コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ミハエル・ブリークモレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミハエル・ブリークモレン
ブリークモレン(2011年)
基本情報
国籍 オランダの旗 オランダ
出身地 アムステルダム
生年月日 (1949-10-02) 1949年10月2日(75歳)
F1での経歴
活動時期 1977年-1978年
所属チーム RAM, ATS
出走回数 5 (1スタート)
タイトル 0
優勝回数 0
表彰台(3位以内)回数 0
通算獲得ポイント 0
ポールポジション 0
ファステストラップ 0
初戦 1977年オランダグランプリ
最終戦 1978年カナダグランプリ
基本情報
NASCAR Whelen Euro Seriesでの経歴
デビュー 2019
所属 Team Bleekemolen
車番 69/70
出走回数 13
優勝回数 0
ポールポジション 0
ファステストラップ 0
シリーズ最高順位 12th (2019)
テンプレートを表示

ミハエル・ブリークモレンMichael Bleekemolen, 1949年10月2日 - )は、オランダアムステルダム出身のレーシングドライバー

経歴

[編集]

1971年に入門カテゴリーフォーミュラ・Vee 1300オランダ選手権に参戦。1975年からオランダ・フォーミュラ・フォード1600に参戦、1976年にチャンピオンを獲得する。

1977年、母国グランプリであるF1オランダGPRAMチームのシートを獲得し、F1にスポット参戦の機会を得たが、マーチ・761を使用して参戦する小さなチームであるRAMの体制には問題があり、予選不通過に終わる。翌1978年第13戦オランダGPからドイツATSチームのシートを得てHS1に乗り4つのグランプリに参戦したが、マシンの戦闘力はなくオランダGPではチームメイトでキャリアを持つヨッヘン・マスと共に予選落ち。予選を通過できたのはワトキンス・グレンで行われた第15戦アメリカGP1戦のみとなり、これが彼にとって唯一のF1グランプリ決勝参戦となった。25番グリッドからスタートしたレースは、オイルリークの発生により44周目にリタイヤした。なお、このグランプリでATSのチームメイトはケケ・ロズベルグであった。

1978年からフォーミュラ3に戻り、1978年のヨーロッパ・フォーミュラ3選手権で3度のポールポジション、1勝を挙げランキング5位を獲得。この年はF1とヨーロッパF2選手権にもスポット参戦しており、同一シーズンにF3、F2、F1と異なる3カテゴリーのフォーミュラに参戦した。1979年のヨーロッパ・フォーミュラ3選手権ではチャンピオンとなったアラン・プロストに次ぐランキング2位を獲得する。1981年にイギリスF3選手権に開幕から参戦するが、シーズン途中で活動資金に問題が生じ、8月にドイツF3選手権第8戦ゾルダーに個人資金で参戦し2位を獲得したのを最後にレース活動を一旦休止する。

プロカー・BMW・M1シリーズへの参戦を経て、1982年よりワンメイクのルノー・5ターボ・ユーロカップでルノー・オランダの主力として活躍。1984年に同シリーズ2勝を挙げランキング2位となった。1985年よりルノー・アルピーヌV6 ヨーロッパシリーズに参戦。以後ルノーのドライバーとして参戦し続け、1992年のルノー・クリオインターナショナルカップランキング2位、2001年のクリオ・ルノースポーツカップランキング5位など長く活躍を続けた。

1978年に誕生した息子のセバスチャン・ブリークモレン英語版と、1981年に生まれたジェロエン・ブリークモレンもレーシングドライバーになり、家族経営のチーム・ブリークモレンで活躍している[1]NASCAR・ウェレン・ユーロシリーズ英語版に参戦し、エリート2クラスのNo.69フォードマスタングで参戦する。

自身も年齢が70代に入って以後も現役レーサーとして参戦し続けており[2]、2022年は同シリーズにシボレー・カマロで参戦し、ランキング20位となった[3]

レース戦績

[編集]

F1

[編集]
チーム シャシー エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 WDC ポイント
1977 RAM / F&S Properties 761 コスワース V8 ARG BRA RSA USW ESP MON BEL SWE FRA GBR GER AUT NED
DNQ
ITA USA CAN JPN NC 0
1978 F&S Properties / ATSレーシングチーム HS1 コスワース V8 ARG BRA RSA USW MON BEL ESP SWE FRA GBR GER AUT NED
DNQ
ITA
DNQ
USA
Ret
CAN
DNQ
NC 0

ヨーロッパ・フォーミュラ2選手権

[編集]
チーム シャシー エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 Pos. Pts
1978年 Fred Opert Racing シェブロン・B42 ハート THR HOC NÜR PAU MUG VLL ROU DON NOG
DNQ
PER
Ret
MIS HOC NC 0

ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権

[編集]
エントラント シャシー エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 Pos. Pts
1978年 シェブロン・カーズ Ltd. シェブロン・B43 トヨタ・2T-G ZAN
2
NÜR
4
ÖST
2
ZOL
3
IMO
8
NÜR
Ret
DIJ
5
MNZ
DNQ
PER
1
MAG
Ret
KNU
8
KAR DON KAS JAR
7
VLL 5位 78
1979年 ロジャーヘヴンス・レーシング ラルト・RT1 VLL ÖST
3
ZOL
Ret
MAG
5
DON
DNQ
ZAN
Ret
PER
3
2位 28
マーチ・793 MNZ
18
KNU
3
KIN
2
JAR
8
KAS
9
1980年 ミハエル・ブリークモレン ラルト RT1 NÜR
8
ÖST
6
ZOL
4
MAG ZAN
10
LAC
MUG
MNZ
MIS KNU SIL JAR KAS ZOL 15位 4
1981年 Bertram Schafer Racing ラルト RT3 VLL NÜR DON ÖST ZOL MAG LAC ZAN
10
SIL CET MIS KNU JAR IMO MUG NC 0

イギリス・フォーミュラ3選手権

[編集]
チーム シャシー エンジン タイヤ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 順位 ポイント
1981年 バロン・レーシング ラルト RT3 トヨタ 2T-G A SIL
4
THR
3
SIL
5
MAR
8
THR
5
THR
9
SNE SIL CAD SIL* SIL BRH SIL MAR OUL SIL OUL SIL SNE THR 10位 11
  • * : ヨーロッパF3選手権との合同レース

NASCAR

[編集]

ウェインユーロ・シリーズ

[編集]
NASCAR Whelen Euroシリーズ–エリート2の結果
チーム 番号 メーカー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 NWES
2019年 チーム・ブリークモレン 69 フォード VAL
10
VAL
14
FRA
18
FRA
28
BRH
7
BRH
20
MOS
14
MOS
13
VEN
10
HOC
14
HOC
17
12位 371
70 ZOL
10
ZOL
20

脚注

[編集]
  1. ^ Team Bleekemolen joins NASCAR Whelen Euro Series”. hometracks.nascar.com. NASCAR Media Group, LLC.. 19 February 2019閲覧。
  2. ^ BLEEKEMOLENS RACE PLANET Euro Nascar公式ウェブサイト 2022年
  3. ^ 72.MICHAEL BLEEKEMOLEN Euro Nascar公式ウェブサイト 2022年

外部リンク

[編集]