フィリモネ・ワガバザ
フィリモネ・ワガバザ(フィジー語: Filimone Waqabaca、1967年10月28日 - )は、フィジーの経済学者、銀行家、外交官。2023年より駐日大使を務めている[1]。
学歴
[編集]経歴
[編集]1990年、フィジー準備銀行に入行。まず経済局テクニカルアシスタントとして奉職した後、1998年に経済局アドバイザーに就任した[1]。
1999年から2003年にかけて、太平洋諸島フォーラム(PIF)経済政策アナリスト[1]。
2003年に古巣のフィジー準備銀行へ戻り、その後、経済局の最高責任者となって2007年まで勤め上げた[1]。
2007年から2009年にかけて、国際通貨基金(IMF)東南アジア事務所長アドバイザー[1]。
2011年から2015年にかけて、国家計画省[3]事務次官。この期間、税務署[4]、フィジー歳入関税局[5]、フィジー準備銀行、南太平洋大学理事会、フィジー国立大学理事会、フィジー電気公社[6]、フィジー食肉産業会[7]などで多数の役員を兼任[1]。また、2013年から2015年にかけては、 航空会社エア・ターミナルサービスやフィジーラグビー協会(FRU)の会長も務めた[1]。
2015年11月26日、ウェリントンの総督公邸を訪問してジェリー・マテパラエ総督に信任状を捧呈し、在ニュージーランド高等弁務官(大使相当)に就任した[8]。2022年、在ニュージーランド高等弁務官を離任[1]。
2022年8月、次期駐日大使として来日[1]。2023年3月8日、皇居で信任状を捧呈し、駐日大使として正式に就任した[1][9]。なお、この日は2020年3月以来3年ぶり、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)流行後では初となる馬車での大使送迎が行われ、ワガバザ大使が儀装馬車に乗って皇居に参内した[10]。
出典・脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l FILIMONE WAQABACA [Bio-data] / フィリモネ・ワガバザ駐日特命全権大使 フィジー共和国大使館 | 長崎県
- ^ 国際銀行・金融学(英語: International Banking and Financial Studies)
- ^ 国家計画省(英語: Ministry of National Planning)。現在は財務省国家計画局(英語: National Planning Office)。Ministry of Finance to set up National Planning Office to monitor and evaluate Govt expenditure and projects
- ^ 税務署(英語: Tax Agents Board、略称: TAB)
- ^ フィジー歳入関税局(英語: Fiji Revenue and Customs Authority、略称: FRCA)。現在はフィジー国税庁(英語: Fiji Revenue and Customs Service、略称: FRCS)。
- ^ フィジー電気公社(英語: Fiji Electricity Authority、略称: FEA)。2018年4月16日に民営化され、フィジー唯一の電力会社エナジー・フィジー・リミテッド(英語: Energy Fiji Limited、略称: EFL)となった。About us | Energy Fiji Limited
- ^ フィジー食肉産業会(英語: Fiji Meat Industry Board、略称: FMIB)
- ^ Waqabaca presents credentials in NZ | Fuji Sun
- ^ 駐日フィジー共和国大使の信任状捧呈 | 外務省
- ^ 新任の大使ら送迎の馬車列、3年ぶり再開 信任状捧呈式: 朝日新聞デジタル
外部リンク
[編集]公職 | ||
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先代 イシケリ・マタイトガ |
駐日フィジー大使 2023年 - |
次代 (現職) |
先代 ポンサミ・チェティ メレ・トラ(臨代) |
在ニュージーランドフィジー高等弁務官 2015年 - 2022年 |
次代 ラトゥ・イノケ・クンブアンボラ |