人生の特等席
人生の特等席 | |
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Trouble with the Curve | |
監督 | ロバート・ロレンツ |
脚本 | ランディ・ブラウン |
製作 |
クリント・イーストウッド ロバート・ロレンツ ミシェル・ワイズラー |
製作総指揮 | ティム・ムーア |
出演者 |
クリント・イーストウッド エイミー・アダムス ジャスティン・ティンバーレイク マシュー・リラード ジョン・グッドマン |
音楽 | マルコ・ベルトラミ[1] |
撮影 | トム・スターン |
編集 |
ジョエル・コックス ゲイリー・D・ローチ |
製作会社 | マルパソ・プロダクションズ |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
2012年9月21日 2012年11月23日 |
上映時間 | 111分[2] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 |
$48,963,137[3] 3億8000万円[4] |
『人生の特等席』(じんせいのとくとうせき、原題: Trouble with the Curve)は、ロバート・ロレンツ監督による2012年のアメリカ合衆国のスポーツ・ドラマ映画である。出演はクリント・イーストウッド、エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、マシュー・リラード、ジョン・グッドマンらである。
イーストウッドにとっては『グラン・トリノ』以来の出演作品であり、また自身でメガホンを取らない作品に出演するのは『ザ・シークレット・サービス』(1993年)以来である[5]。
ストーリー
[編集]家庭を顧みず、メジャーリーグの1チーム、アトランタ・ブレーブスのスカウトマンとして生きてきたガス(クリント・イーストウッド)は、名スカウトとして知られていたが、年齢のせいで視力が衰え、次の旅で成果を上げられなければ解雇もあり得た。
ガスの娘ミッキーは弁護士で、昇進がかかった大事な時期だったが、ガスの友人たちから目の障害について聞かされると、休暇をとってガスのスカウト旅行に同行した。美しく度胸もあるミッキーに一目惚れする新米スカウトのジョニー。彼はガスに見い出された有望選手だったが、肩を壊し、スカウトに転向した男だった。
ミッキーは5才で母親を亡くし、ガスのスカウト旅行に同行して育てられた。選手を見る目はガス譲りで一流だったが、ガスはミッキーを親戚や寄宿学校に預けて大学まで出した。荒っぽいスカウトの男社会からミッキーを守る為の選択だったが、ガスを愛しつつも、捨てられたという思いが拭えないミッキー。
ジョニーが目を付けた投手について、止めておけとアドバイスするガスとミッキー。だが、ガスの球団は、ガス以外のスカウトの言葉を入れて、その投手を指名してしまった。騙されたと怒って立ち去るジョニー。
公園でキャッチボールをする無名の青年に、才能を感じるミッキー。球団が選んだ投手の公開練習に青年を連れて行ったミッキーは、ガスや球団幹部の前で、その投手を打ち負かさせた。球団はガスとの契約の延長を望み、ジョニーはミッキーの元へ帰って来た。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- ガス・ロベル - クリント・イーストウッド(納谷六朗)
- ミッキー・ロベル - エイミー・アダムス(中村千絵)
- ジョニー・フラナガン - ジャスティン・ティンバーレイク(小松史法)
- ピート・クライン - ジョン・グッドマン(楠見尚己)
- ヴィンス - ロバート・パトリック(西村知道)
- フィリップ・サンダーソン - マシュー・リラード(入江崇史)
- ワトソン - ボブ・ガントン
- ローゼンブルーム - ジョージ・ワイナー
- シュワルツ - ジャック・ギルピン
- マックス - エド・ローター
- スミッティ - チェルシー・ロス(秋元羊介)
- ルシオウス - レイモンド・アンソニー・トーマス(斎藤志郎)
- ボー・ジェントリー -ジョー・マッシンギル
- グレッグ - ピーター・ハーマン
- ビリー・クラーク - スコット・イーストウッド
製作
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
撮影はジョージア州アトランタ[6][7]、アセンズなどで行われた[8]。
作中に名が登場する実在の選手・球団等
[編集]- アトランタ・ブレーブス
- ローム・ブレーブス
- ボストン・レッドソックス
- ティム・ハドソン
- ラルフ・ガー
- ダスティ・ベイカー
- デール・マーフィー
- チッパー・ジョーンズ
- アレックス・ロドリゲス
- ジョシュ・ベケット
- ジェイアー・ジャージェンス
- アルバート・プホルス
- ジム・パーマー
- デーブ・マクナリー
- マイク・クェイヤー
- パット・ドブソン
- 1975年のワールドシリーズ#第6戦
- カールトン・フィスク
- バーニー・カーボ
- フランク・ロビンソン
- ミッキー・マントル
- ヨギ・ベラ
- サンディー・コーファックス
- スティーブ・カールトン
- ランディ・ジョンソン
- 1977年のワールドシリーズ#第6戦
- レジー・ジャクソン
- チャーリー・ハフ
- エリアス・ソーサ
- バート・フートン
評価
[編集]Rotten Tomatoesでは130件の批評家レビューで支持率は55%、平均点は5.9/10となった[9]。Metacriticでは38の媒体に基づき、58/100となった[10]。
参考文献
[編集]- ^ “'Trouble with the Curve' to Feature Music by Marco Beltrami”. FilmMusicReporter.com August 9, 2012閲覧。
- ^ “Title « British Board of Film Classification”. Bbfc.co.uk (2012年8月24日). 2012年10月6日閲覧。
- ^ “Trouble with the Curve” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年10月19日閲覧。
- ^ 「キネマ旬報」2013年2月下旬決算特別号 215頁
- ^ “Clint Eastwood Acting Again in 'Trouble With the Curve'”. The Hollywood Reporter. March 14, 2012閲覧。
- ^ "Stars seen throughout Atlanta while filming". CBS Atlanta.
- ^ “Filming 3/13/12 affecting Los Angeles and N. Highland”. March 14, 2012閲覧。
- ^ “Athens sees itself in "Trouble with the Curve"”. Online Athens (2012年9月21日). 2012年10月6日閲覧。
- ^ “Trouble with the Curve”. Rotten Tomatoes. Flixter. September 21, 2012閲覧。
- ^ “Trouble with the Curve”. Metacritic. CBS Interactive. September 21, 2012閲覧。