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ブランドン・マウラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブランドン・マウラー
Brandon Maurer
ピッツバーグ・パイレーツ (マイナー)
シアトル・マリナーズ時代
(2013年4月3日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジ郡コスタメサ
生年月日 (1990-07-03) 1990年7月3日(34歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 MLBドラフト23巡目
初出場 2013年4月4日 オークランド・アスレチックス
年俸 $1,900,000 (2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

ブランドン・ユージーン・マウラー(Brandon Eugene Maurer、1990年7月3日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジ郡コスタメサ出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBピッツバーグ・パイレーツ傘下所属。愛称はマウラー・パワーMaurer Power[2]

経歴

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プロ入り前

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リトルリーグ時代、リトルリーグ・オールスターゲームに出場し完全試合を達成[3]オレンジ・ルーテル高等学校英語版時代は救援投手として活躍しており、チームメイトにゲリット・コールがいた。

プロ入りとマリナーズ時代

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2008年MLBドラフトシアトル・マリナーズから23巡目(全体702位)指名され、7月7日に契約。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・マリナーズでプロデビュー。

2009年アパラチアンリーグのルーキー級プラスキ・マリナーズでプレー。

2010年はA級クリントン・ランバーキングス英語版でプレー。

オフにはオーストラリアウィンターリーグであるオーストラリアン・ベースボールリーグにも参加し、アデレード・バイトに所属した[4]

2011年はA級クリントンで開幕を迎えたが、5月にA+級ハイデザート・マーベリックスに昇格。

2012年はAA級ジャクソン・ジェネラルズに昇格。オフにマリナーズとメジャー契約を結び、40人枠入りを果たす。

2013年はメジャーのスプリングトレーニングに参加し、開幕ローテーション争いに加わり、25人枠に登録される。2008年のドラフトで指名された選手の中で初めてメジャーリーガーとなった。また球団史上初となるAAA級のチームに所属せずにメジャーに昇格した先発投手となった。全ポジションにおいてもジョン・カミングス英語版マイク・ハンプトン1993年に昇格して以来である。4月4日のオークランド・アスレチックス戦でメジャー初登板初先発を果たすも、ヨエニス・セスペデスジョシュ・レディックに本塁打を打たれ、6回6失点で初黒星を記録。2登板目の9日のヒューストン・アストロズ戦でも0.2回を投げ6失点で2連敗を記録したが、14日のテキサス・レンジャーズ戦に登板し、6回3失点でメジャー初勝利を挙げた。

2014年2月27日にマリナーズと1年契約に合意した[5]3月28日にAAA級タコマ・レイニアーズへ異動した[6]。開幕はAAA級タコマで迎え、4月20日にメジャーへ昇格した。この年は38試合(先発7試合)に登板して1勝4敗、防御率4.65、55奪三振を記録した。

パドレス時代

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2014年12月30日にセス・スミスとのトレードで、サンディエゴ・パドレスへ移籍した[7]

2015年は53試合に登板して7勝4敗12ホールド、防御率3.00、WHIP1.06という成績だった。

2016年フェルナンド・ロドニーの移籍に伴い、シーズン途中からクローザーを務め、13セーブを挙げた。しかし、0勝5敗、防御率4.52、WHIP1.26と投球内容はやや悪化した。翌2017年も7月までにクローザーとして20セーブを挙げたが、防御率5.72と万全とは言い難い内容であった。

ロイヤルズ時代

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2017年7月24日にトラビス・ウッドマット・ストラムエステウリー・ルイーズおよび金銭とのトレードで、ライアン・バクタートレバー・ケーヒルと共にカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[8]。移籍後は26試合で投げたが、防御率8.10、WHIP2.25と移籍前よりも打ち込まれた。

2018年は開幕から5試合で0勝2敗、防御率12.46と打ち込まれ、4月13日に傘下のAAA級オマハ・ストームチェイサーズへ降格した。さらに5月3日には40人枠外となった[9]。6月15日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[10]。この年は37試合に登板して0勝4敗1セーブ、防御率7.76、31奪三振を記録した。オフの11月2日にFAとなった[11]

パイレーツ傘下時代

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2019年1月30日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[12]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2013 SEA 22 14 0 0 0 5 8 0 0 .385 402 90.0 114 16 27 0 6 70 9 0 66 63 6.30 1.57
2014 38 7 0 0 0 1 4 0 5 .200 301 69.2 74 6 19 2 0 59 3 0 39 36 4.65 1.34
2015 SD 53 0 0 0 0 7 4 0 12 .636 206 51.0 39 3 15 1 1 39 1 0 19 17 3.00 1.06
2016 71 0 0 0 0 0 5 13 13 .000 300 69.2 65 7 23 5 2 72 3 0 37 35 4.52 1.26
2017 42 0 0 0 0 1 4 20 2 .250 162 39.1 39 4 8 1 1 38 1 0 25 25 5.72 1.20
KC 26 0 0 0 0 2 2 2 4 .500 105 20.0 34 4 11 1 0 21 0 0 18 18 8.10 2.25
'17計 68 0 0 0 0 3 6 22 6 .333 267 59.1 73 8 19 2 1 59 1 0 43 43 6.52 1.55
2018 37 0 0 0 0 0 4 1 3 .000 160 31.1 42 7 25 2 1 31 2 0 29 27 7.76 2.14
MLB:6年 289 21 0 0 0 16 31 36 39 .340 1636 371.0 407 47 128 12 11 326 19 0 233 221 5.36 1.44
  • 2018年度シーズン終了時

背番号

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  • 37(2013年 - 2017年7月23日、2018年)
  • 32(2017年7月25日 - 同年終了)

脚注

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  1. ^ Brandon Maurer Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2017年7月25日閲覧。
  2. ^ Royals Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月29日閲覧
  3. ^ Mark Ratto (2008年7月12日). “Closer to the show / BASEBALL: Former Costa Mesa National Little League All-Star pitcher drafted by Seattle, signs pro contract.” (英語). Daily Pilot. 2017年7月25日閲覧。
  4. ^ Heat forces decider in baseball finals” (英語). ABC (2011年2月12日). 2017年7月25日閲覧。
  5. ^ "Seattle Mariners player signing updates" (Press release) (英語). MLB.com. 27 February 2014. 2014年3月1日閲覧
  6. ^ "Mariners set Opening Day roster with moves" (Press release) (英語). MLB.com. 28 March 2014. 2014年3月29日閲覧
  7. ^ "Padres acquire RHP Brandon Maurer from Seattle Mariners" (Press release) (英語). MLB.com. 30 December 2014. 2014年12月31日閲覧
  8. ^ Jeffrey Flanagan (2017年7月24日). “Royals deal for SD's Cahill, Maurer, Buchter” (英語). MLB.com. 2017年7月25日閲覧。
  9. ^ Jeff Todd (2018年5月3日). “Royals Outright Brandon Maurer” (英語). mlbtraderumors.com. 2018年5月6日閲覧。
  10. ^ Jeffrey Flanagan (2018年6月15日). “Zimmer training for potential return to Royals” (英語). MLB.com. 2018年6月16日閲覧。
  11. ^ MLB公式プロフィール参照。2019年2月10日閲覧。
  12. ^ Adam Berry (2019年1月30日). “Bucs ink former top prospects to Minors deals” (英語). MLB.com. 2019年2月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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