コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ルディ・サーゾ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルディ・サーゾ
Rudy Sarzo
ルディ・サーゾ(2012年)
基本情報
出生名 Rodolfo Maximiliano Sarzo Lavieille Grande Ruiz Payret y Chaumont
生誕 (1950-11-18) 1950年11月18日(74歳)
 キューバ ハバナ
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジャンル ヘヴィメタル
担当楽器 ベース・ギター
活動期間 1978年 - 現在
共同作業者 クワイエット・ライオット
オジー・オズボーン
ホワイトスネイク
ディオ
公式サイト www.rudysarzo.com

ルディ・サーゾRudy Sarzo1950年11月18日 - )は、キューバ生まれ、アメリカ合衆国育ちのベーシストアニメーター。実弟は、ハリケーンのギタリスト、ロバート・サーゾ

来歴

[編集]

1950年にキューバハバナで生まれ、1961年にアメリカ合衆国へ移住する。最初はアコースティック・ギターを弾き始め、1967年頃からベースに転向。

1978年にクワイエット・ライオットに参加してアルバムを制作(演奏はしていない)するも、日本でのみ発売というローカルなものであった。1981年3月、親友ランディ・ローズの推薦によりオジー・オズボーンのバンドに加入し、名を広める。アルバム『ダイアリー・オブ・ア・マッドマン』に伴うツアーの模様は後に『トリビュート〜ランディ・ローズに捧ぐ』として、さらにブラック・サバスの楽曲ばかりを演奏した『悪魔の囁き』として残っている。

1982年9月にバンドを脱退してクワイエット・ライオットに戻る。この時に発表したアルバム『メタル・ヘルス〜ランディ・ローズに捧ぐ〜』は600万枚を売り、ビルボード・ポップ・チャートで初登場1位を獲得した初めてのヘヴィメタル・バンドとなった。続く『コンディション・クリティカル』でも300万枚の大ヒットとなった。

1987年4月にトミー・アルドリッジと共にホワイトスネイクの一員となって『白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス』のビデオとアルバムをサポートするツアーに参加、華やかなステージ・パフォーマンスは当時のロック・シーンに合致し、大きな人気を得ることになった。続く『スリップ・オブ・ザ・タング』の制作に参加し、これもマルチ・プラチナに輝く大ヒットとなる。しかしツアー後にバンドは崩壊し、グレイテスト・ヒッツ発売に伴うツアーが終了した1994年9月にホワイトスネイクは完全に解散する(のちの再結成には関与せず)。この頃、ホワイトスネイクの元メンバーやロン・ヤングと共にマニック・エデンを結成し、アルバムを1枚発表。

1997年5月にクワイエット・ライオットの再結成に参加してアルバム『アライブ・アンド・ウェル』『Guilty Pleasures』の制作、さらに2003年8月までツアーを行う。

2004年2月にはイングヴェイ・マルムスティーンのバンド、ライジング・フォースに参加し、アルバム『アタック!!』に伴うアメリカ・ツアーに参加する。終了後の4月にはディオに参加してツアーで世界を回る。その後はブルー・オイスター・カルトにも参加した。2011年にはクリス・インペリテリ(インペリテリ)、スコット・トラヴィス(ジューダス・プリーストレーサーX)、マイク・ヴェセーラ(元ラウドネス)等と共にアニメタルUSAに参加しアルバムをリリース、ファンを驚かせた。同年「LOUDPARK'11」に出演している。

2021年8月、約18年ぶりにクワイエット・ライオットへ復帰[1]。同年11月に米バージニア州ウッドフォードにて、復帰後初ライブが行われた[2]

現在もバンドに在籍するかたわら、3Dアニメーターとしても活動している。

ディスコグラフィ

[編集]

クワイエット・ライオット

[編集]

オジー・オズボーン

[編集]

ホワイトスネイク

[編集]

ディオ

[編集]

その他

[編集]
  • マース (M.A.R.S. = MacAlpine/Aldridge/Rock/Sarzo) : 『ドライヴァー』 - Project Driver (1986年)
  • マニック・エデン : 『マニック・エデン』 - Manic Eden (1994年)
  • マイケル・アンジェロ・ベティオ : Hands Without Shadows (2005年) ※「Tribute to Randy」に参加
  • マーカス・グロスコフズ・ベースインヴェイダーズ : 『ヘルベースビーターズ』 - Hellbassbeaters (2008年)
  • ティム・リッパー・オーウェンズ : 『プレイ・マイ・ゲーム』 - Play My Game (2009年)
  • アニメタルUSA : 『アニメタルUSA』 - Animetal USA (2011年)
  • アニメタルUSA : 『アニメタルUSA W』 - Animetal USA W (2012年)
  • クイーンズライク : 『フリークエンシー・アンノウン』 - Frequency Unknown (2013年)
  • Devil City Angels : Devil City Angels (2015年)[3]
  • ディー・メタル・スターズ : 『メタル・ディズニー』 - Metal Disney (2016年)
  • エイドリアン・ラッソ : Frozen In Time (2017年)
  • ゲス・フー : The Future Is What It Used To Be (2018年)
  • ア・ニュー・リヴェンジ : Enemies & Lovers (2019年)[4]
  • ヴィニー・ムーア : Soul Shifter (2019年) - ゲスト参加[5]
  • ヴァンデンバーグ : 2020 (2020年) - ゲスト参加[6]

著作

[編集]
  • 『オフ・ザ・レイルズ』(飯村淳子訳、バーン・コーポレーション、ISBN 978-4-401-70162-9) クワイエット・ライオット、オジー・オズボーン・バンドでランディ・ローズと過ごした日々を中心とした自伝

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]