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備前福河駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
備前福河駅
駅舎(2008年1月)
びぜんふくかわ
Bizen-Fukukawa
天和[1] (1.9 km)
(3.2 km) 寒河*[1] JR-N16
地図
所在地 兵庫県赤穂市福浦[1]
北緯34度44分48.42秒 東経134度19分53.29秒 / 北緯34.7467833度 東経134.3314694度 / 34.7467833; 134.3314694座標: 北緯34度44分48.42秒 東経134度19分53.29秒 / 北緯34.7467833度 東経134.3314694度 / 34.7467833; 134.3314694
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 赤穂線
キロ程 16.4 km(相生起点)
播州赤穂から5.9 km
電報略号 フカ
駅構造 地上駅[1]
ホーム 1面1線[1]
乗車人員
-統計年度-
25人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1955年昭和30年)3月1日[1]
備考 無人駅
* この間に近畿統括本部中国統括本部境界標 有(当駅から天和寄りは近畿統括本部管内)
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備前福河駅(びぜんふくかわえき)は兵庫県赤穂市福浦にある[1]西日本旅客鉄道(JR西日本)赤穂線である[1]

概要

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1955年昭和30年)3月1日の開設時[1]、この地は岡山県和気郡福河村であったため[1][2]、駅名は旧国名(備前国)と村名にちなんで名付けられている[1]。同月31日には日生町となったものの、地元の要望により[1]1963年(昭和38年)9月1日兵庫県に編入された[1]。駅名に「備前」が付くのはその名残である[1][2]

また、当駅は現在は近畿統括本部管内だが、国鉄時代は最後まで岡山鉄道管理局管内だった。なお、当駅から岡山寄りの福浦第一踏切を挟んで程無い地点に支社境界標があり、そこから先は中国統括本部管内となる。播州赤穂駅までは中国統括本部側のみが列車運行を行っており、播州赤穂駅 - 当駅間において、近畿統括本部側は事実上施設管理のみとなっている。

歴史

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駅構造

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岡山方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅停留所[1]。以前は島式ホーム1面2線であった。これは列車交換のためでは無く、現存する側が旅客用、撤去された側(駅本屋側)は貨物機回用として設置されていたためであった。そのため、当時から岡山方面行・播州赤穂方面行双方が同一ホームに発着している。他にも、更に北側に1本側線(播州赤穂方面より入出線可能な頭端式ホーム)があったが、赤穂線電化の際に1面1線となった。

線路が駅構内両端で若干S字カーブになっている。これは、赤穂線が元々山陽本線の代替線の役割を持たせる目的で敷設された名残である。つまり、現存する線路南側にもう1本線路を引き、優等列車等が直線通過出来るように計画されていた。しかし、結局赤穂線は地域ローカル線と言う位置付けとなり、この計画は立消えとなった。

相生駅管理の無人駅駅舎が北側にあるが[1]自動券売機自動改札機は設置されていない[1]。開設時は有人駅であったが、窓口は板で塞がれており旧駅事務室は倉庫となっている。2017年(平成29年)9月10日に、駅舎西側に男女兼用多目的便所と男性用小便器を備えた水洗式便所が設置された[8][9]

利用状況

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「兵庫県統計書[10]」によると、2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員21人であり、赤穂線の駅の中では最も少ない。

近年の1日平均乗車人員はの推移以下の通り。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 113
2001 104
2002 85
2003 78
2004 74
2005 69
2006 65
2007 61
2008 60
2009 60
2010 58
2011 44
2012 51
2013 47
2014 44
2015 37
2016 35
2017 23
2018 28
2019 30
2020 28
2021 25
2022 21

駅周辺

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周辺はやや開けたところであり、いくつかの住宅地が散在する。

  • 福浦簡易郵便局
  • 赤穂市 市内循環バス「ゆらのすけ」備前福河駅口停留所(※月曜・水曜・金曜のみ運行)
  • 赤穂警察署 福浦駐在所
  • 国道250号
  • 赤穂市消防団 第15分団

その他

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  • ICOCAの利用履歴について、当駅は「備福河」と記載されている。

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
N 赤穂線[注釈 1]
天和駅 - 備前福河駅 - 寒河駅 (JR-N16)

脚注

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注釈

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  1. ^ 本項ではJR西日本公式サイトの全域路線図[11]や播州赤穂駅・岡山駅等主要駅の路線記号入り運賃表に従い路線記号・ラインカラーを表記しているが、管轄組織の違いもあり、2022年3月ダイヤ改正時点の駅掲示時刻表における実際の旅客案内では、路線名のシンボル部のみ京阪神エリアのAで案内されていた。その一方、同改正以降岡山・福山エリアの路線記号に対応した下部の停車駅案内図では同エリアのNで案内されていたが、2024年3月ダイヤ改正で路線名のシンボル部もNに統一された(天和駅も同様)。なお、2023年3月改正以降の岡山・福山エリア各駅の停車駅案内図では当駅と天和駅がAで案内されている。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、198頁。ISBN 9784343006028 
  2. ^ a b 播州・赤穂に「備前」の駅? 生活圏一体訴え越県合併」『日本経済新聞』2020年10月6日。オリジナルの2023年1月24日時点におけるアーカイブ。2023年2月5日閲覧。
  3. ^ 「日本国有鉄道公示第354号」『官報』1969年11月24日。
  4. ^ 「通報 ●赤穂線備前福河駅及び伊里駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1969年11月24日、2面。
  5. ^ 「赤穂線の二駅を無人化 岡鉄」『交通新聞』交通協力会、1969年11月26日、1面。
  6. ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、252頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  7. ^ JR西日本ニュースリリース
  8. ^ “【赤穂市】地元待望のJR駅のトイレ完成”. 神戸新聞. (2017年9月11日). https://www.kobe-np.co.jp/town-repo/seiban/201709/0010544749.shtml 2018年7月16日閲覧。 
  9. ^ “住民要望で駅トイレ新築存続”. 赤穂民報. (2017年9月16日). http://www.ako-minpo.jp/news/12306.html 2018年7月16日閲覧。 
  10. ^ 兵庫県統計書
  11. ^ JR西日本全域路線図” (PDF). JRおでかけネット. 2016年4月21日閲覧。 (PDF)

関連項目

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外部リンク

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