マンハッタン・トランスファー・デビュー!
『マンハッタン・トランスファー・デビュー!』 | ||||
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マンハッタン・トランスファー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ニューヨーク アトランティック・レコーディング・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース | アーメット・アーティガン、ティム・ハウザー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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マンハッタン・トランスファー アルバム 年表 | ||||
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『マンハッタン・トランスファー・デビュー!』(原題:The Manhattan Transfer)は、アメリカ合衆国のジャズ・コーラス・グループ、マンハッタン・トランスファーが1975年にアトランティック・レコードから発表した、2作目のスタジオ・アルバム。グループはデビュー・アルバム『ジューキン』(1971年)発表後に一度解散したが、当時のメンバーの一人ティム・ハウザーはグループを再編し、最終的にはローレル・マッセー、ジャニス・シーゲル、アラン・ポールといった新メンバーを迎えて本作で再デビューした[6]。
反響・評価
[編集]アメリカでは総合アルバム・チャートのBillboard 200で33位に達して、グループ初の全米トップ40アルバムとなり、シングル「オペレイター」はBillboard Hot 100で22位を記録した[3]。リリースから12年後の1987年10月には、RIAAによりゴールドディスクの認定を受けた[5]。
イギリスでは1976年にシングル「タキシード・ジャンクション」が全英シングルチャートで26位を記録し、1977年には本作も全英アルバムチャートで49位に達した[4]。スウェーデンのアルバム・チャートでは1975年12月26日から1976年2月16日まで5回(10週)トップ60入りし、当時は最高24位だったが、1977年にも再度ヒットして、同年4月8日付のチャートで最高11位を記録した[2]。
リチャード・S・ギネルはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「当時としても古臭く、とりわけ、後にマンハッタン・トランスファーが驚くべき成長を遂げることを知っている聴き手も、度を越して感傷的ではないぐらいにしか感じられないだろう」「計算高く、新鮮さも初々しさもない」と評している[1]。
収録曲
[編集]- タキシード・ジャンクション - "Tuxedo Junction" (Erskine Hawkins, William Johnson, Buddy Feyne, Julian Dash) - 3:06
- スウィート・トーキング・ガイ - "Sweet Talking Guy" (Doug Morris, Elliot Greenberg) - 2:28
- オペレイター - "Operator" (William Spivery) - 3:13
- キャンディ - "Candy" (Mack David, Joan Whitney, Alex Kramer) - 3:30
- グロリア - "Gloria" (Esther Navarro) - 3:00
- クラップ・ユア・ハンズ - "Clap Your Hands" (Ira Newborn, The Manhattan Transfer) - 2:57
- ザット・キャット・イズ・ハイ - "That Cat Is High" (J. M. Williams) - 2:54
- 親船に乗った気で - "You Can Depend on Me" (Earl Hines, Charles Carpenter, Louis Dunlap) - 3:33
- ブルー・シャンペン - "Blue Champagne" (Frank Ryerson, Grady Watts, Jimmy Eaton) - 2:24
- ジャヴァ・ジャイヴ - "Java Jive" (Milton Drake, Ben Oakland) - 2:47
- オカペラ - "Occapella" (Allen Toussaint) - 3:07
- ハーツ・デザイアー - "Heart's Desire" (Hugh X. Lewis, George Cox, James Dozier, Ralph Ingram, Bernard Purdie) - 2:36
参加ミュージシャン
[編集]アディショナル・ミュージシャン
- アイラ・ニューボーン - ギター、アレンジ、音楽監督
- ジェリー・フリードマン - ギター(on #3, #6, #11)
- ドン・グロルニック - ピアノ(on #1, #3, #4, #7, #9, #12)、クラビネット(on #2, #11)、エレクトリックピアノ(on #6)
- リチャード・ティー - オルガン(on #3)、エレクトリックピアノ(on #11)
- マレー・ウェインストック - ピアノ(on #8)、オルガン(on #2, #5)
- アンディ・ムソン - ベース(#10を除く全曲)
- ロイ・マーコウィッツ - ドラムス( #10を除く全曲)
- ダニエル・ベン・ゼブロン - コンガ(on #11)
- マイク・ロッド - テナー・サクソフォーン・ソロ(on #1)
- マイケル・ブレッカー - テナー・サクソフォーン・ソロ(on #3)
- ズート・シムズ - テナー・サクソフォーン・ソロ(on #8)
- ジーン・オルロフ - コンサートマスター(on #6, #12)
ホーン・セクション
- アラン・ルービン、ボブ・マッコイ、ジョン・ファディス、マーキー・マーコウィッツ、マーヴィン・スタム、メル・デイヴィス、ランディ・ブレッカー - トランペット
- アラン・ラフ、ガーネット・ブラウン、ミッキー・グレイヴァイン、ポール・フォーリース、クエンティン・ジャクソン、ウェイン・アンドレ - トロンボーン
- デイヴィッド・サンボーン、ジョージ・ドーシー、ジョージ・ヤング、ハーヴェイ・エストリン、ジェリー・ドジオン - アルト・サクソフォーン
- フィル・ボドナー - アルト・サクソフォーン、クラリネット
- フランク・ヴィカリ、マイケル・ブレッカー、マイク・ロッド - テナー・サクソフォーン
- セルダン・パウエル - テナー・サクソフォーン、クラリネット
- ウォーリー・ケイン - クラリネット
脚注
[編集]- ^ a b c Ginell, Richard S. “The Manhattan Transfer - The Manhattan Transfer - Album”. AllMusic. 2024年12月21日閲覧。
- ^ a b swedishcharts.com - The Manhattan Transfer - The Manhattan Transfer
- ^ a b “The Manhattan Transfer - Awards”. AllMusic. 2016年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月21日閲覧。
- ^ a b MANHATTAN TRANSFER songs and albums | full Official Chart History
- ^ a b “Gold & Platinum”. RIAA. 2024年12月21日閲覧。
- ^ Collar, Matt. “The Manhattan Transfer Songs, Albums, Reviews”. AllMusic. 2024年12月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- マンハッタン・トランスファー・デビュー! - Discogs (発売一覧)