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フランシスコ・ペーニャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フランシスコ・ペーニャ
Francisco Peña
セントルイス・カージナルス時代
(2018年9月11日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 サンティアゴ州サンティアゴ・デ・ロス・カバリェロス
生年月日 (1989-10-12) 1989年10月12日(35歳)
身長
体重
188 cm
104 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2006年 アマチュアFA
初出場 MLB / 2014年5月20日
CPBL / 2022年4月2日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
WBC 2013年
獲得メダル
ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
ワールド・ベースボール・クラシック
2013 野球

フランシスコ・アントニオ・ペーニャFrancisco Antonio Peña, 1989年10月12日 - )は、ドミニカ共和国サンティアゴ州サンティアゴ・デ・ロス・カバリェロス出身のプロ野球選手捕手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。父親は元プロ野球選手のトニー・ペーニャ、実兄は元プロ野球選手のトニー・ペーニャ・ジュニア

経歴

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プロ入りとメッツ傘下時代

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2007年ニューヨーク・メッツと契約してプロ入り。A級サバンナ・サンドナッツでプロデビュー。103試合に出場して打率.210、5本塁打、30打点、1盗塁を記録した。

2008年はA級サバンナでプレーし、105試合に出場して打率.264、6本塁打、41打点を記録した。

2009年はA+級セントルーシー・メッツで100試合に出場して打率.224、8本塁打、44打点を記録した。

2010年はまずルーキー級ガルフ・コーストリーグ・メッツでプレーし、10試合に出場。8月下旬からはA+級セントルーシーで10試合に出場した。

2011年はA+級セントルーシーでプレーし、95試合に出場して打率.223、5本塁打、37打点、3盗塁を記録した。

2012年はまずA+級セントルーシーでプレーし、41試合に出場して打率.254、4本塁打、22打点を記録した。6月にAA級ビンガムトン・メッツへ昇格。40試合に出場して打率.198、3本塁打、17打点、1盗塁を記録した。

2013年は開幕前の3月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ドミニカ共和国代表に選出された[1]。同大会ではカルロス・サンタナのバックアップとして2試合に出場し、2打数1安打1打点だった。

シーズンではまずAA級ビンガムトンで21試合に出場し、5月にAAA級ラスベガス・フィフティワンズへ昇格。68試合に出場して打率.257、9本塁打、39打点、1盗塁を記録した。オフにフリーエージェント(FA)となった。

ロイヤルズ時代

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2013年11月17日にカンザスシティ・ロイヤルズと契約し、40人枠入りを果たした[2]

2014年3月14日に傘下のAAA級オマハ・ストームチェイサーズへ配属され、そのまま開幕を迎えた。開幕後はAAA級オマハで30試合に出場。5月20日に正捕手のサルバドール・ペレスが右手の負傷で数試合離脱することとなり、代役としてメジャーへ昇格した[3]。同日のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビュー。9回表に捕手の守備に就いたが、打席に立つことはなかった[4]

2015年は8試合に出場してメジャー初安打を放った(7打数1安打。打率.143)。オフの12月2日にDFAとなった。

オリオールズ時代

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ボルチモア・オリオールズ時代
(2016年6月2日)

2015年12月2日に金銭トレードで、ボルチモア・オリオールズへ移籍した[5]

2016年は14試合に出場し、打率.200、1本塁打、3打点という成績だった。

2017年2月10日にガブリエル・イノアの加入に伴ってDFAとなった[6]後、15日に40人枠を外れる形で傘下のAAA級ノーフォーク・タイズへ配属された。シーズン開幕後はAAA級ノーフォークでプレーしていたが、5月2日にウェリントン・カスティーヨ故障者リスト入りに伴ってメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。だが、5月17日に再びDFA、23日に40人枠を外れる形でAAA級ノーフォークへ配属された。5月31日に再びカスティーヨが故障者リスト入りしたため、メジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。6月10日にカスティーヨの故障者リストからの復帰に伴って三たびDFA、13日に40人枠を外れる形でAAA級ノーフォークへ配属された。レギュラーシーズン終了後の10月2日にFAとなった[7]

カージナルス時代

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2017年12月8日にセントルイス・カージナルスとマイナー契約を結び、2018年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。

2018年3月28日にメジャー契約を結んで開幕25人枠入りした。この年は58試合に出場して打率.203、2本塁打、8打点、1盗塁を記録した。オフにFAとなった後、2019年1月6日にマイナー契約で再契約を結んだ[7]

ジャイアンツ傘下時代

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2019年5月2日に金銭トレードでサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍した[8]。メジャー昇格の機会はなかったが、AAA級サクラメント・リバーキャッツで68試合に出場して、打率.287、16本塁打、46打点の成績を残し、チームのパシフィックコーストリーグ優勝及び、AAA級の優勝決定戦であるAAAベースボールナショナルチャンピオンシップの優勝に貢献した。オフの11月4日に自由契約となった[7]

レッズ傘下時代

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2019年12月10日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、2020年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[7]

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大によりマイナーリーグの開催が中止となったため、公式戦に出場することはなかった。オフの11月2日にFAとなった[7]

アスレチックス傘下時代

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2020年12月9日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、2021年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[7]

2021年はAAA級ラスベガス・アビエイターズで105試合に出場し、打率.250、23本塁打、81打点の成績を残した[7]。オフの11月7日にFAとなった[7]

中信兄弟時代

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2022年1月12日台湾プロ野球中信兄弟と契約した[9]。登録名は「福來喜」。開幕直後は外国人枠の関係で出場が限られていたが、シーズン中盤からはチームの司令塔として主に守備面でチームの台湾シリーズ2連覇に大きく貢献し[10]、外国人捕手として史上初となるゴールデングラブ賞ベストナインを受賞した[10]

2023年は59試合に出場して、打率.216、6本塁打、22打点という成績を残していたが、チームの深刻な投手不足によりペーニャの外国人枠を投手[注 1]に充てる必要が生じたため、8月11日付で契約解除となった[11]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2014 KC 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .--- .--- .--- .---
2015 8 7 7 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 1 .143 .143 .143 .286
2016 BAL 14 43 40 5 8 0 0 1 11 3 0 0 1 0 2 0 0 14 2 .200 .238 .275 .513
2017 5 10 10 3 5 0 0 2 11 2 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .500 .500 1.100 1.600
2018 STL 58 142 133 10 27 3 0 2 36 8 1 0 0 2 6 3 1 43 5 .203 .239 .271 .510
2022 中信 71 274 259 24 66 7 0 5 88 28 1 0 0 1 10 2 4 33 8 .255 .292 .340 .632
MLB:5年 86 202 190 18 41 3 0 5 59 13 1 0 1 2 8 3 1 63 8 .216 .249 .311 .559
CPBL:1年 71 274 259 24 66 7 0 5 88 28 1 0 0 1 10 2 4 33 8 .255 .292 .340 .632
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績

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捕手(C) 一塁(1B)
































2014 KC 1 0 1 0 0 1.000 0 0 1 1.000 -
2015 8 12 0 0 0 1.000 0 0 0 .--- -
2016 BAL 14 76 5 0 1 1.000 1 4 4 .500 -
2017 5 16 1 1 0 .944 0 2 0 .000 -
2018 STL 56 296 11 1 0 .997 2 14 1 .067 2 1 0 0 0 1.000
MLB 84 400 18 2 1 .995 3 20 6 .231 2 1 0 0 0 1.000
  • 2018年度シーズン終了時

背番号

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  • 26(2014年 - 2015年)
  • 27(2016年 - 2017年)
  • 46(2018年)
  • 4(2022年 - )

代表歴

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脚注

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注釈

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  1. ^ 7月に入団したエリック・スタウト英語版が、外国人枠が空かないため来台後1ヶ月間一軍デビューできない状態であった。

出典

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  1. ^ 2013 Tournament Roster[リンク切れ] The official site of World Baseball Classic (英語) 2016年3月7日閲覧 [リンク切れ]
  2. ^ "Royals sign free agent catcher Francisco Pena to Major League deal" (Press release). MLB.com (Kansas City Royals). 17 November 2013. 2015年12月3日閲覧
  3. ^ Dick Kaegel (2014年3月20日). “Royals add catching depth, call up Pena” (英語). MLB.com. 2015年12月3日閲覧。
  4. ^ Scores for May 20, 2014” (英語). ESPN (2014年3月20日). 2015年12月3日閲覧。
  5. ^ William Boor (2015年12月2日). “Orioles acquire catcher Pena from Royals” (英語). MLB.com. 2015年12月3日閲覧。
  6. ^ Brittany Ghiroli (2017年2月10日). “O's acquire righty Ynoa from Mets for cash”. MLB.com. 2017年2月12日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h MLB公式プロフィール参照。2022年3月27日閲覧。
  8. ^ https://twitter.com/SFGiants/status/1124011150943903750
  9. ^ 兄弟新洋砲叫福來喜 取名恰巧與哈利波特有關係”. ETtoday運動雲 (2022年1月12日). 2022年1月13日閲覧。
  10. ^ a b 羅惠齡 (2022年11月22日). “史上首位洋捕奪金手套 福來喜寫歷史”. TSNA體育新聞團隊. 2023年8月16日閲覧。
  11. ^ 「被註銷不是我不好」 福來喜感謝台灣”. 自由體育 (2023年8月13日). 2023年8月16日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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