コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ヤマハ・RX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤマハ・RX50から転送)
ヤマハ・RX50
基本情報
排気量クラス 原動機付自転車
メーカー 日本の旗ヤマハ発動機
車体型式 4U5/4U6
エンジン 49 cm3 2サイクル
空冷ピストンリードバルブ・単気筒
内径×行程 / 圧縮比 40 mm × 39.7 mm / 7.4:1
最高出力 7.0ps/9,000rpm
最大トルク 0.57kgf・m/8,000rpm
乾燥重量 75 kg
車両重量 84 kg
テンプレートを表示

ヤマハ・RX(アールエックス)は、ヤマハ発動機が製造していたクルーザー(アメリカン)タイプのオートバイ50ccモデル(第一種原付)80ccモデル(第二種原付甲)がある。

1978年に発売されたXS650 Spacialをきっかけとして流行した「ホースバックライディング」すなわちアメリカンタイプのオートバイを、ヤマハは「スペシャル」タイプとして展開した[1]。ヤマハ・RXはこの流れを原付にまで広げたものである。

RX50スペシャル

[編集]

50ccモデルはRX50 Spacialとして1980年に発売された[1]GT50系のエンジンをベースとし、同クラスとしてはハイパワーな7.0馬力に設定された空冷2ストローク単気筒49ccエンジンを搭載する[2]。原付クラスとしては大柄な車体にパワフルなエンジン、タンデムシート風のロングシート後部には小物入れを装備するなど高い実用性を備えるとともに[2]、キャストホイール仕様(4U5型)とスポークホイール仕様(4U6型)との2タイプがラインナップされた[2]。1982年にはカラーリングとグラフィックを変更したニューモデルが投入されている[3]

また、その他のバリエーションとして、車体外装を黒色で統一した特別仕様車の「RX50ミッドナイトスペシャル」が存在する[4]

RX80スペシャル

[編集]
ヤマハ・RX80
基本情報
排気量クラス 小型自動二輪車
メーカー 日本の旗ヤマハ発動機
車体型式 5L6
エンジン 79 cm3 2サイクル
空冷ピストンリードバルブ・単気筒
最高出力 8.1ps/7,500rpm
最大トルク 0.78kgf・m/7,000rpm
乾燥重量 81 kg
テンプレートを表示

80ccモデルはRX80 Spacialとして1981年に発売された[5][4]GT80系のエンジンをベースとし、同クラスとしてはハイパワーな8.1馬力に設定された空冷2ストローク単気筒79ccエンジンを搭載する[4]。原付二種クラスとしては大柄な車体に、タンデム可能な段付きシートを装備しており[4]、キャストホイール仕様のみがラインナップされた。1982年にはカラーリングとグラフィックを変更したニューモデルが投入されている[3]

その他のRXシリーズ

[編集]
Yamaha RX135

RX100RX135RX180は、RD90をベースとした輸出専用の国外仕様モデルである。

  • RX100
  • RX135
  • RX185

脚注

[編集]
  1. ^ a b ヤマハニュース、1980年8月号、P.13
  2. ^ a b c 20世紀のアイアンホース達、P.192
  3. ^ a b ヤマハニュース、1982年3月号、P.23
  4. ^ a b c d 20世紀のアイアンホース達、P.197
  5. ^ ヤマハニュース、1981年3月号、P.15

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]