フッ化黒鉛

フッ化黒鉛（graphite fluoride)は炭素（C）とフッ素（F）の直接反応によって得られる白色の無機ポリマーである。

生成[編集]

フッ化黒鉛は炭素（黒鉛、コークス、不定形炭素など）にフッ素ガスを反応させることで生成する^[1]^[2]。

{\rm {nC(s)+{\frac {n}{2}}F(g)\longrightarrow (CF)_{n}(s)}}

^ 渡辺信淳, 高島正之フッ化黒鉛の生成反応とその性質「有機合成化学協会誌」 31 巻 (1973) 6 号 p. 455-465 https://doi.org/10.5059/yukigoseikyokaishi.31.455
^ 渡辺信淳, 竹中啓恭フッ化黒鉛の表面物性及び構造「高分子」 23 巻 (1974) 12 号 p. 838-843 https://doi.org/10.1295/kobunshi.23.838

表話編歴炭素の無機化合物
酸化物と誘導体	酸化物 CO₂ CO C₃O₂ C₂O CO₃ 金属カルボニル炭酸炭酸塩炭酸水素塩オルト炭酸
イオン化合物	炭化物 [:C≡C:]²⁻ [::C::]⁴⁻ [:C=C=C:]⁴⁻ シアン化物 [:C≡N:]⁻ シアン酸塩 [:O–C≡N:]⁻ チオシアン酸塩 [:S–C≡N:]⁻ 雷酸塩 [:O–N≡C:]⁻ イソチオシアネート [:S–N≡C:]⁻