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日置市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ひおきし ウィキデータを編集
日置市

上:妙円寺詣り
下:一宇治城址から望む日置市街
日置市旗 日置市章
日置市旗
2005年5月1日制定
日置市章
2005年5月1日制定
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 鹿児島県
市町村コード 46216-1
法人番号 9000020462161 ウィキデータを編集
面積 253.01km2
総人口 45,520[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 180人/km2
隣接自治体 鹿児島市薩摩川内市いちき串木野市南さつま市
市の木 クロマツ
市の花 うめ
日置市役所
市長 永山由高
所在地 899-2592
鹿児島県日置市伊集院町郡1-100
北緯31度38分01秒 東経130度24分09秒 / 北緯31.63372度 東経130.40244度 / 31.63372; 130.40244座標: 北緯31度38分01秒 東経130度24分09秒 / 北緯31.63372度 東経130.40244度 / 31.63372; 130.40244
外部リンク 公式ウェブサイト

日置市位置図

― 市 / ― 町・村

地図
市庁舎位置
ウィキプロジェクト

日置市(ひおきし)は、鹿児島県の中央部(薩摩半島)に位置する南九州西回り自動車道JR鹿児島本線で隣接する鹿児島市と結ばれ、鹿児島市のベッドタウンとしても発展している。

2005年日置郡東市来町伊集院町日吉町吹上町が合併し発足した。毎年10月には武将島津義弘を祀る徳重神社を詣でる妙円寺詣りと呼ばれる行事が行われている。また薩摩焼の歴史とも深い関わりがある地域で、現在でも美山地区では窯元が開かれ、焼物(陶器)の街としても知られている。

地理

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伊集院地区中心部周辺の空中写真。
2013年9月26日撮影の2枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

鹿児島県の中央部、薩摩半島の中西部に位置する。市の西部は東シナ海に面しており、日本三大砂丘で日本一の長さを誇る吹上浜がある。吹上浜の沖約12キロメートルに浮かぶ無人島の久多島も日置市に属する。

気候

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東市来(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 22.5
(72.5)
23.2
(73.8)
24.7
(76.5)
29.4
(84.9)
31.8
(89.2)
34.4
(93.9)
36.3
(97.3)
36.3
(97.3)
35.5
(95.9)
32.9
(91.2)
27.8
(82)
23.6
(74.5)
36.3
(97.3)
平均最高気温 °C°F 12.0
(53.6)
13.3
(55.9)
16.1
(61)
20.4
(68.7)
24.1
(75.4)
26.4
(79.5)
30.2
(86.4)
31.6
(88.9)
29.3
(84.7)
25.1
(77.2)
19.8
(67.6)
14.4
(57.9)
21.9
(71.4)
日平均気温 °C°F 7.5
(45.5)
8.6
(47.5)
11.5
(52.7)
15.6
(60.1)
19.4
(66.9)
22.8
(73)
26.6
(79.9)
27.3
(81.1)
24.6
(76.3)
19.8
(67.6)
14.6
(58.3)
9.5
(49.1)
17.3
(63.1)
平均最低気温 °C°F 2.9
(37.2)
3.6
(38.5)
6.4
(43.5)
10.5
(50.9)
14.8
(58.6)
19.6
(67.3)
23.6
(74.5)
23.9
(75)
20.7
(69.3)
15.0
(59)
9.5
(49.1)
4.7
(40.5)
12.9
(55.2)
最低気温記録 °C°F −5.4
(22.3)
−6.3
(20.7)
−3.4
(25.9)
−0.1
(31.8)
5.4
(41.7)
11.0
(51.8)
17.0
(62.6)
16.4
(61.5)
10.0
(50)
1.6
(34.9)
−2.1
(28.2)
−4.2
(24.4)
−6.3
(20.7)
降水量 mm (inch) 75.8
(2.984)
99.4
(3.913)
151.1
(5.949)
174.3
(6.862)
187.1
(7.366)
516.3
(20.327)
310.2
(12.213)
204.6
(8.055)
243.6
(9.591)
92.2
(3.63)
111.4
(4.386)
98.4
(3.874)
2,265
(89.173)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 10.2 9.6 12.3 10.2 10.0 15.1 10.9 10.3 10.2 7.2 9.0 9.5 124.1
平均月間日照時間 116.1 133.3 162.3 180.6 183.9 112.0 192.5 220.8 186.7 191.2 156.1 126.2 1,964.9
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[1]

隣接している市町村

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大字

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大字は、日置市設置の際、日置合併協議会の協議事項のうち「字の区域及び名称の取り扱いについて」にて、「字の区域は、現行どおりとし、現行の字の名称の前に該当字の属する地方公共団体の名称を付し、字の名称変更する」と決定され[2]、平成17年鹿児島県告示第691号「 字の名称変更」により、各町に設置されている大字については名称を、伊集院町の場合「○○」→「伊集院町○○」に、東市来町の場合「○○」→「東市来町○○」、日吉町の場合「○○」→「日吉町○○」、吹上町の場合「○○」→「吹上町○○」にそれぞれ改称された。

歴史

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日置市市役所が建てられている伊集院町は、南北朝時代から江戸時代にかけ、当時は徳重神社の場所にあった徳重地区の「妙円寺」のみならず、郡地区にあった「広済寺」、猪鹿倉地区に真言宗の寺として1418年に建てられ現在は仁王像2体が残る「大勝山聖護院 荘厳寺」、下谷口上之馬場地区に時宗の寺として1338年に建てられ現在は有馬新七の墓が残る「無量寿院 龍泉寺」、下谷口地区に曹洞宗の寺として1402年に建てられ現在は島津貴久の側室と云われる花室清忻大姉の墓が残る「久木山 破鞋庵」、大田地区に戦死した婚約者を弔うため伊集院久氏の娘が1379年に建立した尼寺「捕蛇山 円通庵」をはじめ多数の寺院が存在し、薩摩半島における学問の中心地として栄えた場所だった[3]

近現代

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  • 1889年4月1日 町村制施行により、現在の市域に以下の村が発足。
    • 日置郡:中伊集院村・下伊集院村・東市来村・日置村・吉利村・永吉村
    • 阿多郡:伊作村
  • 1897年4月1日 郡制施行に伴う郡の統合により、阿多郡を日置郡に編入。
  • 1922年4月1日 中伊集院村が町制施行、伊集院町となる。
  • 1922年12月1日 伊作村が町制施行、伊作町となる。
  • 1937年4月1日 東市来村が町制施行、東市来町となる。
  • 1955年4月1日
    • 日置村と吉利村が新設合併し町制施行、日吉町が発足。
    • 伊作町と永吉村が新設合併し、吹上町が発足。
  • 1956年9月30日 下伊集院村を4分割し、伊集院町・東市来町・日吉町・郡山村(現在の鹿児島市の一部)に編入。
  • 2005年5月1日 日置郡伊集院町東市来町日吉町吹上町が新設合併し市制施行、日置市が発足。

行政

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市の行政機関

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県の行政機関

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国の行政機関

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経済

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日置市に工場を置く主要企業

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姉妹都市・提携都市

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国内

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国外

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地域

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人口

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日置市と全国の年齢別人口分布(2005年) 日置市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 日置市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
日置市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 54,656人
1975年(昭和50年) 52,250人
1980年(昭和55年) 52,022人
1985年(昭和60年) 53,025人
1990年(平成2年) 52,675人
1995年(平成7年) 52,791人
2000年(平成12年) 53,391人
2005年(平成17年) 52,411人
2010年(平成22年) 50,822人
2015年(平成27年) 49,249人
2020年(令和2年) 47,153人
総務省統計局 国勢調査より

教育

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大学

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鹿児島農業大学校

高等学校

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中学校

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市立
私立

小学校

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市立

交通

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伊集院駅と島津義弘の像。
東市来地域の江口浜付近を通る国道270号

鉄道

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道路

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高規格幹線道路

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  • E3A 南九州西回り自動車道(南九州自動車道)
    (いちき串木野市) - 美山IC/PA - (TB)美山TB - 伊集院IC - (鹿児島市)

一般国道

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主要地方道

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一般県道

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バス

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一般路線バス

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高速バス

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市内の南九州西回り道上の東市来バスストップ伊集院バスストップに鹿児島市 - 串木野市・薩摩川内市間の高速バスが停車する。

コミュニティバス

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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妙円寺詣りの武者行列(2021年10月24日撮影)
吹上浜

特産品

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スポーツ

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著名な出身者

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脚注

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  1. ^ 東市来 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月25日閲覧。
  2. ^ 字の区域及び名称の取り扱いについて (PDF) - 日置合併協議会(国立国会図書館アーカイブ)、2017年5月7日閲覧。
  3. ^ 当時の寺院は信仰の場のみならず学校のような役割も果たしていた。
  4. ^ 日置市と姶良市が姉妹都市盟約」 南日本新聞2010年10月26日
  5. ^ 南日本新聞』 2012年11月19日付 15面(マレーシア都市日置が友好協定)
  6. ^ 月日貝”. ひおき市 HIOKI BRAND JAPAN. 日置ブランド推進協議会(日置市商工観光課). 2022年11月30日閲覧。
  7. ^ 「SATSUMANIAN HESTIVAL」に岡崎体育、氣志團、きゃりー、中島美嘉、HYDE、ももクロら」『ナタリー』2022年6月4日。2023年7月8日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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