下奥井駅
下奥井駅 | |
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駅全景(2006年9月) | |
しもおくい Shimookui | |
◄C29 奥田中学校前 (0.9 km) (0.8 km) 粟島(大阪屋ショップ前) C31► | |
所在地 | 富山県富山市下奥井 |
駅番号 | C30 |
所属事業者 | 富山地方鉄道 |
所属路線 | ■富山港線 |
キロ程 | 2.1 km(富山駅起点) |
電報略号 | シク(転換前) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
241[1]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 2006年(平成18年)4月29日* |
下奥井駅(しもおくいえき)は、富山県富山市下奥井2丁目にある、富山地方鉄道富山港線の駅である。駅番号はC30。
歴史
[編集]- 1927年(昭和2年)6月1日:富岩鉄道の駅として開業し、旅客の取扱を開始する[2][3]。
- 1930年(昭和5年):貨物の取扱を開始する[4]。
- 1941年(昭和16年)12月1日:富山電気鉄道富岩線の駅となる[5]。
- 1943年(昭和18年)
- 1946年(昭和21年)7月1日:集貨及び配達の取扱を開始する[8]。
- 1969年(昭和44年)10月1日:手荷物及び小荷物の配達取扱を廃止する[9]。
- 1972年(昭和47年)10月2日:旅客、手荷物、小荷物及び専用線発着車扱貨物を取扱う駅となる[10]。
- 1974年(昭和49年)10月1日:旅客、荷物及び専用線発着車扱貨物を取扱う駅となる[11]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:専用線発着車扱貨物の取扱を廃止する[12]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱を廃止する[13]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[3]。
- 2006年(平成18年)
- 2020年(令和2年)2月22日:富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併されることに伴い、再び富山地方鉄道の駅となる[14][15]。
駅構造
[編集]LRT化後
[編集]千鳥式ホーム2面1線の地上駅であり、下奥井踏切を挟んで上下ホームがある[16]。
ホームは低床ホームとなっており、旅客上屋等の設備が設けられている[17]。LRT化後の富山港線の各駅及び各停留場においては、各電停の旅客上屋壁面を「個性化壁」と称して駅周辺の文化や歴史を伝える意匠を施しているが、当駅においては山口久美子がデザインを手がけ、当駅旧駅舎がモチーフとなったイメージグラフィックが掲出されている[18]。当駅における個性化壁の協賛企業は、富山化学工業である[18]。
花壇が設置されており、近隣住民や富山県立富山聴覚総合支援学校の生徒、富山化学工業の社員等によって整備されている[19][20]。
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工事中の下奥井駅
(2006年3月)
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■富山港線 | 下り | 岩瀬浜方面 |
2 | 上り | 富山駅方面 |
※同じ線路を用いるため、「方面別のりば」となっている。
普通鉄道当時
[編集]単式ホーム1面1線をもつ地上駅であった[21]。かつては列車同士の行き違いが可能であり、相対式ホーム2面2線の構造を有していたが、撤去された[21][22]。
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JR時代の下奥井駅(2005年10月)
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ホーム(2006年1月)
貨物取扱
[編集]当駅における貨物取扱は、1982年(昭和57年)11月15日に廃止された[12]。廃止時には専用線発着車扱貨物に限定されており[11]、全盛期の1970年(昭和45年)度においては発着合計3万4821トンであったが、1981年(昭和56年)度には6295トンまで減少していた[23]。廃止後の貨物は富山駅か富山港駅で取扱うこととされた[23]。
1953年(昭和28年)10月10日付『鉄道公報』第1254号通報専用線一覧別表掲載中、当駅接続の専用線は次の通りであった[24]。
- 道益産業線(第三者使用:日本通運、動力:手押、作業粁程:0.2粁)
1970年(昭和45年)10月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった。
- 大谷製鉄線(通運事業者等:日本通運及び富山通運、動力:私有機関車、作業粁程:0.3粁、総延長粁程:0.4粁)
- 富山化学工業線(通運事業者等:富山通運、動力:手押、作業粁程:0.2粁、総延長粁程:0.3粁)
利用状況
[編集]『富山県統計年鑑』によると、当駅における各年度の一日平均乗車人員は以下の通りであった[25]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 414 |
1998年 | 371 |
1999年 | 336 |
2000年 | 296 |
2001年 | 296 |
2002年 | 219 |
2003年 | 196 |
2004年 | 198 |
2005年 | 209 |
年度 | 1日平均 乗降人員 |
---|---|
2013年 | 210 |
2014年 | 153 |
2015年 | 205 |
2016年 | 171 |
2017年 | 242 |
2018年 | 241 |
駅周辺
[編集]隣の駅
[編集]- 富山地方鉄道
- ■富山港線
- 奥田中学校前駅 (C29) - 下奥井駅 (C30) - 粟島(大阪屋ショップ前)駅 (C31)
かつて存在した路線
[編集]脚注
[編集]- ^ “富山県 駅乗降客数”. 2021年4月19日閲覧。
- ^ 鉄道省編、『昭和九年十二月十五日現在 停車場一覧』(261頁)、1935年(昭和10年)3月、川口印刷所出版部
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、162頁。ISBN 978-4-533-02980-6。ただし、同書に一般駅とあるにも拘らず、開業当初は旅客のみ取扱とした点は『ありがとう富山港線、こんにちはポートラム』(37頁)に従う。
- ^ 「ありがとう富山港線、こんにちはポートラム」編集委員会編、『ありがとう富山港線、こんにちはポートラム』(37頁)、2006年(平成18年)5月、TC出版
- ^ a b c 今尾恵介監修、『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 6号』(35頁)、2008年(平成20年)10月、新潮社
- ^ 今尾恵介監修、『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 6号』(35頁)、2008年(平成20年)10月、新潮社
- ^ a b 昭和18年鉄道省告示第119号(『官報』、1943年(昭和18年)5月25日、大蔵省印刷局)
- ^ 昭和21年運輸省告示第192号(『官報』、1946年(昭和21年)7月1日、大蔵省印刷局)
- ^ 昭和44年日本国有鉄道公示第309号(『官報』、1969年(昭和44年)10月1日、大蔵省印刷局)
- ^ 昭和47年日本国有鉄道公示第261号(『官報』、1972年(昭和47年)10月2日、大蔵省印刷局)
- ^ a b 昭和49年日本国有鉄道公示第208号(『官報』、1974年(昭和49年)9月12日、大蔵省印刷局)
- ^ a b 昭和57年日本国有鉄道公示第168号(『官報』、1982年(昭和57年)11月13日、大蔵省印刷局)
- ^ 昭和59年日本国有鉄道公示第174号(『官報』、1984年(昭和59年)1月30日、大蔵省印刷局)
- ^ “富山ライトレール、2月22日に富山地鉄が吸収合併”. 日本経済新聞. (2020年2月21日). オリジナルの2020年2月22日時点におけるアーカイブ。 2020年2月22日閲覧。
- ^ “富山駅南・北の路面電車 20年3月21日に接続 運賃210円”. 日本経済新聞. (2019年10月1日). オリジナルの2019年10月5日時点におけるアーカイブ。 2020年2月20日閲覧。
- ^ 川島令三編、『中部ライン 全線・全駅・全配線第7巻 富山・糸魚川・黒部エリア』(18及び85頁)、2010年(平成22年)10月、講談社
- ^ 室哲雄、「日本初の本格的なLRTの導入・その成果と今後の展開――富山県富山市――」、『IATSS review』第34巻2号所収、2009年(平成21年)8月、国際交通安全学会
- ^ a b 富山市監修・富山ライトレール記録誌編集委員会編、『富山ライトレールの誕生 日本的本格的LRTによるコンパクトなまちづくり』(86頁)、2007年(平成19年)9月、富山市
- ^ キバナコスモス見ごろ 富山ライトレール下奥井駅 - 2010年(平成22年)8月17日、北日本新聞社
- ^ 住民ら球根掘り ライトレール下奥井駅 - 2017年(平成29年)6月16日、北日本新聞社
- ^ a b 相賀徹夫、『国鉄全線各駅停車7 北陸・山陰510駅』(172頁)、1984年(昭和59年)1月、小学館
- ^ 志村隆編、『JR全線・全駅舎 西日本編(JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州』(103頁)、2004年(平成16年)4月、学習研究社
- ^ a b 「富山港線の下奥井、蓮町駅 貨物取扱を廃止 来月15日から」、『北日本新聞』(20面)、1982年(昭和57年)10月29日、北日本新聞社
- ^ 名取紀之・瀧澤隆久編、『RM POCKET 11 トワイライトゾ~ン・マニュアルⅣ』、1995年(平成7年)10月、ネコ・パブリッシング
- ^ 統計年鑑 - 富山県
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ)2011-2015年 uMap - 駅別乗降客数マップ 、2019年9月4日閲覧
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2020年9月15日閲覧
- ^ 富山県立富山ろう学校「平成21年度学校要覧」
参考文献
[編集]- 「ありがとう富山港線、こんにちはポートラム」編集委員会編 『ありがとう富山港線、こんにちはポートラム』 TC出版プロジェクト、2006年、ISBN 4-916181-21-2、32-34頁、61-62頁。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 下奥井駅 時刻予定表 (PDF) - 富山地方鉄道
- 下奥井駅 - 西日本旅客鉄道