メイク・アップ (映画)
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メイク・アップ | |
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監督 | 中原俊 |
脚本 | 神波史男 |
原作 | 若一光司『海に夜を重ねて』 |
製作 | 田中寿一、結城良煕 |
出演者 |
烏丸せつこ 尾美としのり |
音楽 | 市川都 |
撮影 | 森勝 |
編集 | 冨田功 |
配給 | ニュー・センチュリー・プロデューサーズ |
公開 | 1987年4月25日 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『メイク・アップ』は、1987年4月25日公開の日本映画。監督は中原俊。主演は烏丸せつこ。
解説
[編集]映画自体は1985年に完成するも、なかなか日の目を見ず[1]。製作した田中プロダクションは、同時期に『俺たちの行進曲』と本作と二本の未公開映画を抱え、苦境に立たされた[1]。
1987年になって新文芸坐の「発掘ロードショー」で公開された。
脚本はクレジット上は神波史男であるが、その他に周防正行・水谷俊之・磯村一路・西岡琢也などが関わっており、監督の中原も手を入れたため、最終的には誰がどの部分を書いたか分からない状態となった(DVD解説より)。
あらすじ
[編集]三十路間際のストリッパー・マミ(烏丸せつこ)は、マネージャーもつけずに一人で旅回りをしている。マミは大阪の劇場で、住み込みで下働きをしている知的障害を抱える少年・民夫(尾美としのり)と出会う。身寄りもなく周囲から差別されていた民夫をマミは旅に誘う。やがてマミを姉のように慕い始める民夫。大阪・徳島・下関と楽しい旅はしばらく続いたが、ある日、博多の劇場で民夫がたちの悪い踊り子に絡まれてしまう。深く傷ついた民夫は心を閉ざしがちになり、その頃を境に2人の関係に陰りが見え始める。
キャスト
[編集]- マミ
- 演 - 烏丸せつこ
- 三十路間際のストリッパー。民夫を旅に誘う。
- 民夫
- 演 - 尾美としのり
- 知的障害を抱える少年。マミと一緒に旅回りをする。亡き父親との思い出がこもった小石を大切にしている。
- 晴美
- 演 - 吉行和子
- マミの先輩ストリッパー。マミと徳島で再会した際には年下のマネージャー・明と籍を入れている。
- ファンシー美希
- 演 - 亜湖
- ストリッパー。博多の劇場で民夫を部屋に連れ込んだ末、マミと取っ組み合いの喧嘩になる。
- ララ
- 演 - 山本奈津子
- ストリッパー。
- ローザ
- 演 - 春やすこ
- ストリッパー。大阪の劇場で通帳を盗まれたと主張し、民夫を疑う。
- 美子
- 演 - 岡本麗
- スナックのママ。民夫の将来を案じたマミから職探しを依頼される。
- 明
- 演 - 小林稔侍
- 晴美の年下の夫・兼マネージャー。
- 津島
- 演 - 木之元亮
- カメラマン。マミの昔の恋人。
- 河井
- 演 - 小坂一也
- 海辺の温泉街の劇場の支配人。
- 京子
- 演 - 浅川奈月
- 河井の幼い娘。民夫と仲良くなる。
- マネージャー
- 演 - ふとがね金太
- シルビアのマネージャー。
- 客
- 演 - 筑紫哲也
- 長野
- 演 - 三谷昇
- 大阪の劇場の投光係。身寄りのない民夫を見かねて劇場に連れて来た。
- 賄いのおばさん
- 演 - 正司花江
- 大阪の劇場の従業員。民夫のことを差別しない。
- 久枝
- 演 - 春川ますみ
- マミの母親。リウマチで療養中。娘とは折り合いが悪い。