伊賀大介
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いが だいすけ 伊賀 大介 | |
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生誕 |
1977年 日本・東京都新宿区西新宿 |
職業 | スタイリスト |
配偶者 | 麻生久美子(2007年 - ) |
伊賀 大介(いが だいすけ、1977年[1] - )は、東京都新宿区西新宿出身のスタイリスト[2]。エスモードジャポン出身。所属事務所はband。
来歴
[編集]1996年に熊谷隆志に師事した後、1999年、22歳で独立してスタイリストとして活動を始めた [2][3]。
『MEN'S NON-NO』や『smart』といったファッション雑誌やCM・広告のほか、小泉今日子、椎名林檎/東京事変、くるり、チャットモンチー、DAOKO、小林賢太郎/ラーメンズ、のんといったアーティストやタレントのスタイリングを担当する[2][3][4]。また映画や舞台、アニメなどの劇中衣装も数多く手がけ、コラム執筆といった文筆業もこなすなど多方面で活動している[2][3]。
私生活では2007年12月28日にスタイリストを担当していた女優の麻生久美子と結婚し、2児をもうけた[5][6][7]。
人物
[編集]- ファッション
- 20代ごろはアメカジ系の古着やナンバーナインの服を買うことが多く、現在も着用している[8]。
- 好きな映画
- 『映画秘宝』のオールタイム・ベスト10を選ぶムック本で、『七人の侍』や『カリフォルニア・ドールズ』を選んでいる[9]。
- その他
- 娘がアイドルグループの欅坂46のファンであった影響から自身もライブツアーに足を運ぶようになる[10]。振り付けやスタイリング、ダンススタイルなど従来のアイドル像と違う部分を「おもしろい」と評価し、センターの平手友梨奈を「平手さんを最初にみたとき山口百恵みたいだなって思った」とコメントした[10]。
関わった主な作品
[編集]雑誌
[編集]- MEN'S NON-NO
- smart
- mini
- relax
- ROCKIN'ON JAPAN
映画
[編集]- ジョゼと虎と魚たち(2003年、犬童一心監督)
- 真夜中の弥次さん喜多さん(2005年、宮藤官九郎監督)
- さくらん(2007年、蜷川実花監督)
- Sweet Rain 死神の精度(2008年、筧昌也監督)
- 少年メリケンサック(2009年、宮藤官九郎監督)
- ウルトラミラクルラブストーリー(2009年、横浜聡子監督)
- 蘇りの血(2009年、豊田利晃監督)[11]
- GANTZ(2011年、佐藤信介監督)
- GANTZ PERFECT ANSWER(2011年、佐藤信介監督)
- モテキ(2011年、大根仁監督)[1]
- 苦役列車(2012年、山下敦弘監督)[1]
- I'M FLASH!(2012年、豊田利晃監督)[11]
- ガッチャマン (2013年、佐藤東弥監督)
- 舟を編む(2013年、石井裕也監督)
- 中学生円山(2013年、宮藤官九郎監督)
- バクマン。(2015年、大根仁監督[12])
- 世界から猫が消えたなら(2016年、永井聡監督)
- TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2016年、宮藤官九郎監督) - Tシャツデザイン監修も担当[13]
- SCOOP!(2016年、大根仁監督)
- 溺れるナイフ(2016年、山戸結希監督)
- 何者(2016年、三浦大輔監督)
- 奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年、大根仁監督)
- SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年、大根仁監督)
- ハード・コア(2018年、山下敦弘監督)
- さよならくちびる(2019年、塩田明彦監督)
- ザ・ファブル(2019年、江口カン監督)
- いちごの唄(2019年、菅原伸太郎監督)
- 宮本から君へ(2019年、真利子哲也監督)
- シン・ウルトラマン(2022年、樋口真嗣監督)
- ファーストキス 1ST KISS(2025年、塚原あゆ子監督)
アニメ映画
[編集]- おおかみこどもの雨と雪(2012年、細田守監督)[1]
- バケモノの子(2015年、細田守監督)
- 未来のミライ(2018年、細田守監督)
- 竜とそばかすの姫(2021年、細田守監督)
- 化け猫あんずちゃん(2024年、久野遥子・山下敦弘監督)[14]
テレビドラマ
[編集]- まほろ駅前番外地(2013年、大根仁演出)
- リバースエッジ 大川端探偵社(2014年、大根仁監督・脚本)
- ハロー張りネズミ(2017年、大根仁監督・脚本)
- 宮本から君へ(2018年、真利子哲也監督・脚本)
- 監察医 朝顔(2019年、根本ノンジ脚本)
- 俺の話は長い(2019年、金子茂樹脚本)
- 歪んだ波紋(2019年、向井康介脚本)
- 大豆田とわ子と三人の元夫(2021年、坂元裕二脚本)
- 17才の帝国(2022年、NHK)[15]
配信作品
[編集]舞台
[編集]- シネマ歌舞伎「大江戸りびんぐでっど」(2010年、作・演出:宮藤官九郎)
- 『怪獣の教え』(2015年、作・演出:豊田利晃)
- 朗読劇『恋を読む「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」』
- 『メタルマクベス』disc1、disc2、disc3(2018年・2019年、作・宮藤官九郎、演出・いのうえひでのり)
- 『世界は一人』(2019年、作・演出:岩井秀人)
ミュージック・ビデオ
[編集]- 椎名林檎『短篇キネマ 百色眼鏡』
- ザ・チェインスモーカーズ「サムシング・ジャスト・ライク・ディス」[注 1][17]
- DAOKO「ShibuyaK」[4]
- never young beach「お別れの歌」
アートワーク
[編集]- 銀杏BOYZトリビュート・アルバム『きれいなひとりぼっちたち』(スタイリスト兼アートディレクター)
- エレファントカシマシ・デビュー30周年記念ベストアルバム『All Time Best Album THE FIGHTING MAN』(CDジャケットスタイリング)[18]
写真集
[編集]- 伊賀大介・MOTOKO『First time』(プロデュース)
- 本田翼写真集『ほんだらけ 本田本』
- miwa Visual Book『SPLASH ☆ RHYTHM』
- 綾瀬はるか写真集『ハルカノイセカイ』
制服
[編集]その他
[編集]- タワーレコード“NO MUSIC, NO LIFE.”キャンペーン
- NHK連続テレビ小説『半分、青い。』メインポスター[20]
- TBSラジオ『たまむすび』2016年度キャッチコピー“午後は任せろ。”番組宣伝ポスター
連載
[編集]- MEN'S NON-NO内 『伊賀文庫』
- H内『隔月 伊賀大介』
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ コールドプレイとのコラボレーション楽曲の日本版ミュージック・ビデオ。
出典
[編集]- ^ a b c d 伊賀大介; 入江悠(インタビュアー:宮崎智之(プレスラボ))「入江悠×伊賀大介対談 映画とファッションの交差点」『CINRA.NET』、2018年 。2018年11月6日閲覧。
- ^ a b c d “伊賀 大介 profile”. band. 2016年5月8日閲覧。
- ^ a b c “オトコの本棚 第9回:伊賀大介さん”. WEB本の雑誌 (2009年6月30日). 2018年6月5日閲覧。
- ^ a b “DAOKO、初の顔出しMV「ShibuyaK」は渋谷を舞台に撮影”. BARKS (2015年10月5日). 2018年6月5日閲覧。
- ^ “麻生久美子さん、伊賀大介さんと結婚”. 朝日新聞DIGITAL. (2007年12月28日) 2016年5月8日閲覧。
- ^ “麻生久美子が第1子出産「育児楽しめたら」”. SANSPO.COM. (2012年5月8日). オリジナルの2012年5月10日時点におけるアーカイブ。 2016年5月8日閲覧。
- ^ “麻生久美子が第2子男児出産「ますます家の中がにぎやかに」”. オリコン (2016年11月21日). 2018年6月5日閲覧。
- ^ 伊賀大介・佐藤誠二朗(インタビュー)「スタイリスト伊賀大介☓元smart編集長佐藤誠二朗 対談企画 「雑誌」で振り返る、影響を受けたファッション & カルチャー【前編】」『knowbrand magazine』、2018年3月8日 。2020年9月13日閲覧。
- ^ 映画秘宝EX 究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10。2017/05/06。ISBN 9784800312341。伊賀のアンケートより
- ^ a b 伊賀大介(インタビュー)「【BUBKA 12月号】伊賀大介(スタイリスト) インタビュー『欅坂46にモット・ザ・フープルとUWFを見た!』」『BUBUKA』、2017年11月5日 。2017年11月30日閲覧。
- ^ a b “藤原竜也、念願の豊田利晃作品に主演で松田龍平と共演!”. cinemacafe.net. イード (2012年1月10日). 2019年6月6日閲覧。
- ^ “漫画「バクマン。」が実写映画化 - 主人公コンビは佐藤健&神木隆之介、『モテキ』の大根仁が監督”. Fashion press. 2015年9月6日閲覧。
- ^ “伊賀大介、クドカン映画の地獄バンドTシャツ監修「ヤバイ」「情報量多い」”. マイナビニュース (2016年5月18日). 2016年5月22日閲覧。
- ^ "森山未來が37歳の化け猫に 日仏合作アニメ「化け猫あんずちゃん」7月公開 山下敦弘、久野遥子がダブル監督". 映画.com. エイガ・ドット・コム. 22 February 2024. 2024年5月8日閲覧。
- ^ 訓覇圭 (2022年5月23日). “サチからスノウへ いよいよ後半戦”. 17才の帝国. 日本放送協会. 2022年5月23日閲覧。
- ^ “『仮面ライダーBLACK SUN』、「Prime Video」で世界独身配信決定!!キービジュアルと特報映像、一挙公開!!松隈ケンタ(音楽)、伊賀大介(スタイリスト)など実力派スタッフからのコメントも到着!”. 仮面ライダーWEB【公式】. 東映. 2022年6月12日閲覧。
- ^ “主演は小松菜奈、ザ・チェインスモーカーズMVに川村元気ら豪華クリエイター集結”. BARKS (2017年5月25日). 2018年6月5日閲覧。
- ^ “エレファントカシマシ デビュー30周年記念ベストアルバム『All Time Best Album THE FIGHTING MAN』 | information”. band. 2024年2月5日閲覧。
- ^ 11月1日(火)から電車とバスの制服をリニューアル スタイリストの伊賀大介氏がデザイン (PDF) - 相模鉄道、2016年9月29日、2016年9月30日閲覧。
- ^ “番組紹介”. NHK連続テレビ小説『半分、青い。』