マジックキャッスル (競走馬)
マジックキャッスル | ||||||
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2021年ヴィクトリアマイル | ||||||
欧字表記 | Magic Castle[1] | |||||
香港表記 | 魔法城堡 | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牝[1] | |||||
毛色 | 鹿毛[1] | |||||
生誕 | 2017年3月3日(7歳)[1] | |||||
登録日 | 2019年6月6日 | |||||
抹消日 | 2022年8月21日 | |||||
父 | ディープインパクト[1] | |||||
母 | ソーマジック[1] | |||||
母の父 | シンボリクリスエス[1] | |||||
生国 | 日本(北海道千歳市)[1] | |||||
生産者 | 社台ファーム[1] | |||||
馬主 | (有)社台レースホース[1] | |||||
調教師 | 国枝栄(美浦)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 17戦2勝[1] | |||||
獲得賞金 | 1億9983万1000円 | |||||
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マジックキャッスル(欧字名:Magic Castle、2017年3月3日 - )は、日本の競走馬[1]。2021年の愛知杯の勝ち馬である。
馬名の意味は、魔法の城。
戦績
[編集]2歳(2019年)
[編集]7月13日福島の新馬戦(芝1200m)で戸崎圭太を背にデビュー。中団追走から鋭く脚を伸ばすとミコハーンに4馬身差をつけ1番人気に応える[2]。9月29日中山のサフラン賞(1勝クラス)では好位追走から直線で一旦は先頭に立つもマルターズディオサにクビ差かわされ2着[3]。重賞初挑戦となった11月2日のファンタジーステークスでは道中後方追走から直線で懸命に追い上げるもレシステンシアの2着に終わり、2歳シーズンを終える[4]。
3歳(2020年)
[編集]2月15日のクイーンカップから始動。後方追走から直線追い込んでくるもクビ差届かずまたもや2着[5]。4月12日の桜花賞では終始後方のまま見せ場なく12着大敗。5月24日の優駿牝馬でも5着に敗れた。 秋に入り、9月12日の紫苑ステークスは中団から追い上げてきたが4着と惜敗。10月18日の秋華賞では10番人気での出走となり、レースではデアリングタクトをマークする形で中団後方を追走し、最後の直線で鋭く脚を伸ばし2着に入った[6]。レース後は休養に入った。
4歳(2021年)
[編集]1月16日の愛知杯に2番人気で出走。中団のやや後ろで脚を溜めると最後の直線では先に抜け出したランブリングアレーをクビ差差し切って重賞初制覇を果たした[7]。続く阪神牝馬ステークスでは道中後方追走から直線で馬場のインを突いてくるもデゼルの2着となった[8]。5月16日のヴィクトリアマイルでは中団追走から脚を伸ばすもグランアレグリアの3着と敗れた。その後、8月1日のクイーンステークスに1番人気で出走。好位追走から最後の直線で先頭に立つも、後方から追い込んできたテルツェットに交わされて2着となった。10月16日の府中牝馬ステークスでは1番人気に推されるも見せ場なく15着と大敗した。
5歳(2022年)
[編集]5歳初戦として連覇がかかった愛知杯に出走するも9着。その後も惨敗が続き、7月31日のクイーンステークス13着が最後のレースとなった。2022年8月21日付けでJRA競走馬登録を抹消され現役を引退した。引退後は北海道千歳市の社台ファームで繁殖牝馬となる[9]。
競走成績
[編集]以下の内容は、JBISサーチ[10]およびnetkeiba.com[11]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2019. 7.13 | 福島 | 2歳新馬 | 芝1200m(良) | 16 | 7 | 13 | 1.8 (1人) | 1着 | 1:10.3(34.8) | -0.7 | 戸崎圭太 | 54 | (ミコハーン) | 424 | |
9.29 | 中山 | サフラン賞 | 1勝 | 芝1600m(良) | 9 | 5 | 5 | 4.2 (2人) | 2着 | 1:34.3(34.2) | 0.0 | 戸崎圭太 | 54 | マルターズディオサ | 432 |
11. 2 | 京都 | ファンタジーS | GIII | 芝1400m(良) | 15 | 7 | 12 | 4.4 (1人) | 2着 | 1:20.9(34.6) | 0.2 | 戸崎圭太 | 54 | レシステンシア | 428 |
2020. 2.15 | 東京 | クイーンC | GIII | 芝1600m(良) | 14 | 6 | 9 | 5.8 (4人) | 2着 | 1:34.0(33.4) | 0.0 | S.フォーリー | 54 | ミヤマザクラ | 430 |
4.12 | 阪神 | 桜花賞 | GI | 芝1600m(重) | 18 | 7 | 13 | 24.4 (4人) | 12着 | 1:37.6(37.8) | 1.5 | 浜中俊 | 55 | デアリングタクト | 424 |
5.24 | 東京 | 優駿牝馬 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 6 | 12 | 107.6(14人) | 5着 | 2:24.8(33.4) | 0.4 | 浜中俊 | 55 | デアリングタクト | 422 |
9.12 | 中山 | 紫苑S | GIII | 芝2000m(稍) | 18 | 1 | 2 | 9.9 (6人) | 4着 | 2:02.3(35.2) | 0.2 | 浜中俊 | 54 | マルターズディオサ | 422 |
10.18 | 京都 | 秋華賞 | GI | 芝2000m(稍) | 18 | 6 | 12 | 56.9(10人) | 2着 | 2:00.8(35.5) | 0.2 | 大野拓弥 | 55 | デアリングタクト | 432 |
2021. 1.16 | 中京 | 愛知杯 | GIII | 芝2000m(良) | 18 | 8 | 18 | 6.3 (2人) | 1着 | 1:58.7(35.4) | -0.0 | 戸崎圭太 | 54 | (ランブリングアレー) | 444 |
4.10 | 阪神 | 阪神牝馬S | GII | 芝1600m(良) | 12 | 4 | 4 | 4.3 (2人) | 2着 | 1:32.0(32.4) | 0.0 | 大野拓弥 | 54 | デゼル | 430 |
5.16 | 東京 | ヴィクトリアM | GI | 芝1600m(良) | 18 | 1 | 1 | 14.7 (5人) | 3着 | 1:31.7(33.5) | 0.7 | 戸崎圭太 | 55 | グランアレグリア | 434 |
8. 1 | 函館 | クイーンS | GIII | 芝1800m(良) | 12 | 5 | 6 | 2.4 (1人) | 2着 | 1:47.9(35.6) | 0.1 | 戸崎圭太 | 56 | テルツェット | 434 |
10.16 | 東京 | 府中牝馬S | GII | 芝1800m(良) | 18 | 7 | 13 | 3.7 (1人) | 15着 | 1:46.8(34.5) | 1.2 | 戸崎圭太 | 54 | シャドウディーヴァ | 444 |
2022. 1.15 | 中京 | 愛知杯 | GIII | 芝2000m(良) | 16 | 1 | 2 | 7.6 (4人) | 9着 | 2:01.6(34.5) | 0.6 | C.ルメール | 56 | ルビーカサブランカ | 452 |
4. 9 | 阪神 | 阪神牝馬S | GII | 芝1600m(良) | 12 | 8 | 12 | 5.5 (4人) | 5着 | 1:33.2(33.6) | 0.4 | 浜中俊 | 54 | メイショウミモザ | 442 |
5.15 | 東京 | ヴィクトリアM | GI | 芝1600m(良) | 18 | 2 | 4 | 38.6(11人) | 17着 | 1:33.5(33.9) | 1.3 | 戸崎圭太 | 55 | ソダシ | 442 |
7.31 | 札幌 | クイーンS | GIII | 芝1800m(良) | 14 | 4 | 5 | 28.8(10人) | 13着 | 1:48.8(34.4) | 1.0 | 浜中俊 | 57 | テルツェット | 434 |
繁殖成績
[編集]馬名 | 生年 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 厩舎 | 戦績 | |
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初仔 | マジックキャッスルの2024 | 2024年 | 牝 | 鹿毛 | ナダル |
- 2024年9月26日現在
血統表
[編集]マジックキャッスルの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 ディープインパクト 2002 鹿毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ウインドインハーヘアWind in Her Hair 1991 鹿毛 |
Alzao | Lyphard | ||
Lady Rebecca | ||||
Burghclere | Busted | |||
Highclere | ||||
母 ソーマジック 2005 鹿毛 |
*シンボリクリスエス 1999 黒鹿毛 |
Kris S. | Roberto | |
Sharp Queen | ||||
Tee Kay | Gold Meridian | |||
Tri Argo | ||||
母の母 *スーアXua 1997 鹿毛 |
Fairy King | Northern Dancer | ||
Fairy Bridge | ||||
Bold Starlet | Precocious | |||
Cadasi | ||||
母系(F-No.) | スーア(IRE)系(FN:16-f) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Hail to Reason 4×5=9.38%、Northern Dancer 5×4=9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
- 母ソーマジックは2008年アネモネステークス勝ち馬で桜花賞3着。
- 半弟ソーヴァリアント(父オルフェーヴル)は2021年・2022年チャレンジカップ勝ち馬。
- 半妹ソーダズリング(父ハーツクライ)は2024年京都牝馬ステークス勝ち馬[15]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n “マジックキャッスル|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “【2歳新馬】福島6R マジックキャッスルが早め追い上げ快勝”. サンケイスポーツ. (2019年7月13日) 2021年7月14日閲覧。
- ^ “【サフラン賞】武豊マルターズディオサが未勝利戦からの連勝決める”. サンケイスポーツ. (2019年9月29日) 2021年7月14日閲覧。
- ^ “【ファンタジーS】レシステンシアが押し切りデビュー2連勝/JRAレース結果”. netkeiba.com. (2019年11月2日) 2021年7月14日閲覧。
- ^ “【デイリー杯クイーンC】ミヤマザクラ重賞初V!いざ桜へ 福永は反省「負担かけた」”. netkeiba.com. (2020年2月15日) 2021年7月14日閲覧。
- ^ “【秋華賞】マジックキャッスル 国枝師も納得の2着”. netkeiba.com. (2020年10月18日) 2021年7月15日閲覧。
- ^ “【愛知杯】魔法の末脚炸裂!マジックキャッスルV”. サンケイスポーツ. (2021年1月16日) 2021年7月15日閲覧。
- ^ “【サンスポ杯阪神牝馬S】マジックキャッスルはクビ差及ばず2着 大野「勝ち馬とは枠順の差」”. サンケイスポーツ. (2021年4月10日) 2021年7月15日閲覧。
- ^ “マジックキャッスルが競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2022年8月21日). 2022年8月21日閲覧。
- ^ "競走成績:全競走成績|マジックキャッスル". JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2021年7月14日閲覧。
- ^ "マジックキャッスルの競走成績". netkeiba. ネットドリーマーズ. 2021年7月14日閲覧。
- ^ a b “血統情報:5代血統表|マジックキャッスル”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年10月9日閲覧。
- ^ a b c “マジックキャッスルの血統表”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2021年10月9日閲覧。
- ^ “マジックキャッスル - Magic Castle - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2021年1月21日閲覧。
- ^ ソーダズリングJBISサーチ、2024年2月17日閲覧