下小代駅
下小代駅 | |
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駅舎(2021年8月) | |
しもごしろ Shimo-goshiro | |
◄TN 20 板荷 (3.6 km) (2.8 km) 明神 TN 22► | |
所在地 | 栃木県日光市小代329 |
駅番号 | TN21 |
所属事業者 | 東武鉄道 |
所属路線 | ■日光線 |
キロ程 | 78.5 km(東武動物公園起点) |
電報略号 | コロ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[東武 1]171人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)7月7日[1] |
備考 | 無人駅 |
下小代駅(しもごしろえき)は、栃木県日光市小代にある、東武鉄道日光線の駅である。駅番号はTN 21。
歴史
[編集]- 1929年(昭和4年)7月7日 - 新鹿沼駅から下今市駅まで開通と同時に開業[1]。
- 1973年(昭和48年)9月1日 - 駅無人化、簡易委託開始。
- 2007年(平成19年) - 旧駅舎移設、新駅舎完成。
- 2015年(平成27年)9月10日 - 台風18号による豪雨(平成27年9月関東・東北豪雨)で当駅構内に土砂が流入。[2]。
- 時期不明 - 簡易委託解除。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅。以前は通過線がある1面4線の形態であった[3]。無人駅だが、駅舎内には特別改札用の窓口とPASMO簡易改札機が設置されている。かつては駅裏の理容店で乗車券が発売されていた。駅舎は線路の西側にあり、ホームとは跨線橋により連絡している。
1929年に開業以来供用されていた木造駅舎は、老朽化したため建て替えられることになった。このとき、駅舎を修繕した上で活用してほしいとの保存運動が地元住民主導で展開されていた。あくまで建て替えを進める東武鉄道との協議の結果、旧駅舎は移設保存されることになり、その跡地には新たに駅舎が建てられることになった。
2007年、旧駅舎は曳家工法により一か月をかけて駅前に移設された。旧駅舎は移設後、2005年に撤去されていた庇を復元したり、老朽化した部分の修繕を施された。2009年3月に国の登録有形文化財に登録されている。
トイレは男女共用の水洗式で、駅舎内部に設置されている。なお、このトイレには紙は用意されておらず、多目的トイレもない。旧駅舎だった頃は、駅舎とは別棟の男女共用の汲み取り式であった。
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旧駅舎(2000年)
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旧駅舎 出入口の庇は2005年に撤去(2007年2月)
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ホーム側旧駅舎(2007年2月)
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 日光線 | 下り | 下今市・東武日光・ 鬼怒川線 鬼怒川温泉方面 |
2 | 上り | 新栃木・東武動物公園・ 東武スカイツリーライン 北千住・とうきょうスカイツリー・浅草方面 |
- 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は171人である[東武 1]。
近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
出典 |
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2000年(平成12年) | 253 | |
2001年(平成13年) | 255 | |
2002年(平成14年) | 220 | |
2003年(平成15年) | 198 | |
2004年(平成16年) | 182 | |
2005年(平成17年) | 175 | |
2006年(平成18年) | 183 | |
2007年(平成19年) | 174 | |
2008年(平成20年) | 210 | |
2009年(平成21年) | 198 | |
2010年(平成22年) | 220 | |
2011年(平成23年) | 215 | |
2012年(平成24年) | 241 | [東武 3] |
2013年(平成25年) | 250 | [東武 4] |
2014年(平成26年) | 227 | [東武 5] |
2015年(平成27年) | 239 | [東武 6] |
2016年(平成28年) | 227 | [東武 7] |
2017年(平成29年) | 200 | [東武 8] |
2018年(平成30年) | 193 | [東武 9] |
2019年(令和元年) | 190 | [東武 10] |
2020年(令和 | 2年)162 | [東武 11] |
2021年(令和 | 3年)171 | [東武 12] |
2022年(令和 | 4年)182 | [東武 13] |
2023年(令和 | 5年)171 | [東武 1] |
駅周辺
[編集]駅前の道路は栃木県道70号宇都宮今市線に接続し、小代行川庵(今市市名誉市民第1号で元・三菱銀行頭取であった加藤武男が残した邸宅を改装した雰囲気のある蕎麦屋)のほか、おじか庵・さみ蕎麦・野点庵・三たて蕎麦があり、「蕎麦街道」の別称がある日光杉並木街道(国道121号・日光例幣使街道)も徒歩圏である。2005年4月に保存団体主催により駅前の桜を囲んだイベントが開催された。
板荷駅 - 当駅間は森を挟んで築堤が前後にあり、東武日光線の撮影地となっている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 「地方鉄道運輸開始」『官報』第760号、1929年7月12日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ “台風第18号及び第17号による大雨等に係る被害状況等について(第8報) (2015/09/11 12:00現在)” (PDF). 国土交通省 (2015年9月11日). 2015年9月13日閲覧。
- ^ 『JTB時刻表』(JTBパブリッシング)2010年4月号による。
- ^ “レポート”. 関東交通広告協議会. 2024年10月14日閲覧。
- 東武鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c 『駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年9月8日時点におけるアーカイブ 。
- ^ “駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道. 2024年10月13日閲覧。
- ^ 東武鉄道 駅情報(乗降人員) - ウェイバックマシン(2014年4月25日アーカイブ分)、2022年8月11日閲覧
- ^ 東武鉄道 駅情報(乗降人員) - ウェイバックマシン(2015年2月13日アーカイブ分)、2022年8月11日閲覧
- ^ 東武鉄道 駅情報(乗降人員) - ウェイバックマシン(2016年3月27日アーカイブ分)、2022年8月11日閲覧
- ^ 東武鉄道 駅情報(乗降人員) - ウェイバックマシン(2017年1月21日アーカイブ分)、2022年8月11日閲覧
- ^ 東武鉄道 駅情報(乗降人員) - ウェイバックマシン(2018年4月14日アーカイブ分)、2022年8月11日閲覧
- ^ 東武鉄道 駅情報(乗降人員) - ウェイバックマシン(2018年8月19日アーカイブ分)、2022年8月11日閲覧
- ^ 東武鉄道 駅情報(乗降人員) - ウェイバックマシン(2020年3月3日アーカイブ分)、2022年8月11日閲覧
- ^ 東武鉄道 駅情報(乗降人員) - ウェイバックマシン(2021年1月26日アーカイブ分)、2022年8月11日閲覧
- ^ 「駅一覧」『東武会社要覧2021』(PDF)(レポート)東武鉄道、67頁。オリジナルの2022年4月19日時点におけるアーカイブ 。2024年10月16日閲覧。
- ^ 『駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年9月8日時点におけるアーカイブ 。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 下小代駅(駅情報) - 東武鉄道
- 五月女建設(駅舎移設工事の模様)