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モエヤン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
久保いろはから転送)
モエヤン
MOEYAN
メンバー 池辺愛
漣さや香
結成年 2005年6月
2024年1月
解散年 2013年12月
事務所 株式会社AIM(業務提携)
活動時期 2005年6月 - 2013年12月
2024年1月 -
出身 東京メッツ
出会い 東京メッツ
現在の活動状況 2024年1月より再結成
芸種 コント
過去の代表番組 三宅裕司の
サンデーハッピーパラダイス

爆笑レッドカーペット
エンタの神様
など
同期 オリエンタルラジオ
はんにゃ など
公式サイト [1]
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モエヤンは、日本の女性お笑いコンビである。大阪府出身。各々は劇団スーパー・エキセントリック・シアター所属(池辺は劇団員、久保→漣は映画放送部員)。

現在、池辺は大学の助教、漣はボイストレーナーとして活動。2013年12月に一度解散したのち、2024年1月より活動再開。

メンバー

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  • 池辺 愛(いけべ あい、 (1980-08-11) 1980年8月11日(44歳) - )ボケ担当。
大阪府豊中市出身。大阪教育大学附属池田小学校同池田中学校同高等学校池田校舎卒業[1]慶應義塾大学文学部哲学科4年生の時に「劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)」入団。
2003年、ミュージカル集団『東京メッツ』に入団。背番号15として2004年7月まで活動した。その後、FM NACK5にて『monaka』のパーソナリティを担当する他、企業やキャンペーン等イベントの司会進行を行っている。
趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、旅行。特技はピアノ、ダンス、アクロバット。血液型A型。単独活動時代では『部長刑事』(朝日放送)、女と愛とミステリーパートタイム探偵2』(テレビ東京)、NTTドコモ関西のCM、『NHK紅白歌合戦』に出演。大学時代に出演していた『ヤングライブニッポンLF+RミュージックTV』(BSフジフジテレビ721)で共演していた日本テレビアナウンサーの鈴江奈々とは学生時代からの親友[2]。一緒に芸人になろうと誘ったが断られたという。鈴江とアナウンサー試験を一緒に受けたこともある[3]。また、同じ日本テレビアナウンサー(現・フリーアナウンサー)の夏目三久と池辺は、同じ塾で講師のバイトをしていたという。夏目によると当時は池辺も人気講師だったとのこと。株式会社AIM(エイム)に所属。
2015年5月11日、一般男性との結婚を公表[4]。2016年9月14日、第1子妊娠を公表[5]2017年2月長女を出産[6]。2019年中に2度流産したことも公表[7]。2020年8月に長男出産。2児の母となる。
2021年東京都議会議員選挙都民ファーストの会の公認候補(中央区選挙区)として[8]出馬したが1万4000票余り得票するも次点で落選。その後、母校の大阪教育大学付属池田中学校時代の恩師の先輩である東京学芸大学の副学長に誘われ、同大学の「教育インキュベーションセンター」の助教に就任[9]
  • 漣 さや香(さざなみ さやか、 (1981-02-16) 1981年2月16日(43歳) - )ツッコミ担当。
大阪府堺市南区出身。大阪府立堺西高等学校卒業。趣味は風鈴集め、映画鑑賞、格闘技観戦。特技は歌、英会話。血液型O型。
旧芸名は久保 いろは(くぼ いろは)。
幼少期よりマイケル・ジャクソンモータウン・サウンドを好んで聴いており、自身も歌手になることを夢見て志す[10]
1998年、アジアボーカリストオーディションに合格。これを機に上京[10]太田プロダクションに所属。
2000年12月21日、ロックレコードジャパンから“久保沙耶香”名義でマキシシングル『LOVE WILL SEE US THROUGH』をリリース(PlayStation 2のゲーム、『7BLADES』のエンディングテーマ曲。カップリングは『LOVE WILL SEE US THROUGH』の英語ヴァージョンと『Drop』の2曲)[10]
2003年、東京メッツのオリジナルメンバーととしてして在籍(背番号13)、主に舞台を中心に活動した。
東京メッツのメンバーとして、ポルノグラフィティコンサートツアー『6th LIVE CIRCUIT "74ers"』(2003年12月)、『ミュージックステーションスーパーライブ2004(2004年12月)などに出演。また、単独でも『Pな彼女』(TBS)、NTTドコモのCM「ケータイ日記2004」第5話『カニとの遭遇篇』などに出演した。
2005年3月、東京メッツを退団。再び「歌手を目指す」という理由で太田プロも退社している[注 1]
2013年12月、一般男性との結婚を機に「二足のわらじは難しい」として芸能界を一度引退[6]2014年12月からボイストレーナーとして活動。かつては“歌月(かづき)”名義で活動し、後に現在の芸名に改名している[11]。歌のレッスンを中心に発声法・滑舌・話し方の指導や講演などを行っている。2019年にはボーカルスクールにも籍を置く[12][13]2018年2月、女児を出産(池辺の娘と同じ誕生日)[6]2021年に離婚し、子供を引き取ってシングルマザーとなる[9]。モエヤンのメンバーとしては、株式会社AIMと業務提携。

略歴

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以前よりお笑いタレントをやってみたいと考えていた池辺がミュージカル「東京メッツ」で知り合った久保に誘いかけ、半年後の2005年6月にコンビ結成。同年11月25日ニッポン放送BSフジの連動番組『お笑いネクストブレーカー』でデビューを飾る。コンビ名の由来は、名称がなかなか決まらなかったときの発言「もう、ええやん!」[14]。事務所での紹介では「ちょいおもユニット」とされ、お笑いのみならず歌やダンスなどのエンターテインメント・ユニットを目指している。

2006年にはゲーム「キラキラアイドルリカちゃん」のキャンペーンガール「キラリカガールズ」として、東京おもちゃショー2006などの各種イベントで活躍した[15]

テレビ出演などに加え、2007年6月からは月1回のペースで東京下北沢の商店街で居酒屋などを回る「お笑い流し」で活動を開始した[16]。お笑い流しではウクレレを弾きながらなどのコミックソングを中心に展開。

2007年のM-1グランプリでは3回戦まで進出した。

2012年に発表されたせんとくんのテーマ曲『元気いっぱいせんとくん』を歌っている。

2013年12月、久保が一般男性との結婚を発表。久保は芸能界を引退し、コンビを一旦解散。池辺は引退せず[17]2012年から池辺のみ担当していたラジオ番組『monaka』のパーソナリティーをその後も続行している[18]

2015年5月11日、『monaka』の生放送の中で、池辺が一般男性との結婚を報告[4]

池辺が2021年東京都議会議員選挙に立候補した時も、漣が何度も応援に駆けつけ。この選挙後に二人で『ママヤン』というコンビを組んで音声配信アプリ「stand.fm」で一緒に発信する活動をしている[9]

芸風

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  • メイド婦人警官、「THE 坊主」、アフロヘアーかつらをかぶって付け鼻を付けた、アメリカからやって来たという設定の「アホロシスターズ」等に扮したコスプレコントを演じたり、「な~いな~い、ありえな~い!」などのラップを交えたネタを披露していたことがあった。
    • その後OLに扮しての、合コンでのシチュエーションネタを披露するようになり、2007年6月23日放送の『エンタの神様』ではこのキャラクターで出演した。この時の決めセリフは『男のバカヤロ、ハッ!』だった(なお『アホロシスターズ』での、男性の仕種に関するネタの時の決めセリフも似たように『男の、バカヤロ、バカヤロ~』と歌うようなものである)。
  • コミックソングの芸の時は“モエヤンのテーマ”の曲を歌うことがある。その他『大阪のオカン』、『ヌーブラ・ヤッホー』などのテーマの歌を披露していた。ここから、2007年末頃からテレビ出演が増えた時に『ヌーブラ・ヤッホー』を更に発展させたようなネタを披露することが多くなり、赤(池辺)と青(久保)の全身タイツの上にヌーブラという衣装での出演もし始め、その後、このキャラを封印すると発表する(下述)までは、テレビ出演の時は大抵が全身タイツにヌーブラ姿という状態になった。なお、このヌーブラ芸を始めたきっかけは、池辺が家に持っていたヌーブラを見て二人で盛り上がったことで、2007年10月頃にこのネタが出来たと話している[19]
  • 2人とも絶対音感を持っている。しかし、『お笑い芸人歌がうまい王座決定戦スペシャル』では、2回戦までしか行ったことがない。
  • 2008年に入ってから、ネタが『ヌーブラ・ヤッホー』中心となってからも、これ以外のネタを時々披露することがあった。モエヤンがパーソナリティーの『チャイム!』(FM NACK5)の中で「オカンの脳みそ」、「男のバカヤロー」のコーナーがあり、コーナーに入る前にそれぞれのテーマのネタを披露している。
    • 2008年7月7日に、「ついにあのメーカーさんからお叱りをうけた」という理由で、『ヌーブラ・ヤッホー』を封印すると、生放送のラジかるッおよび公式ブログで発表した[20]。後日それについては、そのメーカーに「本来と違う使い方をされている」「ヌーブラが笑いのネタにされている」といった苦情や問い合わせなどが多くなったということで、それについての考えを聞かれたと話している。そして「元々ヌーブラ芸一本でやっていこうとはしていなかった」ということで、これを機会に封印することにした、としている[19]。ちなみに、2008年8月2日放送の『ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア 笑わせたら100万円』の「ゴールドラッシュ」では収録が封印前だったためヌーブラをつけた状態であったが、1週目をクリアしたが、2週目はヌーブラをはずしたそれまでヌーブラをしていた部分に「ノーブラ」と白い文字で書いてノーブラ・ヤッホーに修正されていた。
    • この直後の状況としては、2008年7月12日放送の『エンタの神様』では再び上記のようなOLキャラで出演した他、同年7月14日放送の『ラジかるッ』、同年7月16日放送の『爆笑レッドカーペット』では、それまで通りの全身タイツではあったが、胸の所には白抜きの「ノーブラ」の文字という格好で出演した。
  • 2011年からは、池辺がプリンセス・テンコーのようなキャラクターに扮してのコントのネタを披露している。
  • テレビ朝日ロンドンハーツスペシャルにおいて、2009年12月22日放送の「男芸人266人がリアルに選んだ抱いてみたい女芸人GP」では、池辺は3票を獲得して25位タイ、久保は5票を獲得して18位タイであった[注 2]
    • 2010年12月28日放送の「男性芸能人268人がリアルに選んだ付き合いたい女芸人GP」では、どちらも2票を獲得して33位タイであった[注 3]

出演

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テレビ番組

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ラジオ番組

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「ハッピーヤッホーお届け隊」のコーナーでレポーターとしてレギュラー出演

映画

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CD

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関連人物

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脚注

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注釈

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  1. ^ これについては、2007年12月17日放送の『爆笑レッドカーペット』で「太田プロを「歌手になります」と言って辞めていったらこうなった」とつるの剛士に言われている。
  2. ^ 池辺を選んだのはスマイリーキクチ、安村昇剛(当時アームストロング、現:とにかく明るい安村)、黒瀬純パンクブーブー)の3名。久保を選んだのは狩野英孝若林正恭オードリー)、鈴木Q太郎(ハイキングウォーキング)、ネゴシックス土屋伸之ナイツ)の5名。
  3. ^ 池辺を選んだのはパッション屋良増田英彦ますだおかだ)の2名。久保を選んだのははなわ、俳優の古屋靖尚の2名。

出典

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  1. ^ 週刊文春2008年3月13日号『高学歴おんな芸人が増殖中』(P36~37)
  2. ^ グラッセイだよ 全員集合!! (2007年7月18日). “奈々の愛”. 2008年7月2日閲覧。
  3. ^ 鈴江奈々アナの意外な交友録が発覚”. ORICON STYLE (2008年5月7日). 2013年12月8日閲覧。
  4. ^ a b 元「モエヤン」池辺愛、一般男性と結婚!ラジオで生報告”. Sponichi Annex (2015年5月11日). 2015年5月11日閲覧。
  5. ^ “元モエヤン・池辺愛、第1子妊娠を発表 「ヌーブラ・ヤッホー」ネタでブレイク”. ORICON STYLE. (2016年9月14日). https://www.oricon.co.jp/news/2078441/full/ 2016年9月15日閲覧。 
  6. ^ a b c あの人は今こうしている『“ヌーブラ、ヤッホー!”元「モエヤン」久保いろはさんは今』(4/4)”. 日刊ゲンダイ (2020年1月6日). 2020年1月7日閲覧。
  7. ^ 元モエヤン・池辺愛が第2子妊娠を報告 8月出産予定 昨年2度の流産経験も公表”. スポーツ報知 (2020年5月25日). 2020年5月26日閲覧。
  8. ^ 令和3年執行 東京都議会議員選挙 公認候補予定者(2次)を決定いたしました
  9. ^ a b c あの人は今こうしている『元「モエヤン」池辺愛さんは2021年都議選落選→国立大学の“助教”に”. 日刊ゲンダイ (2022年1月11日). 2022年1月11日閲覧。
  10. ^ a b c あの人は今こうしている『“ヌーブラ、ヤッホー!”元「モエヤン」久保いろはさんは今』(2/4)”. 日刊ゲンダイ (2020年1月6日). 2020年1月7日閲覧。
  11. ^ 宮崎宣子アナ芸能活動20周年「感謝しかないな」元モエヤン漣さや香が祝福”. 日刊スポーツ (2021年11月16日). 2021年11月16日閲覧。
  12. ^ (株)Kens Vocal Lesson 2019年1月12日付Twitter
  13. ^ あの人は今こうしている『“ヌーブラ、ヤッホー!”元「モエヤン」久保いろはさんは今』(1/4)”. 日刊ゲンダイ (2020年1月6日). 2020年1月7日閲覧。
  14. ^ 木曜担当 山本昇 営業日誌. “今日の2時台のゲストはモエヤン!”. 2007年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月7日閲覧。
  15. ^ TEGLET - 非まじめ旅行社. “「モエヤン、キラリカガールズになる」”. 2008年7月2日閲覧。
  16. ^ 下北沢経済新聞 (2007年9月27日). “モエヤンが下北沢で「お笑い流し」―南口駅前からスタート”. 2007年11月29日閲覧。
  17. ^ “モエヤン久保が結婚により引退、コンビ解消発表”. お笑いナタリー (ナタリー). (2013年12月7日). https://natalie.mu/owarai/news/105235 2013年12月7日閲覧。 
  18. ^ “ヌーブラヤッホーで脚光…元「モエヤン」池辺愛さんの解散後”. 日刊ゲンダイ (日刊現代): p. 2. (2014年4月28日). http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/149783/2 2014年9月22日閲覧。 
  19. ^ a b 講談社FRIDAY』2008年8月1日号の本人達の記事より。
  20. ^ モエヤンのあいろはマインド (2008年7月7日). “モエヤンからのご報告”. 2021年11月26日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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池辺愛
久保いろは(歌月)