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モロオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社モロオ
種類 株式会社
本社所在地 札幌市中央区北3条西15丁目1番地の50
設立 1949年
事業内容

医薬品、検査試薬、健康食品、OA機器の卸売販売

コンピューターシステム・ソフト開発および販売
代表者 代表取締役会長  師尾 純一
代表取締役副会長 師尾 仁
代表取締役社長  師尾 忠和
資本金 8億円
売上高 1,138億円(2022年度実績)
従業員数 602名(2023年3月末時点)
外部リンク https://www.moroo.co.jp/
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株式会社モロオは主として医薬品の卸売を行う会社である。かつては「株式会社師尾薬房(もろおやくぼう)」として北海道旭川市流通団地2条4-18に本社を置いていた。

概要

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  • 創業者の師尾護道は、明治19年新潟県北浦原郡水原村で生まれ、明治31年11歳のときに叔父(母親の弟)斉藤弘輔を頼って札幌に来た。
  • 明治38年9月東京薬学校を卒業し「北辰病院」に一年間勤務した後「丸一斉藤薬輔・旭川支店」(清水省三郎医院の跡地)に勤務。大正初期に不況から経営に行き詰まり店舗を買い取り「丸一師尾薬輔」開店。
  • 荒瀧實医師の企画から「北海製薬株式会社」を設立し「ジゴリン」「ガスペシン」「ガストール」を製造販売し利益を得る。
  • 昭和初期にハンス・ウォルフ商会(日本代理店・兵庫県神戸市)の「ユーハー」という体温計を北海道地区では「丸一斉藤」「丸二谷黒」「丸一師尾」にて独占販売する。当時の体温計は、国産では「柏木検温器」「ヘンミ体温計」が出ていたが、一般家庭にはほとんど普及していなかった。「ユーハー」を道内に普及させた。
  • 「柏木検温器」は山口県防府市の「柏木薬店」の店主・柏木幸助が開発したものであり「ホームセンタージュンテンドー」の創業者の渡邉文市が勤務していた。
  • 創業時から「第一製薬」の第一特約店となっていた。
  • 丸一斉藤」からののれん分けで「丸二谷黒」(後の谷黒太陽堂)「丸一師尾」が設立されている

会社概要(1976年)

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  • 資本金 8,000万円
  • 代表取締役社長  師尾 守泰
  • 代表取締役専務  師尾 直邦
  • 代表取締役常務  師尾 方巳・久保源三

会社概要(2006年)

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  • 本社所在地:北海道札幌市中央区北3条西15丁目1-50
  • 資本金 8億円
  • 売上高 1020億円(2005年度実績)
  • 代表者 代表取締役社長  師尾 仁
  • 従業員数 557名 (2006年3月末現在)

沿革

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  • 1917年4月7日「丸一斉藤」の旭川支店を、師尾護道(初代)が譲り受け旭川区1条目右7号にて「丸一師尾薬房」(旭川区丸一薬局と呼ばれていた)
  • 1920年2月「北海製薬株式会社」設立
  • 1920年7月「ジゴワリン」製造販売開始
  • 1923年12月11日出資金5,000円で「合名會社丸一師尾薬局」と商号変更
  • 1931年3月22日護道(初代)の急逝に伴い「合名會社師尾薬局」解散。 長男・守一が護道(二代)を襲名。
  • 1931年3月22日「丸一師尾薬房」として営業継続
  • 1932年4月「合名會社師尾薬房」発足・本社を旭川市1条7丁目右6号に移転
  • 1942年9月「アミカイン注射」製造販売開始
  • 1949年3月9日 資本金300万円で「株式会社師尾薬房」設立
  • 1950年8月「札幌出張所」開設
  • 1951年11月 本社の薬品倉庫新築
  • 1956年10月28日「札幌出張所」焼失
  • 1959年12月8日「師尾商事」設立
  • 1961年3月11日 護道(二代)が脳溢血で急逝、弟・守泰が社長に就任。
  • 1962年11月「滝川営業所」設立
  • 1963年5月「室蘭営業所」開設
  • 1964年7月「釧路営業所」設立
  • 1965年5月「帯広連絡所」開設
  • 1965年9月「株式会社旭川臨床検査センター」設立
  • 1965年10月「白崎薬品株式会社」(函館)と業務提携
  • 1966年2月21日「商品センター」新築
  • 1966年2月21日「札幌本部」新設
  • 1966年7月「岩見沢連絡所」設立 (1973年4月営業所に改組。翌年11月新築移転)
  • 1967年11月「株式会社北海道臨床検査センター」発足
  • 1968年3月「帯広連絡所」廃止
  • 1967年11月9日 札幌支店(北海道札幌市中央区3条西15丁目)を新築し同時にコンピューターを導入する
  • 1969年6月「北見連絡所」(1973年4月営業所に改組)、「苫小牧連絡所」開設(1972年10月営業所に改組)
  • 1971年9月25日旭川本社を新築移転
  • 1972年11月「滝川営業所」を新築移転
  • 1973年5月「帯広営業所」開設
  • 1973年11月「函館営業所」開設
  • 1976年10月「小樽営業所」開設
  • 1977年10月「株式会社モロオ」に商号変更
  • 1978年9月 オンラインシステム開始
  • 1978年10月「釧路営業所」新築移転
  • 1978年12月「札幌東営業所」開設
  • 1979年12月「帯広営業所」新築
  • 1980年7月本社・支店・営業所・連絡所をオンライン化
  • 1981年4月「札幌北営業所」「中央営業所」開設
  • 1982年2月「株式会社岩堀商店」(釧路)から営業権譲受
  • 1982年3月「東洋薬品株式会社」(函館)から営業所譲受
  • 1982年4月「札幌西営業所」設立
  • 1983年4月「旭川営業所」を「旭川第一営業所」「旭川第二営業所」に分割
  • 1983年10月「札幌東営業所」を「札幌東営業所」と「白石営業所」に分割
  • 1984年2月「谷黒太陽堂株式会社」(小樽)から営業権譲受
  • 1984年4月「旭川薬粧営業所」、「札幌薬粧営業所」を開設
  • 1985年2月「北海製薬株式会社」(旭川)から営業権譲受
  • 1985年10月「函館営業所」を「函館第一営業所」「函館第二営業所」「函館第三営業所」に分割
  • 1985年10月「札幌南営業所」開設
  • 1986年7月 メディカルショップ「ふれあいの輪・札幌中央店」(札幌市)開設
  • 1986年10月「札幌豊平営業所」開設
  • 1986年12月「滝川営業所」新築移転
  • 1987年9月「苫小牧営業所」「北見営業所」新築移転
  • 1988年1月 「大谷地物流センター」開設
  • 1992年10月 「石狩物流センター」開設
  • 1996年6月 「株式会社メディソフト」設立
  • 2000年3月 「仙台業務センター」開設
  • 2001年10月 札幌市中央区北3条西15丁目1-50に本社移転
  • 2001年11月 「札幌東営業所」・「豊平営業所」新築移転
  • 2002年2月 「コールセンター」開設
  • 2003年4月「SAFE」に加盟
  • 2004年6月 「オーロラ・ケアネット株式会社」設立
  • 2005年10月 本社「ANNEX1」に移転
  • 2006年11月名古屋の医薬品卸「シーエス薬品」と一般用医薬品での業務提携

師尾薬房の支店・営業所(1976年)

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  • 旭川本社   北海道旭川市流通団地2条4-18
  • 札幌支店   札幌市中央区北3条西15
  • 滝川営業所  滝川市新町5-16-4
  • 釧路営業所  釧路市柳町2-1
  • 室蘭営業所  室蘭市寿町3-2-5
  • 苫小牧営業所 苫小牧市船見町1-1-12
  • 岩見沢営業所 岩見沢市大和3条5
  • 北見営業所  北見市三輪775
  • 帯広営業所  帯広市大通南22-6
  • 函館営業所  函館市昭和町448

モロオの支店・営業所(2006年)

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  • 本社      北海道札幌市中央区北3条西15丁目
  • 旭川支店    北海道旭川市流通団地2条4丁目
  • 札幌北営業所  北海道札幌市北区百合が原3丁目5-3
  • 札幌西営業所  北海道札幌市西区発寒13条14丁目1080-32
  • ヘルスケア受注 北海道旭川市流通団地2条4丁目
  • 留萌連絡所   北海道留萌市錦町1丁目5-6
  • 稚内出張所   北海道稚内市港2丁目7
  • 岩見沢営業所  北海道岩見沢市大和3条5丁目11
  • 小樽営業所   北海道小樽市信香町3-1
  • 帯広営業所   北海道帯広市大通南22丁目4
  • 北見営業所   北海道北見市卸町1丁目3-3
  • 釧路営業所   北海道釧路市入江町15-1
  • 滝川営業所   北海道滝川市流通団地2丁目3-1
  • 苫小牧営業所  北海道苫小牧市船見町1丁目1-8
  • 名寄営業所   北海道名寄市字徳田248-7
  • 函館支店    北海道函館市万代町20-3
  • 室蘭営業所   北海道室蘭市日の出町2丁目2-10
  • 大谷地物流センター 北海道札幌市白石区流通センター6丁目1-21
  • 石狩物流センター  北海道石狩市新港西1丁目
  • モロオ・小売部   北海道恵庭市戸磯347-4
  • 仙台業務センター  宮城県黒川郡大和町流通平4-1
  • ニセコ保養所    北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ318-3

主な取引メーカー(1976年)

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  • 三共
  • 第一製薬
  • 山之内製薬
  • 藤沢薬品
  • エーザイ
  • 日本新薬

関係会社(1976年)

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備考

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  • モロオのシンボルマークの「コズミック-エム」は、宇宙の広大の無辺な秩序・調和「Science」「Intelligence」「Health」「Culture」「Life」を意味する。