仙台空港アクセス線
仙台空港アクセス線 | |||
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仙台空港駅に停車中のSAT721系(2017年8月) | |||
基本情報 | |||
国 | 日本 | ||
所在地 | 宮城県 | ||
起点 | 仙台駅 | ||
終点 | 仙台空港駅 | ||
駅数 | 8駅 | ||
経由路線 | 東北本線、仙台空港線 | ||
開業 | 2007年3月18日 | ||
所有者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 仙台空港鉄道 (SAT) | ||
使用車両 | 運行形態・使用車両の節を参照 | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 17.5 km | ||
軌間 | 1,067 mm | ||
線路数 |
複線(仙台駅 - 名取駅間) 単線(名取駅 - 仙台空港駅間) | ||
電化区間 | 全線 | ||
電化方式 |
交流20,000 V・50Hz 架空電車線方式 | ||
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仙台空港アクセス線(せんだいくうこうアクセスせん、英語: Sendai Airport Access Line)は、宮城県仙台市青葉区の仙台駅と同県名取市の仙台空港駅を結ぶ鉄道の運行系統の愛称である。マスメディアや沿線開発のCMでは「仙台空港アクセス鉄道」と表現されることがある。
概要
仙台市都心部と仙台空港とを最短17分で結ぶ空港アクセス鉄道路線であり、次の2路線から構成される。
JR東日本および仙台空港鉄道が、仙台駅 - 仙台空港駅間で各々列車を運行している。
2007年(平成19年)3月18日の仙台空港鉄道仙台空港線の開業に伴い、案内上の名称として設定された。仙台空港線は全列車がJR東北本線に直通し、「仙台駅 - 仙台空港駅」間の運行を大前提としていることから、JR東北本線の区間でも「仙台空港アクセス線」として仙台空港線と一体化した運転系統上の愛称を設定した。したがって「仙台空港アクセス線」はJR東日本と仙台空港鉄道の2社の路線にまたがって付けられた愛称である[1]。
仙台空港鉄道がJR線区間を第2種鉄道事業として営業しているわけでないため、仙台駅 - 仙台空港駅間など名取駅を越えて利用する際の運賃はJR東日本と仙台空港鉄道の2社合算となる。
全区間がIC乗車カード「Suica」の仙台エリアに含まれている。「青春18きっぷ」「週末パス」は仙台空港アクセス線のうちJR東日本の東北本線仙台駅 - 名取駅間のみ利用可能で、仙台空港鉄道仙台空港線の名取駅 - 仙台空港駅間は利用できない。
運行形態・使用車両
すべての列車が仙台駅 - 仙台空港駅間の運転である。列車の運行時間帯は5時台から23時台までであり、おおむね1時間に2 - 3本が運行される。途中名取駅にのみ停車する快速列車が1日1往復運転され、それ以外はすべて各駅停車である。
車両は当路線専用車両として、同一仕様のJR東日本E721系500番台電車と仙台空港鉄道のSAT721系電車が使用される(全車両、仙台車両センター所属)。ごく稀にJR東日本のE721系0番台やE721系1000番台が臨時列車及び代走で使われることがある。
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JR東日本
E721系500番台電車 -
仙台空港鉄道
SAT721系電車
2010年9月24日、同年12月4日より快速列車を4本から半減させること、朝の時間帯の運行の増加、混雑する時間帯の列車を4両化することなどが発表された。
2016年12月16日、2017年3月4日より快速列車を2本から1本増やし3本にすること、始発列車の繰り上げ、最終列車の発車時刻繰り下げなどが発表された。
2020年度上期よりさらなる輸送力増強を図るため、日中の2両編成の一部列車を4両編成化して運行している。なお、新型車両の増備に関する言及はなく、従来車の運行形態を見直して、車両の捻出を検討するとしている[2][3]。
2020年12月18日、翌2021年3月13日より快速列車を現行の3往復から1往復に縮小すること、一部時間帯における発車時刻の統一などが発表された[4][5]。
東日本大震災の影響
2011年(平成23年)3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による津波で大きな被害を受けたため全線で運転を見合わせた。7月23日より名取 - 美田園間で運行が再開され(この時、代行バスの運転区間が美田園 - 仙台空港間に短縮)[6]、10月1日には全線で運転を再開した。これにより、美田園 - 仙台空港間の代行バスおよび仙台駅東口 - 仙台空港間のシャトルバスの運行が終了した[7][8]。
駅一覧
仙台空港線が起点駅(名取駅)から終点駅(仙台空港駅)の順になるように記載。列車は仙台空港行きが上り列車、仙台行きが下り列車となる。
- 全駅宮城県内に所在。
- 停車駅(仙台空港線直通列車についてのみ述べる)
- 普通…すべての駅に停車
- 快速…●印の駅は停車、|印の駅は通過
- 線路 … ∥:複線区間、∨:ここから下は単線、◇・|:単線区間(◇は列車交換可能)、∧:終点(列車交換可能)
会社名 | 路線名 | 駅名 | 営業キロ | 快速 | 接続路線 | 線路 | 所在地 | |||
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駅間 | 累計 | |||||||||
東日本旅客鉄道 | 東北本線 | 仙台駅 | - | 0.0 | ● | 東日本旅客鉄道: 東北新幹線・秋田新幹線・北海道新幹線・東北本線(小牛田方面)・仙石東北ライン・仙山線・仙石線 仙台市地下鉄:■南北線 (N10)・■東西線 (T07) |
∥ | 仙台市 | 青葉区 | |
長町駅 | 4.5 | 4.5 | | | 仙台市地下鉄:■南北線 (N15) | ∥ | 太白区 | ||||
太子堂駅 | 1.0 | 5.5 | | | ∥ | ||||||
南仙台駅 | 2.2 | 7.7 | | | ∥ | ||||||
名取駅 | 2.7 | 10.4 | ● | 東日本旅客鉄道:東北本線(白石方面)・常磐線[* 1] | ∨ | 名取市 | ||||
仙台空港鉄道 | 仙台空港線 | |||||||||
杜せきのした駅 | 1.8 | 12.2 | | | | | ||||||
美田園駅 | 2.0 | 14.2 | | | ◇ | ||||||
仙台空港駅 | 3.3 | 17.5 | ● | ∧ |
脚注
- ^ 2つの異なる鉄道事業者共通の路線愛称はほかに瀬戸大橋線(JR四国とJR西日本)、ゆめはんな(近鉄とOsaka Metro)などがある。かつての津軽海峡線(JR北海道とJR東日本)もこれに該当していた。
- ^ 仙台空港アクセス線の利便性向上について (PDF) - JR東日本仙台支社、2019年7月25日
- ^ “仙台空港アクセス線、日中も一部2両→4両編成 利用者増受け2020年度上期から”. 河北新報 (河北新報社). (2019年7月26日) 2019年7月27日閲覧. "支社は本年度中にダイヤや車両の運用を見直して車両を確保、アクセス線のワンマン運行に対応できるよう改造する。"
- ^ “2021年3月 仙台空港アクセス線ダイヤ改正について”. 仙台空港鉄道株式会社 (2020年12月18日). 2021年2月19日閲覧。
- ^ “2021年3月ダイヤ改正について”. 東日本旅客鉄道株式会社仙台支社 (2020年12月18日). 2021年2月19日閲覧。
- ^ 仙台空港アクセス線一部区間の運行再開について (PDF) - 仙台空港鉄道
- ^ 仙台空港アクセス線全線運行再開について (PDF) (仙台空港鉄道、2011年8月30日)
- ^ 仙台空港アクセス線 10月1日全線再開 震災前の体制に(河北新報、2011年8月31日閲覧)
関連項目
外部リンク
- 仙台空港鉄道株式会社
- 宮城県土木部臨空地域整備推進課
- 仙台空港アクセス鉄道(利用法についての動画。日本語・英語・中国語。仙台CATV)
- なとりりんくうタウン
- 仙台圏幹線道路図 (PDF)
- 東北幹線道路調査事務所
- 名取市・岩沼市合併問題調査研究会 (PDF)