仲御徒町駅
仲御徒町駅 | |
---|---|
昭和通り上の4番出入口(2010年5月) | |
なかおかちまち Naka-okachimachi | |
◄H 16 秋葉原 (1.0 km) (0.5 km) 上野 H 18► | |
左から上野広小路駅、上野御徒町駅、御徒町駅、仲御徒町駅 | |
所在地 | 東京都台東区上野五丁目24-12 |
駅番号 | H17[1] |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | ●[1]日比谷線 |
キロ程 | 5.8 km(北千住起点) |
電報略号 | カチ |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[メトロ 1]39,625人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1961年(昭和36年)3月28日 |
乗換 |
G15[1]上野広小路駅(銀座線) E09[1]上野御徒町駅 (都営地下鉄大江戸線) |
仲御徒町駅(なかおかちまちえき)は、東京都台東区上野五丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線の駅である。駅番号はH 17[注釈 1]。
概要
[編集]当駅からは改札外通路で以下の3駅と接続している。
- 東京地下鉄(東京メトロ)上野広小路駅 - 銀座線
- 東京都交通局(都営地下鉄)上野御徒町駅 - 大江戸線
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)御徒町駅 - 京浜東北線、山手線
- 車内放送などの乗り換え案内は、都営大江戸線のみ行われる。銀座線は隣の上野駅および銀座駅、JR線は隣接する上野駅および秋葉原駅での乗換が便利である。
大江戸線との乗り換えには乗り継ぎ割引が適用される。
2009年(平成21年)3月16日に、仲御徒町・上野広小路・上野御徒町の各駅と京成上野駅・上野駅を接続する地下通路が開通[2]した。これら二駅は同一駅として扱っていない。
歴史
[編集]駅名の「仲御徒町」は、1964年(昭和39年)の住居表示実施まで存在した周辺地名(現在の上野南東部に相当)に由来する。
- 1961年(昭和36年)3月28日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)日比谷線の駅として開業[3]。開業当初は1番線ホーム(中目黒方面)のみを使用し、北千住側の片渡り線を使用して折り返していた[4]。
- 1994年(平成6年)3月:コンコース拡幅、乗換連絡通路新設など駅改良工事に着手。総工費約62億円[5]。
- 2000年(平成12年)12月12日:都営大江戸線上野御徒町駅開業に伴い、同駅および上野広小路駅との乗り換え業務を開始[6]。
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[7]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[8]。
- 2020年(令和2年)
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地下駅。昭和通り(国道4号)の真下に位置する。
銀座線乗り換えは、隣の上野駅および銀座駅が便利である。
大江戸線連絡に伴う改良工事に伴い、上野寄り改札へ向かう階段の増設とエスカレーターの新設、コンコースの拡幅および天井・床面・壁面が改装された[5]。ホーム側壁にイラストが描かれているが、日比谷線では秋葉原駅に次ぐ例である。
トイレはいずれも改札内にあり、男性用・女性用トイレは地下中2階、多機能トイレは地下1階および地下3階に設置されている。
3番出口の反対側に、自転車駐輪場へ直結する出入口が設置されている。
車椅子用の階段昇降機がホーム - 上野寄り改札および4番出入口・大江戸線乗り換え通路に設置されている。2020年11月28日に、ホーム中程から地下3階(中央改札)を経由して地上へ上るエレベーターを備えた、5番出入口が新設された[10]。
北千住側にA線(中目黒方面)からB線(北千住方面)へ転線する非常用の片渡り線があり[11]、前述したとおり日比谷線の開業当初、北千住方面への折り返し用として使用していたものである[4]
改良工事完成前の駅名標は、茅場町駅と同じ大型の長方形で前駅・当駅・次駅を全て下段に配していた。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先[12] |
---|---|---|
1 | 日比谷線 | 中目黒方面 |
2 | 北千住・南栗橋方面 |
(出典:東京メトロ:構内図)
-
JR御徒町駅方面改札(2010年5月)
-
ホーム(2010年5月)
発車メロディ
[編集]2020年2月7日よりスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[9]。
曲は1番線が「アッシュグレイ」(福嶋尚哉作曲)、2番線が「ゆれる袂」(大和優子作曲)である[9]。
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は39,625人[メトロ 1]で、東京メトロ全130駅中87位である。この値は銀座線上野広小路駅との乗換人員を含まない。銀座線との乗換人員を含む1日平均乗降人員は2019年度で43,532人である[13]。近年の1日平均乗降・乗車人員推移を下表で示す。
年度 | 1日平均 乗降人員[13] |
1日平均 乗車人員[14] |
出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)32,518 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)31,995 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)31,844 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)31,296 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)30,860 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)29,913 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)28,959 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)27,803 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 26,929 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 25,809 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 53,256 | 25,458 | [* 11] |
2001年(平成13年) | 55,857 | 27,586 | [* 12] |
2002年(平成14年) | 55,834 | 27,501 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [広告 1]54,522 | 26,801 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [広告 2]54,110 | 26,471 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [広告 3]52,512 | 25,751 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 50,260 | 24,742 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 50,394 | 24,956 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 48,019 | 23,734 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 45,830 | 22,677 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 44,204 | 21,855 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 42,317 | 20,891 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 41,973 | 20,715 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 42,076 | 20,762 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 41,686 | 20,616 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 41,397 | 20,500 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 41,390 | 20,499 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 42,267 | 20,981 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 43,101 | 21,425 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 43,271 | 21,448 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[メトロ 2]31,309 | ||
2021年(令和 | 3年)[メトロ 3]32,426 | ||
2022年(令和 | 4年)[メトロ 4]36,683 | ||
2023年(令和 | 5年)[メトロ 1]39,625 |
駅周辺
[編集]バス路線
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
- ^ 『上野駅と御徒町駅が地下歩道でつながります! 上野中央通り地下歩道が完成 -平成21年3月16日(月)午前10時 交通開放-』(プレスリリース)東京都建設局、2008年10月29日。オリジナルの2013年10月7日時点におけるアーカイブ 。2020年6月2日閲覧。
- ^ “東京メトロニュースレター第78号 >「日比谷線の歩み」編” (PDF). 東京地下鉄. p. 2 (2020年6月2日). 2020年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月9日閲覧。
- ^ a b 帝都高速度交通営団『地下鉄運輸50年史』p.239。
- ^ a b 『帝都高速度交通営団史』東京地下鉄株式会社、2004年12月、234頁。
- ^ 『平成12年12月12日 営団地下鉄・都営地下鉄連絡普通旅客運賃の変更 営団地下鉄・都営地下鉄共通一日乗車券の発売 日比谷線仲御徒町駅を発着とする一部区間の普通旅客運賃の変更 都営地下鉄通過連絡(営団-都営-営団)定期乗車券発売区間の追加』(プレスリリース)営団地下鉄、2000年11月15日。オリジナルの2001年12月20日時点におけるアーカイブ 。2020年11月9日閲覧。
- ^ 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月5日閲覧。
- ^ a b c “東京メトロ日比谷線発車サイン音を制作”. スイッチオフィシャルサイト. スイッチ (2020年2月7日). 2020年2月7日閲覧。
- ^ a b 『日比谷線仲御徒町駅に新しい出入口・改札口が誕生! 2020年11月28日(土)からご利用いただけます』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2020年11月27日。オリジナルの2020年11月27日時点におけるアーカイブ 。2020年11月27日閲覧。
- ^ 「線路略図」『鉄道ピクトリアル』第66巻第12号(通巻926号)、電気車研究会、2016年12月10日、巻末、ISSN 0040-4047。
- ^ “仲御徒町駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月22日閲覧。
- ^ a b レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- 関東交通広告協議会
- ^ 平成15年度1日平均乗降人員・通過人員(関東交通広告協議会のレポート一覧による) (PDF)
- ^ 平成16年度1日平均乗降人員・通過人員 (PDF)
- ^ 平成17年度1日平均乗降人員・通過人員 (PDF)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 仲御徒町駅/H17 | 路線・駅の情報 | 東京メトロ
- 帝都高速度交通営団『地下鉄運輸50年史』