三陸ジオパーク
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三陸ジオパーク(さんりくジオパーク、英: Sanriku Geopark)は、青森県・岩手県・宮城県の太平洋沿岸に広がる三陸海岸のうち、かつての陸中海岸国立公園等に所在する16市町村をテリトリーとするジオパークである。
2013年(平成25年)9月24日に日本ジオパークに認定された(ユネスコ世界ジオパークには未認定)。
テーマと特徴
[編集]テーマは、「五億年前からの時を刻み、今を生きる」である[1]。
2011年の東北地方太平洋沖地震により発生した津波などによる東日本大震災を背景に、「繰り返される災害に立ち向かい、将来に備える」ことが重視されている[2]。また、「地球規模の大地の成り立ち・変遷を知る・体感する」ことや、「豊かなジオの資源と人々の暮らし」も、三陸ジオパークの特徴とされている[2]。
沿革
[編集]- 2004年 - 国際連合教育科学文化機関(UNESCO; ユネスコ)が支援して「世界ジオパークネットワーク」が設立[3]。
- 2010年(平成22年)3月、岩手県内の太平洋沿岸13市町村の地域振興を目指し、岩手県が主導して「いわて三陸ジオパーク研究会」が発足[3]。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2015年(平成27年)
- 3月31日 - 南三陸金華山国定公園が三陸復興国立公園に編入。
- 11月17日 - 「ユネスコ世界ジオパーク」がユネスコの正式事業となった[3]。
主なジオサイト
[編集]日本ジオパークネットワークのウェブサイトでは、下記が「主な見どころ・おすすめジオサイト」とされている[2]。
構成自治体
[編集]以下の通りである[2]。
- 青森県
- 八戸市
- 階上町
- 岩手県
- 洋野町
- 久慈市
- 野田村
- 普代村
- 田野畑村
- 岩泉町
- 宮古市
- 山田町
- 大槌町
- 釜石市
- 住田町
- 大船渡市
- 陸前高田市
- 宮城県
- 気仙沼市
脚注
[編集]- ^ 三陸ジオパーク推進協議会. “三陸ジオパーク”. 2017年11月6日閲覧。
- ^ a b c d 日本ジオパークネットワーク. “三陸ジオパーク”. 2018年3月27日閲覧。
- ^ a b c d e 三陸の地質資源とジオパーク ~被災資料の救済と地質資源の活用~ (PDF) (日本技術士会東北本部応用理学部会「応用理学部会とうほく」 2016年5月13日)
- ^ a b 三陸復興国立公園の創設を核としたグリーン復興
- ^ 【お知らせ】三陸ジオパーク推進協議会が発足致しました。(ジオブログ)
- ^ 「あまちゃん」積極活用し、三陸ジオパーク認定目指す(AdverTimes 2013年9月18日)
- ^ 日本経済新聞社 (2013年9月25日). “三陸ジオパーク誕生 青森・岩手・宮城沿岸、南北300キロ”. 2017年11月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- 三陸ジオパーク - 三陸ジオパーク推進協議会
- 三陸ジオパーク推進協議会 (@sanrikugeo48) - X(旧Twitter)