リヴィング・プルーフ (バディ・ガイのアルバム)
『リヴィング・プルーフ』 | ||||
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バディ・ガイ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | テネシー州ナッシュビル ブラックバード・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ブルース | |||
時間 | ||||
レーベル | ジャイヴ/シルヴァートーン | |||
プロデュース | トム・ハンブリッジ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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バディ・ガイ アルバム 年表 | ||||
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『リヴィング・プルーフ』(Living Proof)は、アメリカ合衆国のブルース・ミュージシャン、バディ・ガイが2010年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ガイは本作の「ステイ・アラウンド・ア・リトル・ロンガー」において、スタジオ録音では初となるB.B.キングとの共演を果たした[5]。また、「ホエア・ザ・ブルース・ビギンズ」にはカルロス・サンタナがゲスト参加した[5]。なお、サンタナは以前にも、ガイのアルバム『ブリング・エム・イン』(2005年)収録曲「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」において、ギターとプロデュースで参加している[6]。
反響・評価
[編集]アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では46位に達し、ガイのアルバムとしては初の全米トップ50入りを果たした[2]。また、『ビルボード』のブルース・アルバム・チャートでは自身3作目の1位獲得アルバムとなり[7]、トップ・ロック・アルバムでは最高10位を記録した[8]。
第53回グラミー賞では最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム賞を受賞し、自身6度目、7年ぶりのグラミー受賞を果たした[9]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「『リヴィング・プルーフ』のセールス・ポイントはやはり、年齢を重ねるごとに騒々しく、汚らしく、そしてとんでもなくなっていった、ガイ自身のギターである」と評している[10]。マーク・ケンプは2010年10月26日付の『ローリング・ストーン』誌のレビューで5点満点中3.5点を付け「焼け付くようなストラトキャスターの"Key Don't Fit"から、テレキャスターが鋭利に突き刺してくるタイトル曲まで、ガイがここ何年かの間に生み出してきたブルースの中でも、最高の曲が集められている」と評している[11]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「肝心なのはこの年齢にしてなお、ギターが炸裂していることで、ギラギラした音色はブルースというよりほぼロック」と評されている[12]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はトム・ハンブリッジとゲイリー・ニコルズの共作。12.はインストゥルメンタル[13]。
- 74イヤーズ・ヤング - "74 Years Young" - 4:34
- サンク・ミー・サムデイ - "Thank Me Someday" (Buddy Guy, Tom Hambridge) - 5:42
- オン・ザ・ロード - "On the Road" (Richard Fleming, Tom Hambridge) - 4:11
- ステイ・アラウンド・ア・リトル・ロンガー - "Stay Around a Little Longer" - 5:00
- キー・ドント・フィット - "Key Don't Fit" - 5:02
- リヴィング・プルーフ - "Living Proof" (T. Hambridge) - 3:45
- ホエア・ザ・ブルース・ビギンズ - "Where the Blues Begins" - 4:37
- トゥー・スーン - "Too Soon" (R. Fleming, B. Guy, T. Hambridge) - 3:26
- エヴリボディズ・ゴット・トゥ・ゴー - "Everybody's Got to Go" (R. Fleming, B. Guy, T. Hambridge) - 3:57
- レット・ザ・ドア・ノブ・ヒット・ヤ - "Let the Door Knob Hit Ya" (B. Guy, T. Hambridge) - 3:44
- ゲス・ホワット - "Guess What" (R. Fleming, T. Hambridge) - 5:44
- スカンキー - "Skanky" (B. Guy, T. Hambridge) - 4:16
参加ミュージシャン
[編集]- バディ・ガイ - ボーカル、ギター
- トム・ハンブリッジ - ドラムス(all songs)、タンブリン(on #3)、パーカッション(on #7)、バックグラウンド・ボーカル(on #7, #9)
- デヴィッド・グリソム - ギター(all songs)
- リース・ワイナンス - ピアノ(on #1, #2, #4, #5, #8)、ローズ・ピアノ(on #1, #4, #9)、ハモンドオルガン(on #3, #4, #6, #7, #9, #10, #11, #12)、クラビネット(on #3, #12)、ウーリッツァー・ピアノ(on #7)
- マーティ・サモン - ピアノ(on #10)
- マイケル・ローズ - ベース(on #1, #2, #3, #4, #7, #8, #9, #10, #11, #12)
- トミー・マクドナルド - ベース(on #5, #6)
- ジャック・ヘイル - トロンボーン(on #3)
- ウェイン・ジャクソン - トランペット(on #3)
- トム・マッギンリー - テナー・サクソフォーン(on #3)
- ウェンディ・モートン、ベッカ・ブラムレット - バックグラウンド・ボーカル(on #6, #7, #9)
ゲスト・ミュージシャン
脚注・出典
[編集]- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b “Buddy Guy Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2019年5月18日閲覧。
- ^ Buddy Guy - Living Proof - hitparade.ch
- ^ lescharts.com - Buddy Guy - Living Proof
- ^ a b Hall, Russell (2010年9月22日). “B.B. King Guests on New Buddy Guy Album”. Gibson. 2019年5月18日閲覧。
- ^ Buddy Guy - Bring 'Em In (CD, Album, Club Edition) | Discogs
- ^ “Buddy Guy Chart History - Blues Albums”. Billboard. 2019年5月18日閲覧。
- ^ “Buddy Guy Chart History - Top Rock Albums”. Billboard. 2019年5月18日閲覧。
- ^ “Buddy Guy - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2019年5月18日閲覧。
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Living Proof - Buddy Guy”. AllMusic. 2019年5月18日閲覧。
- ^ Kemp, Mark (2010年10月26日). “Living Proof”. Rolling Stone. 2019年5月18日閲覧。
- ^ “バディ・ガイ/リヴィング・プルーフ”. CDJournal. 音楽出版社. 2019年5月18日閲覧。
- ^ 日本盤CD (SICP-2970)歌詞カード