11月のキーンランド・ノベンバーセールに上場され、Gary and Mary Westによって25万ドルで落札された[7]

2015年11月26日、フェアグラウンズ競馬場のメイドン競走でデビューし3着。3戦目で初勝利を挙げ、続くオプショナルクレーミング競走にも連勝し、重賞初出走となるG2競走アメリカンターフステークスで2着に入る。このあとチャド・ブラウン厩舎の所属となり、続く2走を6着、3着としたあと、8月のセクレタリアトステークスでGI初制覇を飾る[8]。秋に入ってヒルプリンスステークスハリウッドダービーで連続2着に入り、3歳時を終える。2017年ガルフストリームパークターフハンデキャップから始動して4着。以降もG1競走にのみ出走しウッドフォードリザーブ・ターフクラシックステークス2着、マンハッタンステークス4着、ユナイテッドネイションズステークス3着と勝ちきれない競馬を3戦続けたのち、アーリントンミリオンステークス[9]ジョーハーシュ・ターフクラシックステークス[10]と2連勝。続くブリーダーズカップ・ターフフランスタリスマニックに競り負けて半馬身及ばぬ2着に終わった[7][11]。同年のエクリプス賞最優秀芝牡馬の投票では、ブリーダーズカップ・マイルなどを制したワールドアプルーヴァルに次ぐ2位となった[12]2018年はオールドフォレスター・ターフクラシックステークスが初戦となり、1番人気に支持されるも日本産馬ヨシダの2着[13][14]。次走のマンハッタンステークスでは13着に終わり、これが最後の競馬となって引退した[7]

競走成績

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以下の内容は、EQIBASE[1]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2015.11.26 フェアグラウンズ メイドン 芝8f 3着 R. エラミア Lomcevak
0000.12.19 フェアグラウンズ メイドン 芝8.5f 2着 C. ヘルナンデス 1馬身 Mending Fences
2016.03.12 サンタアニタ メイドン 芝8f 1着 R. ベハラーノ 3馬身3/4 (Tristan's Trilogy)
0000.04.03 サンタアニタ アローワンス・オプショナルクレーミング 芝9f 1着 J. タラモ 3馬身1/4 (Arcature)
0000.05.07 チャーチルダウンズ アメリカンターフステークス G2 芝8.5f 2着 F. プラ アタマ Camelot Kitten
0000.06.04 ペンナショナル ペンマイルステークス G3 芝8f 6着 J. ロサリオ Catch a Glimpse
0000.07.9 ベルモントパーク ベルモントダービー招待ステークス G1 芝10f 3着 J. カステリャーノ Deauville
0000.08.13 アーリントンパーク セクレタリアトステークス G1 芝10f 1着 F. ジェルー アタマ (Long Island Sound)
0000.10.08 ベルモントパーク ヒルプリンスステークス G3 芝9f 2着 F. ジェルー アタマ Camelot Kitten
0000.12.03 デルマー ハリウッドダービー G1 芝9f 2着 F. ジェルー 1馬身1/2 Annals of Time
2017.02.11 ガルフストリームパーク ガルフストリームパークターフハンデキャップ G1 芝9f 4着 F. ジェルー 2位入線降着 Almannar
0000.05.06 チャーチルダウンズ ターフクラシックステークス G1 芝9f 2着 F. ジェルー 1/2馬身 Divisidero
0000.06.10 ベルモントパーク マンハッタンS G1 芝10f 4着 F. ジェルー Ascend
0000.07.01 モンマスパーク ユナイテッドネイションズステークス G1 芝11f 3着 F. ジェルー Bigger Picture
0000.08.12 アーリントンパーク アーリントンミリオン G1 芝10f 1着 J. ロサリオ 1/2馬身 (Fanciful Angel)
0000.09.30 ベルモントパーク ジョーハーシュ・ターフクラシックステークス G1 芝12f 1着 J. ロサリオ 5馬身 (Fanciful Angel)
0000.11.04 デルマー ブリーダーズカップ・ターフ G1 芝12f 2着 J. ロサリオ 1/2馬身 Talismanic
2018.05.05 チャーチルダウンズ ターフクラシックステークス G1 芝9f 2着 J. ロサリオ 3/4馬身 Yoshida
0000.06.09 ベルモントパーク マンハッタンステークス G1 芝10f 13着 J. ロサリオ Spring Quality

種牡馬成績

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2019年から日本レックススタッド種牡馬入り。初年度の種付け料は80万円(受胎条件)に設定された[2][15]

2022年7月3日函館5Rをシーウィザードが勝利して、産駒の中央競馬初勝利を挙げた[16]

主な産駒

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地方重賞優勝馬

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血統表

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ビーチパトロール血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系

Lemon Drop Kid
1996 鹿毛
父の父
Kingmambo
1990 鹿毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
父の母
Charming Lassie
1987 黒鹿毛
Seattle Slew Bold Reasoning
My Charmer
Lassie Dear Buckpasser
Gay Missile

Bashful Bertie
2007 鹿毛
Quiet American
1986 鹿毛
Fappiano Mr. Prospector
Killaloe
Demure Dr. Fager
Quiet Charm
母の母
Clever Bertie
1991 鹿毛
Timeless Native Timeless Moment
Head Off
Clever But Costly Clever Trick
Swoonlow
母系(F-No.) (FN:9-a) [§ 2]
5代内の近親交配 Mr .Prospector 3×4=18.75%、Dr. Fager 5×4=9.38% [§ 3]
出典
  1. ^ [19]
  2. ^ [19]
  3. ^ [19]


脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o Beach Patrol (KY)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年5月5日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l ビーチパトロール(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年5月3日閲覧。
  3. ^ LONGINES WORLD'S BEST RACEHORSE RANKINGS 2016”. IFHA. 2024年7月15日閲覧。
  4. ^ LONGINES WORLD'S BEST RACEHORSE RANKINGS 2017”. IFHA. 2021年9月25日閲覧。
  5. ^ LONGINES WORLD'S BEST RACEHORSE RANKINGS 2018”. IFHA. 2021年9月25日閲覧。
  6. ^ ビーチパトロール”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月5日閲覧。
  7. ^ a b c Beach Patrol Retired, To Stand in Japan”. Thoroughbred Daily News. Thoroughbred Daily News. (2018年11月14日). 2020年5月5日閲覧。
  8. ^ Beach Patrol Lands Grade I in Secretariat”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2016年8月13日). 2020年5月5日閲覧。
  9. ^ Beach Patrol Proves Best in Arlington Million”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2017年8月12日). 2020年5月5日閲覧。
  10. ^ Beach Patrol Too Good in Joe Hirsch Turf Classic”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2017年9月30日). 2020年5月5日閲覧。
  11. ^ タリスマニックがBCターフでG1初制覇、ハイランドリール3着”. JRA-VAN Ver. World - 海外競馬ニュース. JRA-VAN (2017年11月5日). 2020年5月5日閲覧。
  12. ^ Miler High: World Approval Earns Turf Male Eclipse”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2018年1月25日). 2020年5月5日閲覧。
  13. ^ ハーツクライ産駒が米G1制す、ヨシダがターフクラシックSで強豪撃破”. JRA-VAN Ver. World - 海外競馬ニュース. JRA-VAN (2018年5月6日). 2020年5月5日閲覧。
  14. ^ “ヨシダが米G1優勝!ハーツクライ産駒の日本産馬/ターフクラシックS”. netkeiba.com (Net Dreamers Co., Ltd.). (2018年5月6日). https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=136843 2020年5月5日閲覧。 
  15. ^ “ビーチパトロールがスタッドイン”. 競走馬のふるさと案内所 (公益社団法人日本軽種馬協会). (2019年1月7日). https://uma-furusato.com/news/detail/_id_96326 2020年5月5日閲覧。 
  16. ^ ビーチパトロール産駒がJRA初勝利 函館5Rでシーウィザードが新馬勝ち | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年7月3日閲覧。
  17. ^ ライズゾーン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年5月3日閲覧。
  18. ^ サクラトップキッド”. nankankeiba.com. 2024年7月15日閲覧。
  19. ^ a b c ビーチパトロール(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月5日閲覧。

外部リンク

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