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ペット・サウンズ・ライヴ2002

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ペット・サウンズ・ライヴ2002』
ブライアン・ウィルソンライブ・アルバム
リリース
録音 2002年1月 ロンドン ロイヤル・フェスティバル・ホール
ジャンル ロックポップス
時間
レーベル Brimel Records / サンクチュアリ・レコード
プロデュース ブライアン・ウィルソン
専門評論家によるレビュー
ブライアン・ウィルソン アルバム 年表
ライヴ・アット・ザ・ロキシー・シアター
(2000年)
ペット・サウンズ・ライヴ2002
(2002年)
ゲティン・イン・オーヴァー・マイ・ヘッド
(2004年)
テンプレートを表示

ペット・サウンズ・ライヴ2002』(原題:Brian Wilson Presents Pet Sounds Live)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、ブライアン・ウィルソン2002年に録音・発表したライブ・アルバムザ・ビーチ・ボーイズ時代に制作したアルバム『ペット・サウンズ』(1966年)を完全再現した内容で、2002年1月27日から30日にかけて、ロンドンロイヤル・フェスティバル・ホールで行われた公演のライブ音源が収録された[2]

解説

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ウィルソンは2000年のアメリカ・ツアーの第2部において、11人編成のバンド(ワンダーミンツのメンバーを含む)とフル・オーケストラの共演により『ペット・サウンズ』の全曲を演奏した[3]。そして、2001年7月にはイギリスでもペット・サウンズ・ツアーが予定されるが、スポンサーや税金の問題で延期となり、2002年1月に持ち越された[3]。この時の公演は、ウィルソンのツアー・バンドだけで演奏・歌唱されている。なお、このロンドン公演を観たロジャー・ダルトリーは「ブライアン自身が『ペット・サウンズ』の機微に全く新しい深みをもたらした」と評している[4]

2002年7月31日に発売された日本盤(TOCP-66088)は、ボーナス・トラックが追加されて16トラック入りとなった[5]。また、後にリリースされた映像作品『ペット・サウンズ・ライヴ・イン・ロンドン』には、『ペット・サウンズ』からの13曲及び「グッド・ヴァイブレーション」のライブ映像が収録されている[6]

収録曲

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特記なき楽曲はブライアン・ウィルソンとトニー・アッシャーの共作。

  1. イントロ - "Show Intro" - 0:29
  2. 素敵じゃないか - "Wouldn't It Be Nice" (Brian Wilson, Tony Asher, Mike Love) - 2:54
  3. 僕を信じて - "You Still Believe in Me" - 3:04
  4. ザッツ・ノット・ミー - "That's Not Me" - 2:22
  5. ドント・トーク - "Don't Talk (Put Your Head on My Shoulder)" - 3:07
  6. 待ったこの日 - "I'm Waiting for the Day" (B. Wilson, M. Love) - 3:29
  7. 少しの間 - "Let's Go Away for Awhile" (B. Wilson) - 2:51
  8. スループ・ジョン・B - "Sloop John B" (Traditional) - 3:26
  9. 神のみぞ知る - "God Only Knows" - 3:12
  10. 救いの道 - "I Know There's an Answer" (B. Wilson, M. Love, Terry Sachen) - 3:04
  11. ヒア・トゥデイ - "Here Today" - 3:15
  12. 駄目な僕 - "I Just Wasn't Made for These Times" - 3:30
  13. ペット・サウンズ - "Pet Sounds" (B. Wilson) - 4:05
  14. キャロライン・ノー - "Caroline No" - 4:15

日本盤ボーナス・トラック

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  1. メント・フォー・ユー - "Meant for You"
  2. フレンズ - "Friends"

参加ミュージシャン

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  • ブライアン・ウィルソン - ボーカルキーボード
  • ジェフリー・フォスケット - バックグラウンド・ボーカル、ギター
  • ニック・ワルスコ - バックグラウンド・ボーカル、ギター
  • プロビン・グレゴリー - バックグラウンド・ボーカル、ギター、フレンチホルントランペット、キーボード
  • アンディ・ペイリー - ギター、パーカッション
  • ダリアン・サハナジャ - バックグラウンド・ボーカル、キーボード、ヴィブラフォン
  • スコット・ベネット - バックグラウンド・ボーカル、キーボード、ヴィブラフォン、パーカッション
  • ポール・フォン・マーテンス - サックスクラリネットフルートハーモニカ
  • ボブ・リジック - ベース
  • ジム・ハインズ – バックグラウンド・ボーカル、ドラムス
  • テイラー・ミルズ - バックグラウンド・ボーカル、パーカッション

脚注

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  1. ^ Pet Sounds: Amazon.co.uk: Music - 2015年1月31日閲覧
  2. ^ a b Sanctuary Preps Live Version Of 'Pet Sounds' | Billboard - 2015年1月31日閲覧
  3. ^ a b アボット, キングズレイ『ビーチ・ボーイズ ペット・サウンズ・ストーリー』雨海弘美(訳)、ストレンジ・デイズ、2004年9月10日、214-224頁。ISBN 4-902342-01-4 
  4. ^ オリジナルCD(SANCD118)英文ライナーノーツ(David Leaf)
  5. ^ ブライアン・ウィルソン/ペット・サウンズ・ライヴ2002 - CDJournal.com - 2015年1月31日閲覧
  6. ^ ブライアン・ウィルソン/ペット・サウンズ・ライヴ・イン・ロンドン (DVD) - CDJournal - 2015年1月31日閲覧