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競輪場前駅 (富山県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
競輪場前駅
駅舎(2018年1月)
けいりんじょうまえ
Keirinjō-mae
C37 東岩瀬 (0.6 km)
(0.4 km) 岩瀬浜 C39
地図
所在地 富山県富山市岩瀬池田町
北緯36度45分26.9秒 東経137度14分1.9秒 / 北緯36.757472度 東経137.233861度 / 36.757472; 137.233861座標: 北緯36度45分26.9秒 東経137度14分1.9秒 / 北緯36.757472度 東経137.233861度 / 36.757472; 137.233861
駅番号 C38
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 富山港線
キロ程 7.3 km(富山駅起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面1線
乗降人員
-統計年度-
198[1]人/日
-2019年-
開業年月日 2006年平成18年)4月29日*
備考 無人駅**
(国鉄・JR時代は臨時駅(※当初は仮乗降場))
* 旧駅は1959年4月18日開業、2006年3月1日廃止
** JR西日本だった時は簡易委託駅として臨時営業
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競輪場前駅(けいりんじょうまええき)は、富山県富山市岩瀬池田町にある、富山地方鉄道富山港線である。駅番号C38

歴史

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富山港線の増収を図った加藤博明富山機関区長の着想によってアンケートを実施した結果により当仮乗降場の開設が計画され[2]1959年昭和34年)4月18日金沢鉄道管理局設定の仮乗降場として開業した[3]。その後、国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)に承継され、臨時駅に昇格し[4][5]1990年平成2年)3月10日には営業キロが設定された[4]。国鉄及び西日本旅客鉄道時代には富山競輪の開催日にのみ旅客取扱が行われていた[6][7]

富山港線の富山ライトレールへの経営移管に伴い、2006年(平成18年)3月1日をもって西日本旅客鉄道の駅としては廃止となった[8]。その後、2006年(平成18年)4月29日に富山ライトレールの常設駅として再開業した[8]

年表

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駅構造

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相対式ホーム2面1線を有する地上駅である[7]。富山ライトレール経営移管以降は現在まで無人駅となっている[7]が、西日本旅客鉄道時代には簡易委託駅として乗車券の発売を行っていた[13]

鉄骨平屋建42平米の待合室は1993年(平成5年)6月19日に完成したものである[9]。それまで用いられていた待合室が老朽化したため、富山競輪場の施設所有者であった富山地所が事業主体となって改築に取り掛かった[9]。総事業費は6,500万円で、そのうち2,500万円を富山市が負担した[9]

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 富山港線 下り 岩瀬浜方面
2 上り 富山駅方面

※同じ線路を用いるため、「方面別のりば」となっている。

利用状況

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『富山県統計年鑑』によると、当駅における各年度の一日平均乗車人員は以下の通りであった[14]

年度 一日平均
乗車人員
2005年(平成17年) 52
2004年(平成16年) 41
2003年(平成15年) 32
2002年(平成14年) 39
2001年(平成13年) 44
2000年(平成12年) 53
1999年(平成11年) 53
1998年(平成10年) 49
1997年(平成9年) 51

駅周辺

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隣の駅

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富山地方鉄道
富山港線
東岩瀬駅 (C37) - 競輪場前駅 (C38) - 岩瀬浜駅 (C39)

脚注

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  1. ^ 富山県 駅乗降客数”. 2021年4月19日閲覧。
  2. ^ 「営業係数一一一を目指して 富山機関区」、『国鉄線』第10巻11号(17頁)所収、1955年(昭和30年)11月、交通協力会
  3. ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、162頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、163頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ a b 国鉄分割民営化に伴う仮乗降場及び臨時乗降場の駅昇格については、国鉄が1987年(昭和62年)3月31日付を以て部内処理を行ったともいわれるが、『鉄道公報』等には記載がなく、『停車場変遷大事典』においては旅客鉄道各社が運輸省に提出した「事業基本計画」を以て駅への昇格が行われたものとの説をとっている(石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、9頁。ISBN 978-4-533-02980-6 )。
  6. ^ 相賀徹夫、『国鉄全線各駅停車7 北陸・山陰510駅』(173頁)、1984年(昭和59年)1月、小学館
  7. ^ a b c 川島令三編、『中部ライン 全線・全駅・全配線第7巻 富山・糸魚川・黒部エリア』(18及び86頁)、2010年(平成22年)10月、講談社
  8. ^ a b c 今尾恵介監修、『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 6号』(35頁)、2008年(平成20年)10月、新潮社
  9. ^ a b c d 「JR富山港線競輪場前駅待合室が全面改築」、『富山新聞』(16頁)、1993年(平成5年)6月16日、富山新聞社
  10. ^ 今尾恵介監修、『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 6号』(35頁)、2008年(平成20年)10月、新潮社
  11. ^ “富山ライトレール、2月22日に富山地鉄が吸収合併”. 日本経済新聞. (2020年2月21日). オリジナルの2020年2月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200222034302/https://r.nikkei.com/article/DGXMZO55944650R20C20A2LB0000 2020年2月22日閲覧。 
  12. ^ “富山駅南・北の路面電車 20年3月21日に接続 運賃210円”. 日本経済新聞. (2019年10月1日). オリジナルの2019年10月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20191005002058/https://r.nikkei.com/article/DGXMZO50447440R01C19A0LB0000 2020年2月20日閲覧。 
  13. ^ 「県内JR無人化駅 駅員常駐へ広がる動き」、『北日本新聞』(25面)、2002年(平成14年)2月19日、北日本新聞社
  14. ^ 統計年鑑 - 富山県

関連項目

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外部リンク

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