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伊仙町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊仙村から転送)
いせんちょう ウィキデータを編集
伊仙町
犬田布岬の戦艦大和戦没者慰霊塔
伊仙町旗 伊仙町章
伊仙町旗 伊仙町章
(1962年1月1日制定)
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 鹿児島県
大島郡
市町村コード 46532-1
法人番号 9000020465321 ウィキデータを編集
面積 62.71km2
総人口 5,716[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 91.1人/km2
隣接自治体 大島郡徳之島町天城町
町の木 ガジュマル
町の花 ハイビスカス
伊仙町役場
町長 大久保明
所在地 891-8293
鹿児島県大島郡伊仙町伊仙1842番地
北緯27度40分24秒 東経128度56分16秒 / 北緯27.67347度 東経128.93783度 / 27.67347; 128.93783座標: 北緯27度40分24秒 東経128度56分16秒 / 北緯27.67347度 東経128.93783度 / 27.67347; 128.93783
地図
町役場位置
外部リンク 公式ウェブサイト

伊仙町位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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徳之島なくさみ館(闘牛場)
犬田布岬

伊仙町(いせんちょう)は、鹿児島県奄美群島徳之島にあるの1つ。大島郡に属し、奄美群島振興開発特別措置法の適用区域にあたる[1]闘牛(牛同士)の習慣があり、泉重千代本郷かまとの2人の世界最高齢者[注釈 1]の出身地でもある町のキャッチフレーズは、「長寿と闘牛の伊仙町」である。

気候風土など、徳之島全域にかかわる事柄については徳之島の項目を参照のこと。

地理

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徳之島の南西部を行政区域とする。大部分が徳之島の山地部から外れており、徳之島3町の中では耕地面積率が最も高い。一方で琉球石灰岩地域が主であり、水利条件は三町の中では良くない。また石灰岩地域である事で近隣の沖永良部島と同じく、鍾乳洞が多数存在する。その中で現在知られているうち最も大きいとされるのが銀河洞(2052m)である。過去には上検福の銀竜洞(銀河洞のすぐ下流に位置する。)と、小島の小島暗川が観光洞として公開されていたが現在では閉鎖されている。石灰岩地域では河川は深い谷を刻みつつ地下に潜り、また地上に現れて深い谷を刻むのを繰り返すのが特徴的であるが、地形図空中写真で伊仙町の山手の方を見ると、河川以外にも無数に涸れ川があって顕著に「ギザギザ」になっている事が分かる。これを「ドライバレー群」というが、徳之島(主に伊仙町)のカルスト地形の大きな特徴と言われている。小縮尺の地図で見てもそれほど起伏がある印象を抱かないが、実際にはかなりの起伏がある。海岸線は珊瑚礁性の磯と海蝕による奇岩が多く見られる。琉球石灰岩の断崖となっている犬田布岬周辺、浅い岩場と砂浜のある喜念浜、北部の犬田布岳などの山林は、2017年に奄美群島国立公園の一部に指定された。

隣接市町村

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集落名

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  • 阿権(あごん)
  • 阿三(あさん)
  • 伊仙(いせん)
  • 糸木名(いときな)
  • 犬田布(いぬたぶ)
  • 面縄(おもなわ)
  • 喜念(きねん)
  • 木之香(きのこ)
  • 検福(けんぶく)
  • 小島(こじま)
  • 崎原(さぎばる)
  • 佐弁(さべん)
  • 中山(なかやま)
  • 馬根(ばね)
  • 古里(ふるさと)
  • 目手久(めてぐ)
  • 八重竿(やえぞう)

歴史

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旧石器時代

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  • 現在の鹿児島県道83号伊仙天城線島権大橋付近にある「アマングスク遺跡」にて、約3万年前の旧石器が発見された。
  • 他にも町内には数多くの貝塚がある。

中世

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  • 現在運動公園となっている義名山付近から山手にかけての国有林(約2km2)にて、「カムィヤキ遺跡」が1983年に発見された。この遺跡の発見は「南島考古学史上最大級の発見」とされており、2006年には国指定の史跡となった。この遺跡が示すものは「中世において南西諸島全域から一部九州本土にかけて須恵器に似た類須恵器と仮称される陶器が見つかっていたが、これらの生産拠点が徳之島であった」という事である。

近現代

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行政

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町の行政機関

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旧伊仙町役場

2023年(令和5年)9月25日から新庁舎での業務を開始した[2]

  • 伊仙町役場

消防

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産業

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地域

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人口

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伊仙町と全国の年齢別人口分布(2005年) 伊仙町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 伊仙町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
伊仙町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 12,142人
1975年(昭和50年) 11,023人
1980年(昭和55年) 10,318人
1985年(昭和60年) 9,826人
1990年(平成2年) 8,821人
1995年(平成7年) 8,151人
2000年(平成12年) 7,769人
2005年(平成17年) 7,255人
2010年(平成22年) 6,844人
2015年(平成27年) 6,362人
2020年(令和2年) 6,139人
総務省統計局 国勢調査より


厚生労働省の「平成19年-平成24年人口動態保健所・市区町村別統計」の合計特殊出生率は2.81で、全国一高かった。[3]

教育

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中学校

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町立

小学校

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町立

交通

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空路・航路

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バス路線

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  • 徳之島総合陸運 - 主に県道80号・83号線を経由し徳之島町・伊仙町・天城町の3町の中心部を結ぶ。
    • 亀津 - 大船住宅 - 亀徳新港 - バスセンター - 徳之島病院 - 喜念 - 面縄 - 伊仙町役場 - 鹿浦 - 犬田布 - 河地 - 西阿木名 - 瀬滝 - 平土野
      • ※全線直通は1日4往復(土日祝日3往復)のみで他に亀津 - 犬田布間の区間便が1日2往復運行される

道路

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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観光スポット

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  • 犬田布岬
  • 瀬田海海浜公園
  • 喜念浜海水浴場
    • 奄美群島国立公園の一部。
  • 伊仙町歴史民俗資料館
    • 徳之島や伊仙町の歴史・民俗などに関する資料を展示している他、戦艦大和に関する展示コーナーもある。
  • 徳之島なくさみ館闘牛資料室
  • 阿権集落の平家の石垣とガジュマル巨木

催事

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  • 闘牛 - 徳之島なくさみ館などで開催。

伊仙町出身の有名人

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脚注

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注釈

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  1. ^ 戸籍の信憑性が疑わしいとして、両人とも2012年9月までにギネスブックから記録を取り消されている。

出典

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  1. ^ 奄美群島振興開発特別措置法(昭和29年法律第189号)の概要”. 国土交通省. 2024年11月27日閲覧。
  2. ^ 役場庁舎移転のお知らせ”. 伊仙町. 2024年9月1日閲覧。
  3. ^ 『わたしのまちが「日本一」事典 市町村でくらべて新発見』PHP研究所60頁

外部リンク

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