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ヒース・ベル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒース・ベル
Heath Bell
サンディエゴ・パドレスでの現役時代
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州オーシャンサイド
生年月日 (1977-09-29) 1977年9月29日(47歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
250 lb =約113.4 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1998年 アマチュア・フリーエージェント
初出場 2004年8月24日
最終出場 2014年5月3日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2009年2013年

ヒース・ジャスティン・ベル(Heath Justin Bell, 1977年9月29日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州オーシャンサイド出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

経歴

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プロ入りまえ

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1997年MLBドラフト69巡目(全体1583位)でタンパベイ・デビルレイズ(現:タンパベイ・レイズ)から指名されたが[1]、契約には至らなかった。

メッツ時代

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1998年6月16日にニューヨーク・メッツとドラフト外で契約。メッツ傘下のマイナー球団で6年間を過ごした。

2004年8月24日のサンディエゴ・パドレス戦でメジャーデビューした。デビュー戦は2イニング無失点、3奪三振の好投であった。

パドレス時代

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2006年11月15日、ジョン・アドキンス英語版ベン・ジョンソンとのトレードでロイス・リング英語版とともにサンディエゴ・パドレスへ移籍。

2007年セットアッパーとして起用された。8月23日にメジャー初セーブを記録。最終的にチーム最多の81試合に登板し、34ホールドを記録。

2008年は前半戦の防御率が2.15と好調だったが、後半戦は制球が定まらなくなり、防御率も6.18と悪化した[2]。シーズン終了後、抑えのトレバー・ホフマンミルウォーキー・ブルワーズ移籍に伴い球団はベルを抑えとして起用することに[3]

2009年はシーズン開幕前の3月に開催された第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アメリカ合衆国代表に選出された[4]
シーズンでは、42セーブを記録し、ナショナルリーグ最多セーブとなった。

2010年は更に安定感を増し、6勝1敗47セーブ、防御率1.93、セーブ成功率94%(両リーグトップ)を記録。最多セーブこそブライアン・ウィルソンに1つ及ばず逃したが、投球内容が評価され、MLBから最優秀救援投手として表彰された[5]

2011年5月3日、41セーブ機会連続成功となり、トレバー・ホフマンの持つ球団記録に並んだ。この年は奪三振率が低下したものの、3年連続で40セーブの大台を突破。オフにFAとなった。

マーリンズ時代

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2011年12月2日に3年2700万ドルの契約でマイアミ・マーリンズへ移籍した[6]

2012年は序盤からセーブ失敗を繰り返し、後半戦は抑えから外された。

ダイヤモンドバックス時代

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2012年10月20日にオークランド・アスレチックスも含めた三角トレードによってアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[7]

2013年はシーズン開幕前の2月27日に第3回WBCアメリカ合衆国代表に選出された事が発表され[8]、代表入りし[9]2大会連続2度目の選出となった。

レイズ時代

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2013年12月3日、ダイヤモンドバックス、シンシナティ・レッズタンパベイ・レイズ間の三角トレードでレイズに移籍[10]

2014年は開幕ロースター入り。13試合に登板し、1勝1敗、防御率7.27と安定せず、5月4日にDFAとなった[11]。5月10日に放出された。

オリオールズ傘下時代

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2014年5月17日、ボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ[12]

ヤンキース傘下時代

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2014年6月13日、ニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ[13]。6月24日に、解雇された[14]

現役引退

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2014年12月22日、ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ[15]。しかし、開幕前の2015年3月23日に解雇され、3月24日に現役引退を表明した[16]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2004 NYM 17 0 0 0 0 0 2 0 1 .000 94 24.1 22 5 6 0 0 27 0 0 9 9 3.33 1.15
2005 42 0 0 0 0 1 3 0 4 .250 206 46.2 56 3 13 3 1 43 0 1 30 29 5.59 1.48
2006 22 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 166 37.0 51 6 11 2 0 35 1 0 25 21 5.11 1.68
2007 SD 81 0 0 0 0 6 4 2 34 .600 363 93.2 60 3 30 1 2 102 4 0 21 21 2.02 0.96
2008 74 0 0 0 0 6 6 0 23 .500 324 78.0 66 5 28 4 3 71 2 0 31 31 3.58 1.21
2009 68 0 0 0 0 6 4 42 0 .600 278 69.2 54 3 24 1 0 79 4 0 21 21 2.71 1.12
2010 67 0 0 0 0 6 1 47 0 .857 287 70.0 56 1 28 3 1 86 1 0 17 15 1.93 1.20
2011 64 0 0 0 0 3 4 43 0 .429 256 62.2 51 4 21 2 0 51 8 0 20 17 2.44 1.15
2012 MIA 73 0 0 0 0 4 5 19 13 .444 286 63.2 70 5 29 3 2 59 2 0 38 36 5.09 1.56
2013 ARI 69 0 0 0 0 5 2 15 8 .714 287 65.2 74 12 16 1 3 72 4 0 30 30 4.11 1.37
2014 TB 13 0 0 0 0 1 1 0 0 .500 88 17.1 24 1 8 1 4 12 1 0 16 14 7.27 1.85
MLB:11年 590 0 0 0 0 38 32 168 83 .543 2635 628.2 584 48 214 21 16 637 27 1 258 244 3.49 1.27
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル

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表彰

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記録

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背番号

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  • 19 (2004年 - 2006年)
  • 30 (2007年 - 同年途中)
  • 21 (2007年途中 - 2013年)
  • 13 (2014年)

代表歴

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脚注

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  1. ^ 1993 DRAFT TRACKER” (英語). MLB.com. July 16, 2023閲覧。
  2. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2009』廣済堂出版、2009年、461頁頁。ISBN 978-4-331-51370-5 
  3. ^ Brock, Corey (2009年1月20日). “Padres sign Bell to close in 2009” (英語). MLB.com. 2009年6月11日閲覧。
  4. ^ 2009 Tournament Roster[リンク切れ] WBC公式サイト英語 2015年3月25日閲覧
  5. ^ 米大リーグ最優秀救援投手にベル 6勝1敗47セーブ, 47NEWS, 2010年10月14日閲覧
  6. ^ Bowden, Jim(2011-12-02). Marlins get proven leader in Heath Bell, ESPN.com(英語). 2011年12月7日閲覧
  7. ^ D'Backs Acquire Heath Bell In Three-Team Deal
  8. ^ Team USA final roster for WBC announced[リンク切れ] USABaseball.com (2013年2月22日) 2015年3月27日閲覧
  9. ^ 2013 Tournament Roster[リンク切れ] WBC公式サイト 英語 2015年3月25日閲覧
  10. ^ Ryan Hanigan, Heath Bell traded to Rays in three-way deal CBS SPORTS
  11. ^ Bill Chastain (May 4, 2014). “Bell DFA'd; Karns up then back down for Rays”. MLB.com. May 5, 2014閲覧。
  12. ^ Robert Falkoff (May 17, 2014). “Veteran reliever Bell inks Minors deal with O's”. MLB.com. May 19, 2014閲覧。
  13. ^ Yankees sign Heath Bell to minor league deal
  14. ^ Whiteside, Texeira, Slowey, Bell, Schlereth
  15. ^ Nats, reliever Bell agree on Minor League dealThe Official site of The Washington Nationals (2014年12月22日) 2014年12月23日閲覧
  16. ^ Bell's final toll: Longtime closer elects to retire MLB.com Corey Brock 英語 (2015年3月24日) 2015年3月25日閲覧

外部リンク

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