フェリーとしま2
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フェリーとしま2 | |
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基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 | 日本 |
所有者 |
十島村 鉄道建設・運輸施設整備支援機構[1] |
運用者 | 十島村(中川運輸)[1] |
建造所 | 三菱重工業下関造船所[2] |
母港 | 鹿児島 |
建造費 | 42.6億円[3] |
航行区域 | 沿海(非国際)[2] |
信号符字 | JD4320 (無線局免許状)[4] |
IMO番号 | 9820764 |
MMSI番号 | 431010959 |
経歴 | |
進水 | 2017年11月19日[1] |
竣工 | 2018年3月 |
就航 | 2018年4月2日[2] |
要目 | |
総トン数 | 1,953トン [2] |
載貨重量 | 702トン[2] |
全長 | 93.47 m[2] |
垂線間長 | 87.00 m[2] |
全幅 | 15.80 m [2] |
型幅 | 14.6 m[2] |
深さ |
9.80 m(上甲板) 5.40 m(車両甲板)[2] |
満載喫水 | 4.0 m [2] |
機関方式 | 4サイクルディーゼル機関 [2] |
推進器 | 4翼可変ピッチプロペラ×2基[2] |
最大出力 | 3,900 kW×2[2] |
最大速力 | 20.9ノット[2] |
航海速力 | 19.0ノット[2] |
旅客定員 | 297名[2] |
乗組員 | 19名[2] |
積載能力 | コンテナ26個[2] |
車両搭載数 | 12mトラック3台、乗用車15台[2] |
フェリーとしま2は、鹿児島県鹿児島郡十島村が運航するフェリー。鹿児島港新港南ふ頭(鹿児島市)からトカラ列島の各島を経由し、奄美大島の名瀬港新港ふ頭または佐大熊ふ頭(奄美市)を結ぶ。原則週に2便運航[5]。
概要
[編集]「フェリーとしま」の後継船として2018年4月に就航。十島村営の定期船としては8代目となる[3]。船内は授乳室やキッズルーム、トイレのバリアフリー化、エレベーター設置など家族や高齢者、障害者に配慮されたものとなっている[3]。
船内放送では各島への寄港を知らせる際に十島村の村歌「十島のうた」が演奏される。
- 運航航路
- 鹿児島港(本港南埠頭) - 口之島(西之浜漁港) - 中之島(中之島港) - 平島(平島港) - 諏訪之瀬島(切石港/元浦港) - 悪石島(やすら浜港) - 小宝島(小宝島港) - 宝島(宝島港) - 名瀬港(新港地区)
- 所要時間
- 鹿児島港を午後11時頃出港すると中之島港には翌日の午前6時頃に到着する[6]。
船内
[編集]- 3F(第一遊歩甲板)・4F(航海船橋甲板)
-
- プロムナードデッキ
- 2階(第二遊歩甲板)
-
- 1等客室(4名・2名各1室)
- 指定寝台(6室)
- 2等客室(2室)
- シャワー室(ただし、石鹸等は常備なし)
- レストラン
- 売店
- サロン
- キッズルーム
- 1階(上甲板)
-
- 多目的室(3室)
- 2等客室(2室)
- 案内所
- ペットルーム
- 授乳室
- パウダールーム
- 自動販売機
- 診療所(島民の健診に使用される)
- 喫煙室
- B1(車両甲板)
火災事故
[編集]2023年12月29日、悪石島沖を航行中に機関室で火災が発生。乗客11人と乗組員18人の計29人が乗船していたが、けが人はいなかった。これにより当船は31日から鹿児島港に係留された後、2024年4月12日鹿児島港発の便より運行を再開[7]。
十島村では十島村各地と奄美市名瀬・屋久島を結ぶ臨時の高速船や貨物輸送用に隣村のフェリーみしまで代替したが[8]、村営船のため三島村への合間運用となり、良くて週1便でその日程が荒天欠航することもあり運航が安定せず全国的に代替船調達範囲を広げ3月に伊豆諸島開発所有のあおがしま丸を傭船し、4往復運航され[9]、更に年度跨ぎの人流対応で種子屋久高速船のジェットフォイル「トッピー」も臨時運航された[10]。また、従来週2便で運航されていた新日本航空による鹿児島空港 - 諏訪之瀬島の航空路線も2月末から週3便に増便された[11]。
脚注
[編集]- ^ a b c 「「フェリーとしま2」の命名・進水式の挙行について」(PDF)『広報としま』第230号、2017年12月4日、2018年9月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 「フェリーとしまは4月から運航します!」(PDF)『広報としま』第232号、2018年3月30日、2018年9月24日閲覧。
- ^ a b c “「フェリーとしま2」初お目見え”. 奄美新聞 (2018年3月20日). 2018年9月24日閲覧。
- ^ “無線局免許状等情報”. 総務省電波利用ホームページ. 2024年2月27日閲覧。
- ^ “「最後の秘境」でワクチン一斉接種 鹿児島・トカラ列島 医師団がフェリーで巡回、400人に”. 47NEWS. 株式会社全国新聞ネット (2021年6月13日). 2021年6月13日閲覧。
- ^ “日本列島 離島巡り” (PDF). News Letter 2017年夏号. 公益財団法人国土地理協会. 2021年11月5日閲覧。
- ^ “火災で運休の「フェリーとしま2」3か月半ぶりに運航再開”. 鹿児島 NEWS WEB. NHK (2024年4月13日). 2024年5月8日閲覧。
- ^ “十島村~鹿児島港・奄美大島結ぶフェリー再開めど立たず”. 朝日新聞 (2024年1月9日). 2024年1月21日閲覧。
- ^ “火災起こした村営船の代替に「あおがしま丸」をチャーターへ 十島村、2月上旬にも運航日程発表”. 373news.com. 南日本新聞社 (2024年1月27日). 2024年2月11日閲覧。
- ^ “火災起こしたフェリーの代わりに高速船「トッピー」運航へ 十島村 異動期に合わせ26、27、4月2日の3回”. 373news.com. 南日本新聞社 (2024年3月8日). 2024年3月7日閲覧。
- ^ “鹿児島ー諏訪之瀬島間の航空便ご利用の皆様へ(水曜日増便のお知らせ)”. 十島村 (2024年2月13日). 2024年2月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- フェリー情報 - 十島村
- 船舶の情報と現在位置 - MarineTraffic.com