倶知安中継局
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倶知安中継局(くっちゃんちゅうけいきょく)は、北海道倶知安町山田に1986年(昭和61年)11月29日まで置かれていたテレビとFMラジオの中継局である。
概要
[編集]- 当中継局は1986年(昭和61年)11月29日で廃局となった。NHK札幌放送局と民放が「ニセコテレビ中継局」をニセコ町に開局させたことが背景にある[1]。
- 倶知安中継局では出力が30W(UHF)しかなかったため、一部がカバーしきれない状況にあった。ニセコテレビ中継局ができたことで出力は50Wまで増強され、倶知安中継局よりも広い地域をカバーできるようになった。
中継局概要
[編集]アナログテレビ放送
[編集]チャンネル 番号 |
放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 偏波面 | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | NHK 札幌総合 |
映像10W/ 音声2.5W |
- | 垂直偏波 | 石狩・空知 (滝川市以南)・後志 (黒松内町以外) |
- | 1964年 8月26日[2] |
6 | HBC 北海道放送 |
北海道 | 1965年 10月15日[3] | ||||
10 | STV 札幌テレビ放送 |
1966年 10月18日[4] | |||||
12 | NHK 札幌教育 |
全国 | 1964年 8月26日[2] | ||||
24 | HTB 北海道テレビ放送 |
映像30W/ 音声7.5W |
水平偏波 | 北海道 | 1976年 5月29日[5] | ||
26 | UHB 北海道文化放送 |
- 1986年11月29日をもってすべて廃止された[1]。
FMラジオ放送
[編集]周波数 | 放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 偏波面 | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
83.8MHz | NHK 札幌FM |
10W | - | 水平偏波 | 石狩・空知 (滝川市以南)・後志 (黒松内町以外) |
- | 1969年 11月1日[6] |
- 南羊蹄中継局などをフォローする形の中継局であったが、当中継局は1986年(昭和61年)12月で廃局。ニセコ町に移転後は出力が30Wまで引き上げられた。南羊蹄中継局はニセコ町にFMラジオ中継局が設置されるまで出力100Wで放送していた。
脚注
[編集]- ^ a b 日本放送協会放送文化調査研究所放送情報調査部『NHK年鑑'87』日本放送出版協会、1987年、309頁。
- ^ a b 日本放送協会 編『NHK年鑑'65』日本放送出版協会、1965年10月25日、234頁。NDLJP:2474362/158 。
- ^ 北海道放送 編『北海道放送三十年』北海道放送、1982年、739頁。
- ^ 日本民間放送連盟(編)『日本放送年鑑'67』旺文社、1967年、79頁。
- ^ 日本民間放送連盟(編)『日本放送年鑑'77』洋文社、1977年、24頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所 放送史編修室 編『NHK年鑑'70』日本放送出版協会、1970年9月20日、317頁。NDLJP:2525970/195 。