太閤通駅
太閤通駅* | |
---|---|
1番出入口(2023年1月) | |
たいこうどおり Taiko-dori | |
(0.9 km) 名古屋 S02► | |
所在地 | 名古屋市中村区太閤通三丁目27-3 |
駅番号 | S01 |
所属事業者 |
名古屋市交通局 (名古屋市営地下鉄) |
所属路線 | 桜通線 |
キロ程 | 0.0 km(太閤通起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
6,570人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年度- |
12,657[WEB 1]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1989年(平成元年)9月10日 |
備考 | * 2023年(令和5年)1月4日に中村区役所駅より改称[新聞 1][WEB 2]。 |
太閤通駅(たいこうどおりえき)は、愛知県名古屋市中村区太閤通3丁目にある、名古屋市営地下鉄桜通線の駅である[新聞 2][1]。駅番号はS01、アクセントカラーは水浅葱。
歴史
[編集]桜通線中村区役所 - 今池間の開通に伴い、1989年(平成元年)9月10日に中村区役所駅(なかむらくやくしょえき)として開業した[2]。開通式は当駅で行われた[2][新聞 3]。
太閤通と環状線が交わる太閤通三丁目交差点の地下に位置し、北側に中村区役所があった。1972年(昭和47年)まで名古屋市電中村線太閤通三丁目停留所があった位置である。計画時の仮称は「中村区役所」とされ、そのまま採用された[新聞 4]。
中村区役所の本陣駅周辺への移転に伴い、2023年(令和5年)1月4日に太閤通駅へ駅名を変更した[新聞 5][WEB 2][WEB 3]。駅名は有識者による「地下鉄駅名称懇談会」や意見募集を経て町名の「太閤通」に決まった[新聞 6][WEB 2]。
年表
[編集]- 1989年(平成元年)9月10日:「中村区役所駅」として開業[2]。
- 2011年(平成23年)1月22日:可動式ホーム柵を使用開始[新聞 7][新聞 8]。
- 2018年(平成30年)7月1日:桜通線駅務区今池管区駅の所掌から桜通線運転区の所掌に変更[WEB 4]。
- 2023年(令和5年)1月4日:駅名を「太閤通駅」に変更[WEB 3]。
-
中村区役所駅時代(末期)の駅名標
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地下駅である。プラットホームの長さは170 mで[1]、20 m車8両編成まで対応している。可動式ホーム柵を備える[新聞 7]。
桜通線運転区が管轄する[WEB 4]。
のりば
[編集]ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 桜通線 | 今池・新瑞橋・徳重方面 |
2 | (降車ホーム) |
地上との出入口は、環状線(名古屋市道名古屋環状線)と太閤通(愛知県道68号名古屋津島線)の交差点にあるが、改札口はやや東方(名古屋駅寄り)にある。
当駅は終端駅であり、名古屋駅とは反対側に留置線を3本有する(3本とも、縦に2編成留置可能)。徳重方面から当駅2番線で終着した車両は、この留置線に一旦引き上げて折り返し、1番線に入ってくる。この留置線では、かつて検車場として車両の簡単な清掃や検修、日常検査などを行っていた。しかし、2011年(平成23年)3月の名古屋市交通局徳重車庫の使用開始とともにこの検車場は廃止となり、現在は電留線としての機能のみを残している。
-
ホーム
-
駅名標
利用状況
[編集]2019年度(令和元年度)の乗車人員は2,404,475人で[WEB 5]、1日平均乗車人員は6,570人である。
開業以降の年度別乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 乗車人員 | |
---|---|---|
1日平均 | 年度毎[WEB 5] | |
1989年(平成元年) | [注釈 1] 2,899 | 588,511 |
1990年(平成 | 2年)2,885 | 1,053,119 |
1991年(平成 | 3年)3,838 | 1,404,774 |
1992年(平成 | 4年)3,960 | 1,445,420 |
1993年(平成 | 5年)4,251 | 1,551,675 |
1994年(平成 | 6年)4,258 | 1,554,300 |
1995年(平成 | 7年)4,510 | 1,650,687 |
1996年(平成 | 8年)4,576 | 1,670,237 |
1997年(平成 | 9年)4,381 | 1,599,227 |
1998年(平成10年) | 4,616 | 1,684,937 |
1999年(平成11年) | 4,504 | 1,648,531 |
2000年(平成12年) | 4,689 | 1,711,341 |
2001年(平成13年) | 4,998 | 1,824,326 |
2002年(平成14年) | 5,265 | 1,921,632 |
2003年(平成15年) | 5,305 | 1,941,460 |
2004年(平成16年) | 4,831 | 1,763,229 |
2005年(平成17年) | 5,052 | 1,843,945 |
2006年(平成18年) | 5,158 | 1,882,619 |
2007年(平成19年) | 5,138 | 1,880,402 |
2008年(平成20年) | 5,288 | 1,930,290 |
2009年(平成21年) | 5,097 | 1,860,284 |
2010年(平成22年) | 4,854 | 1,771,882 |
2011年(平成23年) | 4,996 | 1,828,429 |
2012年(平成24年) | 5,224 | 1,906,638 |
2013年(平成25年) | 5,471 | 1,996,769 |
2014年(平成26年) | 5,599 | 2,043,486 |
2015年(平成27年) | 5,778 | 2,114,713 |
2016年(平成28年) | 5,987 | 2,185,385 |
2017年(平成29年) | 6,316 | 2,305,366 |
2018年(平成30年) | 6,680 | 2,438,332 |
2019年(令和元年) | 6,570 | 2,404,475 |
駅周辺
[編集]木造の商店や住宅の多い地域であったが、駅開業前後にはマンションなどの建設が盛んに行われた[新聞 2]。
開業時には駅周辺の歩道上に路上駐輪場が整備された[新聞 9]。しかし駅の出入口付近で駐輪場からはみ出しての駐輪が相次いだため、1991年(平成3年)1月4日に駅の南西に平地の市営駐輪場が開設された[新聞 9]。2009年(平成21年)6月1日に駅周辺が自転車等放置禁止区域に指定された。
地下鉄東山線の中村公園駅は太閤通を西へ徒歩20分程度、名古屋駅へは太閤通を東へ徒歩10分強。
周辺の施設
[編集]バス路線
[編集]最寄り停留所は、太閤通(愛知県道68号名古屋津島線)と環状線(名古屋市道名古屋環状線)の交差点付近にある地下鉄太閤通である。以下の路線が乗り入れ、名古屋市営バス、名鉄バスにより運行されている。中村区役所の移転に伴い、名古屋市バスと名鉄バスの停留所の名称は駅名変更と同日の2023年(令和5年)1月4日に中村区役所から変更された[WEB 6]。桜通線の起点駅に隣接する停留所であるが、起終点とする系統はなく(中村13が起終点としていたことがある)、 バスターミナルなどは存在しない。
名古屋市営バス
[編集]名鉄バス
[編集]隣の駅
[編集]- 名古屋市営地下鉄
- 桜通線
- 太閤通駅 (S01) - 名古屋駅 (S02)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1989年9月10日開業。開業日から翌年3月31日までの203日間のデータ。
出典
[編集]WEB
[編集]- ^ “交通広告メディアガイド2021年版” (PDF). 名古屋市交通局. 2021年4月6日閲覧。
- ^ a b c “地下鉄駅名称の変更について”. 名古屋市交通局 (2021年1月25日). 2021年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月25日閲覧。
- ^ a b “地下鉄駅名称変更の実施日について”. 名古屋市交通局 (2022年7月8日). 2022年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。
- ^ a b 「名古屋市交通局管理規程第15号」『名古屋市公報』第1262号、名古屋市役所、39–40頁、2018年6月20日。オリジナルの2018年8月4日時点におけるアーカイブ 。2022年11月10日閲覧。
- ^ a b 市営地下鉄 各駅乗車人員の推移 - 名古屋市
- ^ “(別添資料)令和5年1月4日市バスダイヤ改正の概要”. 名古屋市交通局 (2022年12月6日). 2022年12月9日閲覧。
新聞
[編集]- ^ 池内琢「地下鉄駅名称懇談会 市役所→名古屋城 名城公園での誤降車防止 中村区役所→太閤通 本陣→変更せず それぞれ、なじみのある地名」『中日新聞 朝刊 市民版』2020年5月30日、14面。2022年11月11日閲覧。
- ^ a b 紀「街が変わる 発車地下鉄桜通線(1)中村区役所駅 周辺に次々とマンション」『中日新聞 朝刊 市民版』1989年9月10日、20面。
- ^ 「地下鉄桜通線あす開業 名古屋都心のラッシュ緩和 西尾市長ら出席し開通式」『中日新聞』(中日新聞社)1989年9月9日、夕刊1面1頁。2023年1月31日閲覧。
- ^ 「「久屋大通」など8駅に新名称 名古屋・地下鉄桜通線」『中日新聞 夕刊』1988年12月21日、10面。
- ^ 高田みのり「地下鉄4駅 新たな名前に 来月4日 市役所→名古屋城など」『中日新聞 朝刊 市民総合』2022年12月23日、15面。2023年1月8日閲覧。
- ^ 池内琢「地下鉄駅名称懇談会 市役所→名古屋城 名城公園での誤降車防止 中村区役所→太閤通 本陣→変更せず それぞれ、なじみのある地名」『中日新聞 朝刊 市民版』2020年5月30日、14面。2022年11月11日閲覧。
- ^ a b 「地下鉄ホームに可動柵 名古屋市 20年度までに設置へ 乗り入れ鶴舞線除き」『中日新聞 夕刊』2011年1月22日、1面。
- ^ 「地下鉄ホーム柵 利用客『安心』『拡大を』 中村区役所駅 運用スタート」『中日新聞』(中日新聞社)2011年1月22日、夕刊 夕刊社会11頁。2023年1月31日閲覧。
- ^ a b 「新駐輪場ご利用を 地下鉄の中村区役所駅そば」『中日新聞 朝刊 市民版』1991年1月9日、16面。
書籍
[編集]- ^ a b 名古屋市交通局 2008, p. 168.
- ^ a b c 名古屋市交通局 2008, p. 42.
参考文献
[編集]- 名古屋市交通局 編『名古屋の地下鉄 メモリアル50』名古屋市交通局、2008年2月。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 太閤通駅 - 名古屋市交通局