佐藤英夫 (外交官)
表示
佐藤 英夫(さとう ひでお)は、日本の外交官。アフガニスタン駐箚特命全権大使、バーレーン駐箚特命全権大使を経て、2011年(平成23年)9月1日から2014年(平成26年)7月4日までイスラエル駐箚特命全権大使。2014年(平成26年)8月29日から文化交流担当特命全権大使。
経歴・人物
[編集]東京都出身。1972年(昭和47年)上智大学外国語学部を卒業後、牧師を志して神学校に進学。神学校の課程を中途にしてギリシャに移り、1977年(昭和52年)からはイスラエルに移る。テルアビブ大学でヘブライ語を学んで卒業。
留学費用を稼ぐために在イスラエル日本国大使館に勤務したのち、1982年(昭和57年)5月外務事務官に採用され外務省に入省する。1991年からワシントンD.C.在勤。1998年キャリア外交官に登用される。外務省文化交流部国際文化協力室長、在イスラエル日本国大使館参事官を経て、2005年(平成17年)8月、外務省中東アフリカ局中東第一課長。2008年(平成20年)1月、アフガニスタン駐箚特命全権大使。2009年(平成21年)7月 バーレーン駐箚特命全権大使。2011年(平成23年)9月1日からイスラエル駐箚特命全権大使。2014年(平成26年)8月29日から特命全権大使(文化交流担当)[1][2]。
2014年(平成26年)3月7日付のイスラエル紙ハアレツに寄稿し、安倍晋三首相の靖国神社参拝後、中国が同紙などで展開した対日批判に、「曲解された事実と歴史によって読者に誤解を与える」と反論した[3][4][5]。2015年外務省参与。 2023年、瑞宝中綬章受章[6]。
同期
[編集]- 天野之弥(09年国際原子力機関事務局長・05年在ウィーン国際機関日本政府代表部大使)
- 小松一郎(13年内閣法制局長官・11年駐フランス大使・08年駐スイス大使・05年外務省国際法局長・03年外務省欧州局長)
- 武藤正敏(10年駐韓大使・07年駐クウェート大使)
- 小島誠二(12年関西担当大使・10年駐タイ大使・09年儀典長・08年科学技術協力担当大使・06年駐パキスタン大使)
- 神余隆博(12年関西学院大学副学長・08年駐ドイツ大使・06年国連大使(次席))
- 高橋文明(09年駐スペイン大使・03年駐カンボジア大使)
- 野本佳夫(08年駐スロバキア大使)
- 石栗勉(京都外国語大学教授・国連アジア太平洋平和軍縮センター所長)
- 石川薫(日本国際フォーラム研究本部長・10年駐カナダ大使・07年駐エジプト大使・05年外務省経済局長)
- 伊藤誠(10年駐ブルガリア大使・06年駐タンザニア大使)
- 近藤誠一(10年文化庁長官・08年駐デンマーク大使・06年ユネスコ大使)
- 橋広治(10年駐パプアニューギニア大使)
- 峯村保雄(11年駐エルサルバドル大使)
- 肥塚隆(13年迎賓館長・10年駐オランダ大使・07年宮内庁式部副長・04年駐ホンジュラス大使)
- 山口英一(10年駐バチカン大使・07年駐コスタリカ大使)
- 横田順子(10年駐ラオス大使)
- 二階尚人(14年駐チリ大使・11年駐ガーナ大使)
- 松原昭(12年駐マリ大使)
- 荒木喜代志(11年駐トルコ大使・09年COP10担当大使・08年国際テロ対策担当大使)
脚注
[編集]- ^ スペイン大使に佐藤氏を起用 佐藤 英夫氏(さとう・ひでお=イスラエル大使) ”. 日本経済新聞 Nikkei.Com (2011年8月26日). 2014年6月8日閲覧。 “
- ^ [1]
- ^ 時事ドットコム:駐イスラエル大使、中国の対日批判に反論=靖国参拝でなく軍備増強が脅威 ”. 時事ドットコム (2014年3月7日). 2014年6月8日閲覧。 “
- ^ [2]
- ^ [3]
- ^ 『官報』号外232号、令和5年11月6日
外部リンク
[編集]- 佐藤 英夫 駐イスラエル大使(在イスラエル日本国大使館公式ホームページ)
|
|
|