コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ヤマハ・XS650

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤマハ・XSから転送)
XS650(XS1-B)
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
車体型式 S650
エンジン S650型 653 cm3 
内径×行程 / 圧縮比 75 mm × 74 mm / 8.7:1
最高出力 53ps/7000rpm
最大トルク 5.5kg.m/6000rpm
車両重量 185 kg
      詳細情報
製造国 日本の旗 日本
製造期間 1970年-1971年
タイプ オートバイ
設計統括
デザイン 石山篤(GKデザイン)
フレーム 鋼管ダブルクレードル
全長×全幅×全高 2175 mm × 905 mm × 1135 mm
ホイールベース 1410 mm
最低地上高
シート高 810 mm
燃料供給装置 キャブレター (ミクニ製BS38)
始動方式 キック
潤滑方式 ウェットサンプ
駆動方式 チェーンドライブ
変速機 常時噛み合い式5速
サスペンション 正立テレスコピック
スイングアーム
キャスター / トレール 63° / 101 mm
ブレーキ ツーリーディングシュードラム
ドラム
タイヤサイズ 3.50-19
4.00-18
最高速度 185km/h以上
乗車定員 2人
燃料タンク容量 12.5 L
燃費 35 km/L
カラーバリエーション キャンディーグリーン、キャンディーオレンジ
本体価格
備考
先代
後継 ヤマハ・TX650
姉妹車 / OEM
同クラスの車
テンプレートを表示

ヤマハ・XS650(エックスエスろっぴゃくごじゅう)は、かつてヤマハ発動機が製造販売していたオートバイである。
ここではその後継モデルであるTX650XS650スペシャルについても述べる。また同じXSシリーズであるXS250、360、400、750、1100はここでは扱わない。

概要

[編集]

1969年当時東名高速道路の開通などにより、オートバイは大排気量・高速化の傾向があり、海外ではトライアンフ・ボンネビルBSA、国内ではスズキ・T500カワサキ・Wホンダ・ドリームCB750FOURなどの大排気量車が人気を博していた。この市場の流れに対応すべく、ヤマハが開発したのがXS650シリーズの最初のモデルであるスポーツ650XS1であった。トライアンフ・ボンネビルを参考にしたとされ、スリムでコンパクトな車体や軽快なフィーリング、手頃な価格などを目標とした。また、警視庁白バイとして採用されたこともあった。[1]

特徴

[編集]

エンジン

[編集]

スポーツ650XS1からXS650-Eまで用いられたS650はヤマハが初めて開発したオートバイ用4サイクルエンジンである。元々は2サイクルエンジンのみを製造していたヤマハであったが、トヨタ自動車と共同でトヨタ・2000GTトヨタ・7のエンジンを設計した縁もあり、トヨタのアドバイスを受けながら4ストロークエンジンの開発を進めた。型式はOHC空冷直立2気筒エンジンで、クランク位相は360°である。カウンターウェイト等がついていないため振動は大きく、対策として車体の多くの箇所にラバーマウントが多用されることとなった。出力特性は大きな谷などは無く、リニアな特性となっている。TX650以降は原動機型式を447としている。また、点火系統はXS650スペシャルまではポイント点火を採用しており、機械式自動進角装置を備えている。

キャブレター

[編集]

キャブレターミクニソレックス型ツインCVキャブレター、BS38が採用されている。ボア径は38mmだがTX650のIII型以降はBS34に変更され34mmとなっている。同じ名称でもモデルによって微妙な差異がある。

モデル一覧

[編集]

スポーツ650XS1

[編集]

1970年3月1日発売。1969年の東京モーターショーにて発表されたXSシリーズ最初のモデル。車両型式256。カラーバリエーションはキャンディーグリーンのみ。当時の新車価格は33万8千円。デザイン面においてはGKデザイン(現・GKダイナミックス)の石山篤が担当し、その流麗なスタイルは現在においても定評がある。発売当初からオイル漏れなどのトラブルに悩まされ、仕様変更は2500回以上にのぼったとされる。[2]そのため同じ車名でも製造された時期によって部品などの違いがある。650XS1は7000台ほどが生産され、発売されてから数ヶ月たらずで後述のマイナーチェンジモデルであるXS650に移行した。

XS650

[編集]

1970年9月発売。[3]650XS-1のマイナーチェンジモデル。カラーバリエーションはキャンディーオレンジ。フューエルタンクのラインのデザイン、タンクバッジを赤色から黒へ、スロットルワイヤーの取り出し角度、フロントフォークをアウタースプリング方式からインナースプリング方式へ、フォークブーツを撤去、エンジンの圧縮比が8.8:1から8.7:1へ引き下げられるなどの変更が行われた。0〜400m加速は13秒、最大登坂能力は26°としている。

XS650-E

[編集]

1971年8月発売。[4]XS650のマイナーチェンジモデル。車両型式306。カラーバリエーションはブリリアントレッド、パールイエローゴールド。当時の新車価格は35万5千円。フューエルタンクのラインのデザイン、リアサスペンションをカバー付きからカバー無しの物へ、リアステー・フロントフェンダーステーの形状、フロントの制動装置をドラムブレーキから対向シングルポットディスクブレーキへ、デコンプ機能付きセルモーターを搭載するなどの変更が行われた。セル始動の追加に伴いバッテリー容量がこれまでの5.5Ahから12Ahへ、エンジン左前方のロッカーアームカバーの形状が3本のボルトで留められた丸みを帯びた三角形から4本のボルトで留められた四角形で中央からケーブルの伸びたものへ変更された。

TX650

[編集]
  • TX650 - 1973年12月発売。車両型式447。XS650-Eからのフルチェンジモデル。エンジン型式も447へ変更された。カラーバリエーションはシナモンブラウンのみ。その他タンクをティアドロップ型へ(容量も15Lへ増大)、サイドカバーの"XS-650"のエンブレムが"OHC650"のシールへ、サイドモール撤去、インパネ周辺・灯火類の形状、マフラーの形状及び角度、デコンプ併用のレバー式セルからボタン式セルへ、フレーム剛性の向上などの変更が行われた。セル始動の方式が変わったため、このモデル以降のエンジン左前方のロッカーアームカバーはケーブルの無い四角形のものに変更された。1975年1月にサイドスタンド改良などのマイナーチェンジが行われている。[5]前期型と後期型が存在しており、トリップメーターの配置位置などが微妙に異なっている。
  • TX650(II) - 1975年10月発売。車両型式584。カラーバリエーションはセイジブラウン、スターブラック。ブローバイガス還元装置搭載などの変更を加えたマイナーチェンジモデル。
  • TX650(III) - 1977年3月発売。車両型式1T3。カラーバリエーションはマキシマルーン、インディゴブルー。ディスクブレーキポットが対向式から片押し式へ、フロントフォーク変更に伴いフォークオイルレベルも変更された。その他シート、タンクキャップ・インパネ形状の変更を加えたマイナーチェンジモデル。
  • TX650(最終型) - 1980年1月発売。車両型式4E3。カラーバリエーションはブラックレッドのみ。フルトランジスタ点火装置、ICレギュレータ、オイルレベル点検窓の追加や騒音対策などが行われたマイナーチェンジモデル。

XS650スペシャル

[編集]

1978年発売。車両型式2M1。カラーバリエーションはニューミッドナイトブルー、ビンテージバーガンディ。和製アメリカンブームの先駆けとなった車両で、XSシリーズの中では生産数が多い部類に入る。TX650をベースに段付きシートやチョッパーハンドルなどの外装を備えアメリカン風に仕立てあげたモデル。リアタイヤも18インチから16インチへ、エキゾーストパイプの形状も変更されマフラーはメガホン型になった。1979年5月にはマイナーチェンジを受け車両型式が3G5へ、キャストホイール・チューブレスタイヤ・フルトランジスタ点火装置の採用、キャブレターのボア径を38mmから34mmへ変更されるなどした。1980年3月に更にマイナーチェンジを行い車両型式を4E4へ変更。カラーバリエーションはブラックレッド、レガートマルーン。オイル点検窓の追加やグラブバー・シート等の形状の変更が行われた。これが国内でのXS650シリーズの最終型となった。

輸出モデル

[編集]

国内ではCB750Fourの登場などによって多気筒・ナナハン(750ccの意)などがトレンドとなっており販売が振るわなかったため、アメリカなどの海外の方がカラーバリエーションやラインナップ等が豊富な傾向にある。輸出に際しては国内モデルと名称、各パーツやカラーラインナップ等が変更されている。外見上ではヘッドライトカバー上部の速度警告灯、タンデムベルト、メインキーのパーキング位置が無いこと、フロントウィンカーがフロントフォークのトップに取り付けられていること、ハンドルグリップに樽状のものが使われていること、リアウィンカーのレンズと反射板が赤色であること、テールランプの形状が楕円形をしていること、メーターがマイル表示であることなどから見分けが付く(一部モデルでは国内と同仕様になっている為判別できない場合もある)。ここでの生産期間は日本の販売期間とは必ずしも一致しないので注意されたし。

車両名 車両型式 車体
番号
生産期間 乾燥
重量
タンク
容量
カラー 備考
XS 1 256 S650-000101~ S650-006686 1969年10月
~1970年7月
185 kg 12.5 L キャンディグリーン 69年末頃に工場生産されたものは全てアメリカ市場向けで、発売当初国内生産分の半数から7割強が輸出されていたとされる。国内仕様でいう650XS1。
XS 1 B 256 S650-007101~S650-25383 1970年8月
~1971年7月
185 kg 12.5 L キャンディオレンジ アメリカに向けて発売されたモデル。国内仕様でいうXS650。
XS 1 F 256 S650-007101~S650-25383 1970年8月
~1971年7月
185 kg 12.5 L キャンディオレンジ 欧州やカナダ、オーストラリア等に向けて発売されたモデル。一部保安部品が国内モデルと同仕様になっている。国内仕様でいうXS650。
XS 2 306 S 650-100101 1971年8月
~1972年7月
194 kg 12.5 L ブリリアントレッド(赤地に白ライン)
パールイエローゴールド
国内仕様でいうXS650-E。
Police (XS 1/1F/2) *** S650-****** 1970年~1973年 199 kg 12.5 L ヤマハブラック

ホワイト

日本、オーストラリア、イラン警察仕様。日本仕様は白塗装にヘッドライト一体型のメーター、前後バンパー、シングルシート、赤色灯、サイレンを装備。タンクラインとリヤフェンターステー、フロントウィンカー位置変更が施されている。イラン警察仕様は黒塗装に大型ウィンドスクリーンを備えている以外は日本仕様とほぼ同様で240台が納入された。[6]また、ロンドンにおいて白バイ仕様のXS2が確認されている[7]
TX 650 366 S 650-200101 1972年8月~1973年7月 195 kg 14.0 L メタリックフレークブルー
パールイエローゴールド
車両型式366(アメリカ、カナダ、オーストラリア等)及び車両型式476(ドイツを除く欧州)。サイドカバーやタンクのデザインがTX750のI型と同様の形状に変更された。また、TXの名を冠しているがセルはXS-2と同じレバー式である。国内仕様には該当する型式が存在しないが、XS650-Eが近い。
476 476-200101 1972年8月~
1973年7月
195 kg 14.0 L
TX 650 A 447 447-000101 1973年8月~
1974年7月
212 kg 15.0 L シナモンブラウン
ベガスグリーン
車両型式447(アメリカ、カナダ)。国内仕様のものとはフューエルタンクのラインのデザインが異なる。国内仕様でいうTX650。
XS 650 B  447 447-100101 1974年8月~
1975年7月
212 kg 15.0 L スパニッシュバーガンディメタリック
スターブラック
車両型式447(アメリカ)、533(欧州)。国内仕様でいうTX650シリーズにあたる。
533 447-500101
XS 650 C 584 447-200101 1975年8月~
1976年7月
212 kg 15.0 L ブリリアントレッド

フレンチブルー

車両型式584(アメリカ)、1E1(欧州)、1H1(フランス)。国内仕様でいうTX650(584)シリーズにあたる。
1E1 447-300101 ブリリアントレッド

シルバーダスト

スターブラック

1H1 1H1-000101
XS 650 D 1T3 447-700101 1976年8月~
1977年7月
212 kg 15.0 L バウンティフルブルー

マキシマルーン

車両型式1T3(アメリカ、カナダ)、1U3(欧州)、1V2(フランス)。国内仕様でいうTX650(1T3)シリーズにあたる。
1T3 447-400101
1U3 447-600101 217 kg 15.0 L バウンティフルブルー

クリスタルシルバー

1V2 1H1-100101
XS 650 E 2F0 2F0-000101 1977年8月~
1978年7月
212 kg 15.0 L スターブラック

スプルースグリーンメタリック

車両型式2F0(アメリカ)、2G6(カナダ、オーストラリア、中東)、1U3(欧州)、1V2(フランス)。国内に同名の車両があるが関係は無く、国内仕様でいうTX650シリーズにあたる。
2G6 447-800101
1U3 447-850101 217 kg 15.0 L ヤマハブラック

ビンテージバーガンディ

1V2 1H1-200101
XS 650
SE Special
2M0 2F0-100101 1977年8月~
1978年7月
210 kg 11.5 L ビンテージバーガンディ

ニューミッドナイトブルー

車両型式2M0(アメリカ)、2M1(カナダ)、2Y8(フランス)。2M0のみBS38キャブレターを装着。国内仕様でいうXS650スペシャルシリーズ(2M1)にあたる。
2M1 447-900101
2Y8 2Y8-000101
XS 650
E Special
3N0 2F0-250101 1977年8月~
1978年7月
210 kg 11.5 L ニューヤマハブラック 車両型式3N0(アメリカ)、3N1(カナダ)。XS650SEと同時発売。国内仕様でいうXS650スペシャルシリーズにあたる。
3N1 447-860101
XS 650 F 2F0 2F0–020101 1978年8月~
1979年7月
212 kg 15.0 L コバルトブルー

マキシマルーン

車両型式2F0(アメリカ)、26(カナダ、オーストラリア、中東)、1U3(欧州)、1V2(フランス)。国内仕様でいうTX650シリーズにあたる。
2G6 447-855101 スターブラック

スプルースグリーンメタリック

1U3 447-855101 217 kg 15.0 L ヤマハブラック

マキシマルーン

1V2 1H1-300101
XS 650
SF Special
2M0 2F0-150101 1977年8月~
1978年7月
210 kg 11.5 L カーマインレッド

ブラックゴールド

車両型式2M0(アメリカ)、2M1(カナダ)、3L1(欧州)。国内仕様でいうXS650スペシャルシリーズにあたる。
2M1 447-910101
3L1 3L1-000101 ブラックゴールド
XS 650
G Special
3G0 3G0-000101 1978年8月~
1979年7月
210 kg 11.5 L ブラックゴールド 車両型式3G0(アメリカ)。ヘッドランプカバーがクロームメッキされていない。後述のXS650SGの廉価版。国内仕様でいうXS650スペシャルシリーズにあたる。
XS 650
SG Special
3G1 3G5-000101 1979年8月~
1980年7月
210 kg 11.5 L ニューヤマハブラック

カーディナルレッド

車両型式3G1(アメリカ)、3U6(カナダ)、3W6(オーストラリア)。国内仕様でいうXS650スペシャルシリーズ(3G5)にあたる。
3U6 3U6-000101
3W6 3W6-000101 カーディナルレッド
XS 650
US Custom
4G7 3L1-020101 1979年8月~
1980年7月
210 kg 11.5 L ニューヤマハブラック

ニュールビーレッド

車両型式47(ヨーロッパ)、5E6(マイナーチェンジ版)。前述のXS650SGのヨーロッパ仕様。
5E6 3L1-040101 1980年8月~
1981年7月
ニューヤマハブラック

サファイアブルー

Police XS 650 1E5 1E5-000101 1977年8月~
1979年2月
216 kg 15.0 L ヤマハブラック

ホワイト

日本、オーストラリア、イラン、ポルトガル、アフリカ警察仕様。
XS 650
H Special
4N9 4N9-000101 1980年8月~
1981年7月
208 kg 11.5 L インディゴブルー

ニュールビーレッド

車両型式4N9(アメリカ)。後述のXS650SHの廉価版。国内仕様でいうXS650スペシャルシリーズにあたる。
XS 650
SH Special
4M4 4M4-000101 1980年8月~
1981年7月
208 kg 11.5 L ヤマハブラック

フロストシルバー

車両型式4M4(アメリカ)、4T6(カナダ)、5A9(オーストラリア)。カラーバリエーションはニューヤマハブラック、フロストシルバー。国内仕様でいうXS650スペシャル(4E4)にあたる。
4T6 4T6-000101
5A9 5A9-000101 フロストシルバー
XS 650 G/H 1U3 447-450101 1979年8月~
1981年7月
217 kg 15.0 L カーディナルレッド 車両型式1U3(欧州)、1V2(フランス)。国内仕様でいうTX650シリーズにあたる。
1V2 1H1-310101 1979年8月~
1981年7月
217 kg 15.0 L
XS 650 J 1U3 447-460101 1981年8月~
1982年7月
217 kg 15.0 L ブリリアントレッド 車両型式1U3(欧州)、1V2(フランス)。国内仕様でいうTX650シリーズにあたる。
1V2 1H1-315101
XS 650 J
Heritage Special
5V4 5V4-000101 1981年8月~
1982年7月
210 kg 11.5 L ニューヤマハブラック 車両型式5V4(アメリカ、カナダ)。スポークホイール仕様。国内仕様でいうXS650スペシャルシリーズにあたる。
XS 650 K
Heritage Special
5V4 5V4-000101 1982年8月~
1983年7月
210 kg 11.5 L ニューヤマハブラック

ニュールビーレッド

車両型式5V4(アメリカ、カナダ)。スポークホイール仕様。国内仕様でいうXS650スペシャルシリーズにあたる。
XS 650 SJ
Heritage Special
5V5 5V5-000101 1981年8月~
1982年7月
210 kg 11.5 L ニューヤマハブラック

ニュールビーレッド

車両型式5V5(アメリカ、カナダ)。キャストホイール仕様。国内仕様でいうXS650スペシャルシリーズにあたる。
XS 650 SK
Heritage Special
5V5 5V5-100101 1982年8月~
1983年7月
210 kg 11.5 L ニューヤマハブラック

レガートマルーン

車両型式5V5(アメリカ、カナダ)。キャストホイール仕様。国内仕様でいうXS650スペシャルシリーズにあたる。

トリビア

[編集]
  • 初代スポーツ650XS-1を開発するにあたり、4ストローク650ccエンジンと並行して2ストローク2気筒650ccエンジンも開発されていた。しかし現地市場調査の結果や排気音などを考慮した結果、重量車には4ストロークに分があると判断され、このエンジンを搭載したマシンが日の目を見ることはなかった。フィンなどの計算を行う以前の段階では、スズキ・T500以上に大きなエンジンだったという。

脚注

[編集]
  1. ^ http://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/collection/xs-1/story/ 4ストロークへの挑戦と試練
  2. ^ 『ヤマハXS650ファイル』 48ページ
  3. ^ 『ヤマハXS650ファイル』24ページ
  4. ^ 『ヤマハXS650ファイル』26ページ
  5. ^ 『ヤマハXS650ファイル』 190ページ
  6. ^ 『ヤマハニュースNo.95 1971年5月号 26ページ』 12ページ
  7. ^ 『ヤマハニュースNo.110 1972年8月号』 12ページ

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]