ブルーノ・ロッシ
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Bruno Benedetto Rossi ブルーノ・ ベネデット・ロッシ | |
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生誕 |
1905年4月1日 イタリア ヴェネツィア |
死没 |
1993年11月21日 (88歳没) アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ケンブリッジ |
国籍 |
イタリア アメリカ合衆国 |
研究機関 |
フィレンツェ大学 パドヴァ大学 マンチェスター大学 シカゴ大学 コーネル大学 マサチューセッツ工科大学 |
出身校 | ボローニャ大学 |
博士課程 指導学生 | ジュセッペ・オキャリーニ |
主な受賞歴 |
アメリカ国家科学賞(1983) ウルフ賞物理学部門(1987) |
署名 | |
プロジェクト:人物伝 |
ブルーノ・ ベネデット・ロッシ(Bruno Benedetto Rossi, 1905年4月13日 - 1993年11月21日)は、イタリア生まれの宇宙物理学者。太陽以外の天体からのX線を初めて発見した。X線天文学、宇宙プラズマ物理学のパイオニアである。
来歴
[編集]ヴェネツィアに生れ、ボローニャ大学で物理を学ぶ。アルチェトリ天文台で宇宙物理を研究した。1928年からフィレンツェ大学助教授、1932年からパドヴァ大学教授を務めた。ユダヤ系であったため、1938年イタリアを追われ、デンマーク、イギリスを経てアメリカに移った。
1939年からシカゴ大学、コーネル大学の準教授を経て、エンリコ・フェルミに招かれてマンハッタン計画に参加した。特に、爆縮レンズの設計のために開発したRaLa実験は、原子爆弾の完成に大きく貢献した。
1946年から1970年までマサチューセッツ工科大学教授を務めた。1962年にリカルド・ジャコーニらと行ったエアロビーロケットによる月からのX線観測実験中にさそり座X-1を発見し、これは史上初めて太陽系外のX線天体発見となった[1]。1974年から1980年までパレルモ大学で教鞭を執った。
宇宙物理の分野の賞としてブルーノ・ロッシ賞が設けられている。
受賞歴
[編集]- 1974年 エリオット・クレッソン・メダル
- 1976年 ランフォード賞
- 1983年 アメリカ国家科学賞
- 1987年 ウルフ賞物理学部門
- 1991年 マテウチ・メダル
脚注
[編集]- ^ Giacconi, Riccardo; Gursky, Herbert; Paolini, Frank R.; Rossi, Bruno B. (1962). “Evidence for x Rays From Sources Outside the Solar System”. Physical Review Letters 9 (11): 439-443. Bibcode: 1962PhRvL...9..439G. doi:10.1103/PhysRevLett.9.439. ISSN 0031-9007.