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プロミストウォリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プロミストウォリア
2023年東海ステークス
欧字表記 Promised Warrior[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2017年3月26日(7歳)[1]
抹消日 2024年11月13日
マジェスティックウォリアー[1]
プロミストスパーク[1]
母の父 フジキセキ[1]
生国 日本の旗 日本北海道平取町[1]
生産者 坂東牧場[1]
馬主 (有)シルクレーシング[1]
調教師 野中賢二栗東[1]
競走成績
生涯成績 11戦6勝[1]
中央:10戦6勝
地方:1戦0勝
獲得賞金 1億4533万2000円[1]
中央:1億4133万2000円
地方:400万円
勝ち鞍
GII 東海S 2023年
GIII アンタレスS 2023年
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プロミストウォリア(欧字名:Promised Warrior2017年3月26日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2023年東海ステークスアンタレスステークス

馬名の意味は、母名の一部+父名より[2]

戦績

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3歳 - 5歳(2020年 - 2022年)

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脚部不安により育成段階で手術をうけた関係でデビューは遅れた[3]。2020年3月29日、阪神競馬場3レースの3歳未勝利戦(ダート1800m)で西村淳也を背にデビュー。デビュー戦での初勝利を収めたが、レース後に右前橈骨遠位端骨折が判明し、休養に入った[3]。約8か月後、年末の条件戦で復帰するも、再び同個所を骨折[3]。翌2021年の8月に復帰したが、今度は左前の同個所を骨折し、3度目の長期離脱を余儀なくされた[3]

5歳となった2022年10月、新潟競馬場の3歳以上1勝クラスで約1年2か月ぶりにレースに復帰。好スタートを決めハナに立つとそのまま押し切り、最後は2着馬に5馬身差をつけ復帰戦を勝利で飾った[3]。続く11月の3歳以上2勝クラス、12月の摩耶ステークスも勝利し、3連勝でのオープン入りを飾った[4]

6歳(2023年)

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2023年1月22日、初の重賞挑戦で中京競馬場開催の東海ステークスに出走。鞍上は前走の摩耶ステークスに引き続き、バウルジャン・ムルザバエフが務めた。レースは好スタートを決め先頭に立つと、淡々とペースを保ったまま脚色衰えることなく逃げ切り、4連勝での重賞初優勝を飾った[5][6][7][8]。しかし、右前脚のソエ(骨膜炎)を気にするそぶりを見せたことを理由に、陣営が無理をしない方針を取った為、優先出走権を獲得していたフェブラリーステークスは回避し、1月26日にノーザンファームしがらきへ放牧に出した[9]。その後、4月16日のアンタレスステークスで復帰。59キロのトップハンデをものともせず、追いすがるヴァンヤールを半馬身差抑えて逃げ切り、重賞2連勝を飾った[10]。その後は6月28日に大井競馬場で行われた帝王賞鮫島克駿騎乗で臨むも5着に敗れた[11]。その後はチャンピオンズカップに目標を定め、調整を進めるも直前で脚部不安を発症したため回避し、長期休養に入った[12]

7歳(2024年)

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7歳復帰初戦は1年1か月ぶりとなる8月4日のエルムステークスとなり、鞍上が再び西村敦也に戻ってレースに挑むも7着となった[13]。その後はみやこステークスに出走するも15着と殿負けを喫した。レース後、時間の経過とともに右前脚の腫れがみられたことで検査を受けた結果、右前脚の浅屈腱炎が判明した。これを受けて関係者での協議の結果、11月12日にオーナーのシルクホースクラブから現役引退が発表された[14]。翌13日付けでJRAの競走馬登録を抹消された[15]。引退後は北海道日高町ブリーダーズ・スタリオン・ステーション種牡馬として供用されることとなった[16]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[17]およびnetkeiba.com[18]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2020.03.29 阪神 3歳未勝利 ダ1800m(不) 13 4 6 008.40(4人) 01着 R1:52.3(38.4) -0.4 0西村淳也 55 (モンサンイルベント) 512
0000.12.13 中京 3歳上1勝クラス ダ1800m(良) 16 5 10 002.90(1人) 02着 R1:55.0(38.5) -0.2 0荻野極 56 メイショウドヒョウ 524
2021.08.14 小倉 3歳上1勝クラス ダ1700m(不) 16 4 8 003.00(2人) 04着 R1:44.5(38.9) -0.7 0西村淳也 57 サワヤカコーズサン 530
2022.10.23 新潟 3歳上1勝クラス ダ1800m(稍) 11 1 1 003.00(2人) 01着 R1:52.4(38.3) -0.8 0今村聖奈 53 (タケルジャック) 528
0000.11.05 阪神 3歳上2勝クラス ダ1800m(良) 12 7 10 002.20(1人) 01着 R1:52.5(38.4) -0.3 0角田大河 55 (コンスタンティン) 524
0000.12.24 阪神 摩耶S 3勝 ダ1800m(稍) 16 5 9 002.90(1人) 01着 R1:52.0(38.1) -1.0 0B.ムルザバエフ 56 (シダー) 520
2023.01.22 中京 東海S GII ダ1800m(良) 15 6 10 005.10(2人) 01着 R1:51.2(36.4) -0.4 0B.ムルザバエフ 57 ハギノアレグリアス 516
0000.04.16 阪神 アンタレスS GIII ダ1800m(重) 15 7 12 001.90(1人) 01着 R1:49.5(38.0) -0.1 0鮫島克駿 59 (ヴァンヤール) 520
0000.06.28 大井 帝王賞 JpnI ダ2000m(良) 12 6 8 004.50(3人) 05着 R2:02.9(37.8) -1.0 0鮫島克駿 57 メイショウハリオ 530
2024.08.04 札幌 エルムS GIII ダ1700m(稍) 14 8 14 007.40(4人) 07着 R1:45.1(37.7) -1.1 0西村淳也 58 ペイシャエス 526
0000.11.03 京都 みやこS GIII ダ1800m(重) 15 1 1 011.70(6人) 15着 R1:53.7(40.8) -4.0 0西村淳也 57 サンライズジパング 518

血統表

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プロミストウォリア血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 シアトルスルー系

マジェスティックウォリアー
Majestic Warrior
2005 鹿毛 アメリカ
父の父
A.P.Indy
1989 黒鹿毛
Seattle Slew Bold Reasoning
My Charmer
Weekend Surprise Secretariat
Lassie Dear
父の母
Dream Supreme
1997 黒鹿毛
Seeking the Gold Mr. Prospector
Con Game
Spinning Round Dixieland Band
Take Heart

プロミストスパーク
Promised Spark
1999 鹿毛 北海道早来町
フジキセキ
1992 青鹿毛
サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ミルレーサー Le Fabulex
Marston's Mill
母の母
プレイン
1992 栗毛
ジェイドロバリー Mr. Prospector
Number
ダイナランド ノーザンテースト
シヤダイランド
母系(F-No.) ソーホワツツニユー(USA)系(FN:19-b)
5代内の近親交配 Secretariat:4×5(父内)
Mr.Prospector:4×4
Buckpasser:5×5(父内)
Northern Dancer:5×5
出典
  1. ^ [19]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o プロミストウォリア”. JBISサーチ. 2023年6月28日閲覧。
  2. ^ 競走馬情報 - プロミストウォリア”. www.jra.go.jp. 日本中央競馬会. 2023年6月28日閲覧。
  3. ^ a b c d e “【東海S】6歳馬プロミストウォリアが重賞初挑戦 デビュー後に3度骨折も心は折れず”. サンスポZBAT! (産業経済新聞社). (2023年1月18日). https://www.sanspo.com/race/article/general/20230118-XRMHXSWOLVPFDDZNIG65SSQHA4/ 2023年1月23日閲覧。 
  4. ^ 【摩耶S】(阪神)逃げたプロミストウォリアが6馬身差の圧勝で人気に応える|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI”. ラジオNIKKEI. 2024年11月12日閲覧。
  5. ^ 【東海S結果】プロミストウォリアが重賞初挑戦を逃げ切り4連勝」『netkeiba.com』2023年1月22日。2023年1月22日閲覧。
  6. ^ 【東海S】ムルザバエフ騎手「乗っかっているだけでした」プロミストウォリア逃げ切りV」『スポーツ報知』2023年1月22日。2023年1月22日閲覧。
  7. ^ 【東海S】プロミストウォリアが堂々の逃げ切り! 4連勝で重賞初V」『サンケイスポーツ』2023年1月22日。2023年1月22日閲覧。
  8. ^ プロミストウォリアが4連勝で重賞初制覇 好スタートから逃げ切り2馬身差の快勝/東海S」『日刊スポーツ』2022年1月22日。2023年1月22日閲覧。
  9. ^ 【注目馬動向】東海Sの勝ち馬プロミストウォリアは放牧へ フェブラリーSは回避」『スポーツ報知』2023年1月26日。2023年2月21日閲覧。
  10. ^ 【アンタレスS】1番人気プロミストウォリア5連勝で重賞連勝 59キロなんのハイペース逃げ切り」『スポニチアネックス』スポーツニッポン新聞社、2023年4月17日。2023年4月24日閲覧。
  11. '^ 【帝王賞】プロミストウォリア、5連勝の勢いも及ばず5着 鮫島克駿騎手「思ったより離された」”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知 (2023-06-28JST21:30:00+0900). 2024年11月12日閲覧。
  12. ^ 帝王賞5着プロミストウォリア、チャンピオンズC回避 右トモの痛み - 2023年11月22日
  13. ^ エルムステークス(2024年08月04日、1回札幌6日目、札幌11R、GⅢ)の結果・払戻”. 東スポ競馬. 2024年11月12日閲覧。
  14. ^ ダート重賞2勝のプロミストウォリアが右前屈腱炎を発症し引退 種牡馬入りへ | 競馬ニュース”. netkeiba. 2024年11月12日閲覧。
  15. ^ プロミストウォリアの競走馬登録抹消日本中央競馬会、2024年11月13日配信・閲覧
  16. '^ ダート重賞2勝のプロミストウォリアが右前屈腱炎を発症し引退 種牡馬入りへ”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知 (2024-11-12JST20:18:00+0900). 2024年11月12日閲覧。
  17. ^ プロミストウォリア 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年6月28日閲覧。
  18. ^ プロミストウォリアの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年6月28日閲覧。
  19. ^ 血統情報:5代血統表|プロミストウォリア|JBISサーチ(JBIS-Search)”. 日本軽種馬協会. 2023年1月22日閲覧。

外部リンク

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