ホセ・バルベルデ
2014年5月6日 | |
基本情報 | |
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国籍 | ドミニカ共和国 |
出身地 | サンペドロ・デ・マコリス州サンペドロ・デ・マコリス |
生年月日 | 1978年3月24日(46歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 255 lb =約115.7 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 1997年 アマチュア・フリーエージェントとしてアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約 |
初出場 | 2003年6月1日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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ホセ・ラファエル・バルベルデ(José Rafael Valverde, 1978年3月24日 - )は、ドミニカ共和国・サンペドロ・デ・マコリス州サンペドロ・デ・マコリス出身のプロ野球選手(投手)。
ニックネームは、「Papa Grande(パパ・グランデ - スペイン語で「大きな芋」の意)」。
経歴
[編集]プロ入りとダイヤモンドバックス時代
[編集]1997年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約。
マイナー時代からクローザーとして起用された。
2003年6月1日、クローザーのマット・マンタイの故障に伴いメジャーデビューを果たした。この年は、54試合に登板し、防御率2.15を記録し、10セーブは新人選手としてはリーグ最多[2]。奪三振率12.70はメジャー全体(50投球回以上)でエリック・ガニエに次ぐ高さであった[2][3]。その後、何度と無くクローザーにチャレンジしているが、フルシーズン成功した経歴はなかった。
2006年は開幕からクローザーとして起用された。5月が終わった時点で17回のセーブ機会で14回セーブを記録したが、5月下旬ころから打たれ始め、中継ぎに降格した。マイナー降格も経験したが、8月にメジャー昇格し、9月から再びクローザーへ昇格しシーズンを終えた[4][5]。
2007年は年間を通してクローザーとして活躍し、7月10日に行われたオールスターでは初めて選出されたが登板機会はなかった。球団新記録の47セーブでリーグ最多セーブ投手となった。
アストロズ時代
[編集]2007年12月14日にチャド・クオルズ、フアン・グティエレス、クリス・バークの計3選手とのトレードで、ヒューストン・アストロズに移籍した。
2008年は、クローザーとしてアストロズで自己最多の74試合に登板。防御率こそ悪化(2.66が3.38になった)したものの、高い奪三振率(10.38)と44セーブを記録。2年連続でナショナル・リーグの最多セーブを記録した。
2009年は、シーズン序盤に約1月ほど故障者リスト入りしたものの[6]、自身の中で2番目に低い防御率2.33と25セーブをマークし、クローザーとしての役割を果たした。
タイガース時代
[編集]2010年は前半戦は防御率0.82と好投を続けオールスター選出も果たしたが、後半戦はスプリッターの制球が定まらなくなり、防御率6.38とセーブ失敗が続いた[7]。
2011年は両リーグ最多の49セーブを記録。セーブ成功率は100%だった。10月5日、年間最優秀救援投手に選出された[8]。
2012年、4月5日の開幕戦でセーブに失敗し、前々年から続いていた連続セーブ成功試合数が51で途切れた(当時歴代3位)[9]。10月29日にFAとなる。
2013年4月4日にタイガースと再契約するも6月に40人枠を外れ、マイナー契約となった。8月7日に自由契約となった。
メッツ時代
[編集]2014年2月12日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ[10]。3月26日にメッツとメジャー契約を結んだ[11]。開幕後は21試合に登板し、1勝1敗2セーブ・防御率5.66だった。5月26日に放出された[12]。
メッツ退団後
[編集]2015年1月10日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結ぶが、4月2日に解雇となる。4月29日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結ぶ。ナショナルズ傘下のAAA級シラキュース・チーフスでは、27試合に登板し、10セーブ、防御率2.39、21奪三振、3与四球など、まずますの成績を残していたが、7月22日に自由契約となる。8月14日、禁止薬物のスタノゾロールの陽性反応が出たため、80試合の出場停止処分を受けた。オフはドミニカ共和国のウィンターリーグでプレー。
2017年3月7日にリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルのアグアスカリエンテス・レイルロードメンと契約した[13]。
2018年2月9日に解雇された[13]。オフにドミニカとメキシコの二か国のウィンターリーグでプレー。
2019年はアグアスカリエンテス・レイルロードメンと契約。40試合の登板で防御率7.34を喫し、7月11日に解雇となる。
投球スタイル
[編集]球の出所の見えにくいフォームから投げる90mph後半の伸びのあるフォーシームを高目に、140km/h台前半のスプリッターを低めに投げ三振を奪う。スプリッターは、手元で小さく落ち、そのため高めに来ると本塁打を浴びるケースがよくある[14]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2003 | ARI | 54 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 10 | 8 | .667 | 204 | 50.1 | 24 | 4 | 26 | 2 | 2 | 71 | 2 | 0 | 16 | 12 | 2.15 | 0.99 |
2004 | 29 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 8 | 5 | .333 | 131 | 29.2 | 23 | 7 | 17 | 4 | 1 | 38 | 4 | 0 | 17 | 14 | 4.25 | 1.35 | |
2005 | 61 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 15 | 7 | .429 | 268 | 66.1 | 51 | 5 | 20 | 1 | 2 | 75 | 3 | 0 | 19 | 18 | 2.44 | 1.07 | |
2006 | 44 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 18 | 1 | .400 | 223 | 49.1 | 50 | 6 | 22 | 3 | 2 | 69 | 2 | 0 | 32 | 32 | 5.84 | 1.46 | |
2007 | 65 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 47 | 0 | .200 | 265 | 64.1 | 46 | 7 | 26 | 1 | 3 | 78 | 1 | 0 | 21 | 19 | 2.66 | 1.12 | |
2008 | HOU | 74 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 3 | 44 | 0 | .667 | 303 | 72.0 | 62 | 10 | 23 | 6 | 2 | 83 | 3 | 2 | 28 | 27 | 3.38 | 1.18 |
2009 | 52 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 25 | 1 | .667 | 219 | 54.0 | 40 | 5 | 21 | 1 | 2 | 56 | 1 | 0 | 15 | 14 | 2.33 | 1.13 | |
2010 | DET | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 26 | 0 | .333 | 259 | 63.0 | 41 | 5 | 32 | 1 | 3 | 63 | 3 | 0 | 24 | 21 | 3.00 | 1.16 |
2011 | 75 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 49 | 0 | .333 | 301 | 72.1 | 52 | 5 | 34 | 4 | 3 | 69 | 3 | 1 | 21 | 18 | 2.24 | 1.19 | |
2012 | 71 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 35 | 0 | .429 | 294 | 69.0 | 59 | 3 | 27 | 5 | 4 | 48 | 1 | 0 | 34 | 29 | 3.78 | 1.25 | |
2013 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0 | .000 | 84 | 19.1 | 18 | 6 | 6 | 0 | 2 | 19 | 0 | 0 | 12 | 12 | 5.59 | 1.24 | |
2014 | NYM | 21 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | .500 | 95 | 20.2 | 24 | 4 | 10 | 3 | 0 | 23 | 1 | 0 | 16 | 13 | 5.66 | 1.65 |
MLB:12年 | 626 | 0 | 0 | 0 | 0 | 27 | 33 | 288 | 22 | .450 | 2646 | 630.1 | 490 | 67 | 264 | 31 | 26 | 692 | 24 | 3 | 255 | 229 | 3.27 | 1.20 |
- 2016年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
獲得タイトル・表彰・記録
[編集]- ナショナルリーグ 最多セーブ投手 2回:2007年、2008年
- アメリカンリーグ 最多セーブ投手 1回:2011年
- 最優秀救援投手 2回:2007年、2011年
- ローレイズ・リリーフマン賞 1回:2007年
- DHL デリバリー・マン・オブ・ザ・イヤー 1回:2011年
- DHL デリバリー・マン・オブ・ザ・マンス 1回:2008年8月
- MLBオールスターゲーム選出 3回:(2007年、2010年、2011年)
背番号
[編集]- 47 (2003年 - 2009年、2014年)
- 46 (2010年 - 2013年)
脚注
[編集]- ^ Baseball Video Highlights & Clips | DET@NYY Gm5: Valverde gets the final three outs - Video | MLB.com: Multimedia
- ^ a b 「各球団マンスリー・リポート アリゾナ・ダイヤモンドバックス / 離脱に不安がつきまとうマンテイ次代の守護神候補はバルバーデイ」『月刊メジャー・リーグ』2004年6月号、ベースボールマガジン社、2004年、雑誌 08625-6、58頁。
- ^ “Major League Leaderboards » 2003 » Relievers » Dashboard” (英語). FanGraphs Baseball. 2016年3月18日閲覧。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ完全データ選手名鑑2007』廣済堂出版、2007年、437頁。ISBN 9784331512135。
- ^ “2006 Career Highlights:Jose Valverde” (英語). MLB.com. 2008年3月13日閲覧。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010』廣済堂出版、2010年、133頁。ISBN 978-4-331-51439-9。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2011』廣済堂出版、2011年、146頁。ISBN 978-4-331-51518-1。
- ^ Jason Beck (2011年10月5日). “Valverde named MLB Delivery Man of the Year” (英語). MLB.com. 2016年3月18日閲覧。
- ^ 過去の達成者はエリック・ガニエの84試合、トム・ゴードンの54試合、後にジェウリス・ファミリアが52試合を記録した
- ^ "Mets sign RHP Jose Valverde to a minor league contract" (Press release) (英語). MLB.com (New York Mets). 12 February 2014. 2016年3月18日閲覧。
- ^ “Valverde makes Mets roster” (英語). FOX NEWS Sports. Sports Network (FOX News Network, LLC.). (2014年3月26日) 2016年3月18日閲覧。
- ^ Anthony DiComo (2014年5月26日). “Mets dismiss hitting coach, release Valverde”. MLB.com. 2016年3月18日閲覧。
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2018年6月20日閲覧。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ完全データ選手名鑑2008』廣済堂出版、2008年、361頁。ISBN 978-4-331-51300-2。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Jose Valverde stats MiLB.com