コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ベータ分布

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第1種ベータ分布
確率密度関数
ベータ分布の確率密度関数
累積分布関数
ベータ分布の累積分布関数
母数 形状母数 (実数)
形状母数 (実数)
確率密度関数
Bベータ関数
累積分布関数
は正則化された不完全ベータ関数
期待値

(ψはディガンマ関数
中央値
最頻値 for
分散

ψ1トリガンマ関数
歪度
尖度
エントロピー
モーメント母関数
特性関数 Confluent hypergeometric functionを参照)
テンプレートを表示

ベータ分布(ベータぶんぷ、: beta distribution)は、連続確率分布であり、第1種ベータ分布および第2種ベータ分布がある。単にベータ分布と呼んだ場合、第1種ベータ分布を指す。

第1種ベータ分布

[編集]

第1種ベータ分布(: beta distribution of the first kind)の確率密度関数は以下で定義される。

ここで B(α, β)ベータ関数であり、確率変数の取る値は 0 ≤ x ≤ 1、パラメータ α, β はともに正の実数である。期待値は α/α + β、分散は である。自然パラメータを η = (α − 1, β − 1) として以下のように書き換えられるので、ベータ分布は指数型分布族である。

ただし である。

累積分布関数

[編集]

累積分布関数は、以下の式で与えられる。

ここで、 は、不完全ベータ関数であり、 は、正則化不完全ベータ関数である。

他の分布との関係

[編集]
  • のとき逆正弦分布英語版になる。
  • のとき一様分布になる。

第2種ベータ分布

[編集]

一般化ベータ分布

[編集]

a, b, c, p, q が実数パラメータで、0 ≦ c ≦ 1 で、b, p, q が正の時、下記の確率密度関数を一般化ベータ分布(: generalized beta distribution)という。

一般化第1種ベータ分布

[編集]

c = 0 の時、一般化第1種ベータ分布(: generalized beta of first kind)という。

一般化第2種ベータ分布

[編集]

c = 1 の時、一般化第2種ベータ分布(: generalized beta of second kind)という。台は

参考文献

[編集]
  • 蓑谷千凰彦、統計分布ハンドブック、朝倉書店 (2003).
  • B. S. Everitt(清水良一訳)、統計科学辞典、朝倉書店 (2002).

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]