ル・コルス級フリゲート
ル・コルス級フリゲート (E-50型) | |
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基本情報 | |
艦種 | 高速護衛艦(Escorteurs Rapide) |
命名基準 | フランスの地方行政区画 |
就役期間 | 1955年 - 1976年 |
前級 | 米キャノン級 / 英リバー級 |
次級 | ル・ノルマン級 (E-52型) |
要目 | |
基準排水量 | 1,250トン |
満載排水量 | 1,702トン |
全長 | 99.7メートル (327 ft) |
垂線間長 | 95.0メートル (311.7 ft) |
最大幅 | 10.3メートル (34 ft) |
吃水 | 4.3メートル (14 ft) |
ボイラー | 2缶 |
主機 | 蒸気タービン×2基 |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 20,000 shp |
速力 | 28ノット (52 km/h) |
航続距離 | 4,000海里 (15kt巡航時) |
乗員 | 174名 |
兵装 |
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レーダー |
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ソナー |
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電子戦・ 対抗手段 | ARBR-10 電波探知装置 |
ル・コルス級フリゲート(フランス語: frégate de classe Le Corse)は、フランス海軍が運用していたフリゲートの艦級[1]。E-50型高速護衛艦(Escorteurs rapide de type E50)とも称される[2]。
設計
[編集]本級はフランス海軍が初めて建造した船団護衛艦であり、アメリカ海軍のディーレイ級護衛駆逐艦に強い影響を受けている。ただし艤装を含めて、細部の技術的には、従来のフランス軍艦の延長線上として建造された。船型はディーレイ級と同じ平甲板型で、艦尾形状をトランサム・スターンとしたのも同級に倣ったものである。当初はイギリス式の高いラティス式の前檣が予定されていたが、まもなく、ラティス式に支持された三脚檣に変更された。速力は26ノットと計画されていたが、海上公試ではこれを平均で3ノット上回る性能を示した。もっとも優れた燃費を示す巡航速度は14ノットであった[1]。
当初計画では、対潜兵器は01甲板前方に装備された3連装長魚雷発射管4基のみであり、その後方には3発ずつの再装填用魚雷を収容した弾薬庫が配される予定であった。魚雷の再装填は発射口から行われることになっていた。また当初設計では、60口径57mm連装砲2基に加えて、第二次世界大戦中のドイツ軍の規格である105mm口径の艦砲が搭載される予定だったが、105mm砲の開発中止と対空砲火力強化の必要から、まもなくこれは3基目の57mm連装砲に取って代わられた。これらを統制する方位盤は2番砲直前の中部甲板室上に設置され、また艦橋直前に射撃指揮所が設定された。また設計の最終段階で、新たな対潜兵器としてMle.54 6連装375mm対潜ロケット発射機が追加された。余裕がなかったために、これは方位盤の直前に配置されたが、射界は大きく制約された。なお「ル・ブレストワ」は、1958年に3番砲を新型の100mm自動砲であるMle.53に換装して、運用試験に従事したが、これはまもなく艦隊の標準的な艦砲となった[1]。
配備
[編集]まず2隻が1949年度計画で、また1950年度計画でもさらに2隻が認可された。なお最初の3隻の建造費はアメリカ合衆国の相互防衛援助計画(MDAP)によって賄われた[1]。
# | 艦名 | 起工 | 就役 | 除籍 |
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F 761 | ル・コルス Le Corse |
1951年10月 | 1955年4月 | 1975年 |
F 762 | ル・ブレストワ Le Brestois |
1951年11月 | 1956年1月 | |
F 763 | ル・ブーロンネ Le Boulonnais |
1952年3月 | 1955年8月 | 1976年 |
F 764 | ル・ボルドレ Le Bordelais |
1952年5月 | 1955年4月 |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d Gardiner 1996, p. 116.
- ^ Moore 1975, p. 120.
参考文献
[編集]- Gardiner, Robert (1996), Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995, Naval Institute Press, ISBN 978-1557501325
- Moore, John E., ed. (1975), Jane's Fighting Ships 1974-1975, Watts, ASIN B000NHY68W