ヴァルナ (小惑星)
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ヴァルナ 20000 Varuna | |
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仮符号・別名 | 2000 WR106 |
分類 | 太陽系外縁天体 |
軌道の種類 | エッジワース・ カイパーベルト (キュビワノ族) |
発見 | |
発見日 | 2000年11月28日 |
発見者 | R. マクミラン (スペースウォッチ) |
軌道要素と性質 元期:2010年7月23日 (JD 2,455,400.5) | |
軌道長半径 (a) | 42.904 AU |
近日点距離 (q) | 40.494 AU |
遠日点距離 (Q) | 45.313 AU |
離心率 (e) | 0.056 |
公転周期 (P) | 281.03 年 |
平均軌道速度 | 4.53 km/s |
軌道傾斜角 (i) | 17.19 度 |
近日点引数 (ω) | 266.74 度 |
昇交点黄経 (Ω) | 97.30 度 |
平均近点角 (M) | 101.76 度 |
前回近日点通過 | 1931年頃 |
次回近日点通過 | 2212年頃 |
物理的性質 | |
直径 | 874 - 1,060 km |
質量 | ~5.9 ×1020 kg |
平均密度 | ~1 g/cm3 |
表面重力 | 0.15 m/s2 |
脱出速度 | 0.39 km/s |
自転周期 | 3.17 / 6.34 時間 |
絶対等級 (H) | 3.7 |
アルベド(反射能) | 0.038 |
表面温度 | ~43 K |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
ヴァルナ[1] (20000 Varuna) は、将来的に準惑星(冥王星型天体)に分類される可能性がある太陽系外縁天体の一つ。2000年に発見されたが、1953年に撮影された写真に写っていたことが分かっている。名前はインド神話の神ヴァルナに由来する。
ヴァルナの性質については、あまりよく分かっていない。光度変化のグラフから、自転周期は3.17時間か6.34時間とみられている。後者は、光度変化の一周期中に2本のピークが現れるとした場合の値である。密度はおよそ1g/cm3であり、水とほぼ同じである。
熱測定と光学測定の組み合わせにより、直径は 900-1,000km 前後と推定されている。
2013年1月9日、ヴァルナがふたご座にある15.9等級の恒星3UCAC 233-089504の星食が発生した。太陽系外縁天体に分類される天体の星食が日本国内で観測されたのは初めて[2]。
出典
[編集]- ^ “全世界の観測成果 ver.2” (Excel). 薩摩川内市せんだい宇宙館 (2018年3月3日). 2019年3月11日閲覧。
- ^ 国内初、太陽系外縁天体が星を隠す瞬間をとらえた AstroArts