七面鳥 (モネ)
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フランス語: Les Dindons | |
作者 | クロード・モネ |
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製作年 | 1877年 |
種類 | 油彩、キャンバス |
寸法 | 174.5 cm × 172.5 cm (68.7 in × 67.9 in) |
所蔵 | オルセー美術館 |
『七面鳥』(しちめんちょう、仏: Les Dindons)は、1877年にフランスの画家、クロード・モネによって描かれた油彩の絵画。パリのオルセー美術館が所有している[1]。
概要
[編集]クロード・モネは1860年代末にサロンで落選した後、1874年の印象派展に『印象・日の出』などを出展するも、まだあまり画家としては有名ではなかった。1876年夏から秋にかけて、パトロンであったパリの百貨店経営者、エルネスト・オシュデが1870年から所有するモンジュロンの別荘ロッテンブール館に滞在した。モネはロッテンブール館の居間を飾るために、高さ175cmほどの4点の大作の制作を依頼された[2] 。そのうちの1点が『七面鳥』で、ロッテンブール館の大きな邸の庭で放し飼いにされている七面鳥が描かれ、後景には、ロッテンブール館が描かれている。パトロンのエルネスト・オシュデは百貨店の経営難により1877年に倒産し、絵画コレクションと邸は1878年に競売にかけられた。
その後、1947年に『七面鳥』はルーブル美術館に寄贈され、1986年からオルセー美術館で展示されている[1]。
4点の装飾的な作品を制作することで、装飾的な大作の構成の経験を積んだモネは1890年代からの『睡蓮』の連作をしている。
ロッテンブール館の部屋を飾るためにモネが描いた他の作品
[編集]-
『モンジェロンの池(Étang à Montgeron)』
エルミタージュ美術館 -
『モンジュロンの庭園の一角(Coin de Jardin à Montgeron)』
エルミタージュ美術館 -
『狩り(La Chasse)』
個人蔵
参考文献
[編集]- ^ a b オルセー美術館の収蔵品説明 2024年11月16日閲覧
- ^ « Sur les traces de Monet à Montgeron », sur leparisien.fr, 14 septembre 2007 (consulté le 1er janvier 2024)