コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

リヴィング・プルーフ (バディ・ガイのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『リヴィング・プルーフ』
バディ・ガイスタジオ・アルバム
リリース
録音 テネシー州ナッシュビル ブラックバード・スタジオ[1]
ジャンル ブルース
時間
レーベル ジャイヴ/シルヴァートーン
プロデュース トム・ハンブリッジ英語版
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 46位(アメリカ[2]
  • 75位(スイス[3]
  • 126位(フランス[4]
  • バディ・ガイ アルバム 年表
    Skin Deep
    (2008年)
    リヴィング・プルーフ
    (2010年)
    グレイテスト・ヒッツ-シルヴァートーン・イヤーズ
    (2011年)
    テンプレートを表示

    リヴィング・プルーフ』(Living Proof)は、アメリカ合衆国ブルース・ミュージシャン、バディ・ガイ2010年に発表したスタジオ・アルバム

    背景

    [編集]

    ガイは本作の「ステイ・アラウンド・ア・リトル・ロンガー」において、スタジオ録音では初となるB.B.キングとの共演を果たした[5]。また、「ホエア・ザ・ブルース・ビギンズ」にはカルロス・サンタナがゲスト参加した[5]。なお、サンタナは以前にも、ガイのアルバム『ブリング・エム・イン』(2005年)収録曲「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」において、ギターとプロデュースで参加している[6]

    反響・評価

    [編集]

    アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では46位に達し、ガイのアルバムとしては初の全米トップ50入りを果たした[2]。また、『ビルボード』のブルース・アルバム・チャートでは自身3作目の1位獲得アルバムとなり[7]、トップ・ロック・アルバムでは最高10位を記録した[8]

    第53回グラミー賞では最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム賞を受賞し、自身6度目、7年ぶりのグラミー受賞を果たした[9]

    Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「『リヴィング・プルーフ』のセールス・ポイントはやはり、年齢を重ねるごとに騒々しく、汚らしく、そしてとんでもなくなっていった、ガイ自身のギターである」と評している[10]。マーク・ケンプは2010年10月26日付の『ローリング・ストーン』誌のレビューで5点満点中3.5点を付け「焼け付くようなストラトキャスターの"Key Don't Fit"から、テレキャスターが鋭利に突き刺してくるタイトル曲まで、ガイがここ何年かの間に生み出してきたブルースの中でも、最高の曲が集められている」と評している[11]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「肝心なのはこの年齢にしてなお、ギターが炸裂していることで、ギラギラした音色はブルースというよりほぼロック」と評されている[12]

    収録曲

    [編集]

    特記なき楽曲はトム・ハンブリッジとゲイリー・ニコルズの共作。12.はインストゥルメンタル[13]

    1. 74イヤーズ・ヤング - "74 Years Young" - 4:34
    2. サンク・ミー・サムデイ - "Thank Me Someday" (Buddy Guy, Tom Hambridge) - 5:42
    3. オン・ザ・ロード - "On the Road" (Richard Fleming, Tom Hambridge) - 4:11
    4. ステイ・アラウンド・ア・リトル・ロンガー - "Stay Around a Little Longer" - 5:00
    5. キー・ドント・フィット - "Key Don't Fit" - 5:02
    6. リヴィング・プルーフ - "Living Proof" (T. Hambridge) - 3:45
    7. ホエア・ザ・ブルース・ビギンズ - "Where the Blues Begins" - 4:37
    8. トゥー・スーン - "Too Soon" (R. Fleming, B. Guy, T. Hambridge) - 3:26
    9. エヴリボディズ・ゴット・トゥ・ゴー - "Everybody's Got to Go" (R. Fleming, B. Guy, T. Hambridge) - 3:57
    10. レット・ザ・ドア・ノブ・ヒット・ヤ - "Let the Door Knob Hit Ya" (B. Guy, T. Hambridge) - 3:44
    11. ゲス・ホワット - "Guess What" (R. Fleming, T. Hambridge) - 5:44
    12. スカンキー - "Skanky" (B. Guy, T. Hambridge) - 4:16

    参加ミュージシャン

    [編集]

    ゲスト・ミュージシャン

    脚注・出典

    [編集]
    1. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    2. ^ a b Buddy Guy Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2019年5月18日閲覧。
    3. ^ Buddy Guy - Living Proof - hitparade.ch
    4. ^ lescharts.com - Buddy Guy - Living Proof
    5. ^ a b Hall, Russell (2010年9月22日). “B.B. King Guests on New Buddy Guy Album”. Gibson. 2019年5月18日閲覧。
    6. ^ Buddy Guy - Bring 'Em In (CD, Album, Club Edition) | Discogs
    7. ^ Buddy Guy Chart History - Blues Albums”. Billboard. 2019年5月18日閲覧。
    8. ^ Buddy Guy Chart History - Top Rock Albums”. Billboard. 2019年5月18日閲覧。
    9. ^ Buddy Guy - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2019年5月18日閲覧。
    10. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Living Proof - Buddy Guy”. AllMusic. 2019年5月18日閲覧。
    11. ^ Kemp, Mark (2010年10月26日). “Living Proof”. Rolling Stone. 2019年5月18日閲覧。
    12. ^ バディ・ガイ/リヴィング・プルーフ”. CDJournal. 音楽出版社. 2019年5月18日閲覧。
    13. ^ 日本盤CD (SICP-2970)歌詞カード