全日本9人制バレーボール総合選手権
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開始年 | 1927 |
---|---|
主催 | 日本バレーボール協会 |
チーム数 |
男子:60 女子:52(2012年度)チーム |
加盟国 | 日本 |
前回優勝 |
男子:住友電工(11回目) 女子:パナソニックESブルーベルズ (6回目) |
最多優勝 |
男子:住友電工(11回) 女子:群馬銀行(11回) |
公式サイト | |
http://www.jva.or.jp/in_japan/ http://vb-9sogou.com/ |
全日本9人制バレーボール総合選手権(ぜんにほん 9にんせいバレーボールそうごうせんしゅけん)は、1927年から開催されている9人制バレーボールの日本選手権大会である。参加チームは実業団、クラブ、学生など様々なカテゴリーである。正式名称は、男子が全日本9人制バレーボール総合男子選手権、女子が全日本9人制バレーボール総合女子選手権。
概要
[編集]大日本排球協会(現日本バレーボール協会)が設立された1927年(昭和2年)に全日本排球選手権として第1回(男子のみ)が開始。ただし大会は実際には行われず、同年に開催された第8回極東選手権出場チーム(神戸高商)を選手権者とした。
1928年11月3日、第2回大会(実質の第1回大会)が甲子園コートにて開催された。出場チーム数は男女ともに6チームずつで、男子は神戸高商が、女子は愛知淑徳女が優勝した。
戦中戦後の混乱期をのぞき毎年開催されており、バレーボール競技のメインストリームが6人制に移行するまでは、文字通り日本最高峰のバレーボール大会であった。1950年6月には、天皇杯・皇后杯が下賜される大会となっている。
1947年に実業団選手権が開催されたことに伴い、全日本バレーボール総合選手権に改称。1958年に本大会の敗者復活戦として、全日本6人制バレーボール総合選手権が開始されたことに伴い、全日本9人制バレーボール総合選手権に改称されている。
参加チーム
[編集]2012年度大会における参加資格は、オープン大会ではなく下記の選抜60チームによる[1]。
- 前年度優勝チーム
- 本年度の全日本9人制バレーボール実業団選手権優勝チーム
- 本年度の全日本9人制バレーボールクラブカップ選手権優勝チーム
- 都道府県代表チーム
- 4とは別に開催地のチーム
試合方式
[編集]2012年度大会の試合方式は下記の通り[1]。
- 参加60チームによりグループ戦を行う[2]。
- グループ戦を勝ち抜いた45チームによりノックアウト方式のトーナメント戦を行う。三位決定戦は行わない。
歴史
[編集]- 1927年 - 全日本排球選手権として男子大会(第1回)が開始。実際の大会は開催されていない。
- 1928年 - 実質的な第1回大会が開催される。
- 1946年 - 本大会が第1回国民体育大会一般男子・女子の部を兼ねて実施される。
- 1947年 - 全日本バレーボール総合選手権に改称。
- 1950年 - 天皇杯・皇后杯が下賜される大会となる。
- 1958年 - 全日本6人制バレーボール総合選手権の第1回大会が本大会の敗者復活戦として実施される。同時に大会名が「全日本9人制バレーボール総合選手権」に改称される。
- 1962年 - 下賜大会が「全日本6人制バレーボール総合選手権」に移行。
歴代優勝/準優勝チーム
[編集]年度 | 男子 | 女子 | ||||
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回 | 優勝 | 準優勝 | 回 | 優勝 | 準優勝 | |
1927 | 1 | 神戸高商 | 第八高校 | - | - | - |
1928 | 2 | 神戸高商 | 呉水電クラブ | 1 | 愛知淑徳女 | 広島県女 |
1929 | 3 | 神戸商大 | むつみクラブ | 2 | 愛知淑徳女 | 広島県女 |
1930 | 4 | 神戸商大 | 香川師範 | 3 | 愛知淑徳女 | 四日市女 |
1931 | 5 | 神戸商大 | 呉水電クラブ | 4 | 愛知淑徳女 | 神戸欽松会 |
1932 | 6 | 呉水電クラブ | 京城師範 | 5 | 愛知淑徳女 | 日本体操学校 |
1933 | 7 | 広島二中クラブ | 三神同好会 | 6 | 神戸美登里会 | 明善女 |
1934 | 8 | 呉工廠 | 早稲田大学 | 7 | 広島専売局 | 愛知淑徳女 |
1935 | 9 | 早稲田大学 | - | 8 | 広島専売局 | 愛知淑徳女 |
1936 | 10 | 呉工廠 | 早稲田大学 | 9 | 錦華紡績 | - |
1937 | 11 | 関西学院 | 神戸高商 | 10 | 日紡尼崎 | 徳島体協ク |
1938 | 12 | 関西学院 | 福岡師範クラブ | 11 | 日紡尼崎 | 愛知淑徳女 |
1939 | 13 | 早稲田大 | 関西学院 | 12 | 日紡尼崎 | 神戸美登里会 |
1940 | 14 | 昭和製鋼 | 早稲田大学 | 13 | 中村女 | 日紡尼崎 |
1942 | 15 | 東京帝国大 | 呉工廠 | 14 | 中村女ク | 岡崎みくさ会 |
1946 | 16 | 全兵庫 | 早稲田大学 | 15 | 中村女ク | 岡崎みくさ会 |
1947 | 17 | 尼崎製鉄呉 | 福岡クラブ | 16 | 岡崎みくさ会 | 中村女ク |
1948 | 18 | 嚶鳴クラブ | 早稲田大学 | 17 | 中村女ク | 鐘紡淀川 |
1949 | 19 | 嚶鳴クラブ | 東レ九鱗会 | 18 | 中村女ク | 北海ドレメ |
1950 | 20 | 京都一中クラブ | 嚶鳴クラブ | 19 | 中村女ク | 鐘紡淀川 |
1951 | 21 | 慶応義塾大学 | 芸陽クラブ | 20 | 鐘紡四日市 | 豊橋東高校 |
1952 | 22 | 八幡製鉄 | 日本鋼管 | 21 | 日紡足利 | 鐘紡四日市 |
1953 | 23 | 住友金属 | 日本鋼管 | 22 | 倉紡津 | 倉紡万寿 |
1954 | 24 | 富士製鉄 | 日本鋼管 | 23 | 倉紡津 | 鐘紡四日市 |
1955 | 25 | 日本鋼管 | 東レ九鱗会 | 24 | 日紡貝塚 | 鐘紡四日市 |
1956 | 26 | 松下電器 | 日本鋼管 | 25 | 倉紡倉敷 | 鐘紡四日市 |
1957 | 27 | 住友金属 | 立教大学 | 26 | 日紡貝塚 | 倉紡津 |
1958 | 28 | 八幡製鉄 | 日本鋼管 | 27 | 日紡貝塚 | 倉紡倉敷 |
1959 | 29 | 住友金属 | 日本鋼管 | 28 | 倉紡倉敷 | 日紡貝塚 |
1960 | 30 | 日本鋼管 | 明治大学 | 29 | 日紡貝塚 | 倉紡倉敷 |
1961 | 31 | 東レ九鱗会 | 中央大学 | 30 | 日紡貝塚 | 倉紡倉敷 |
1962 | 32 | 帝人三原 | シチズン時計 | 31 | 帝人名古屋 | 日清紡島田 |
1963 | 33 | 住友金属 | 東レ愛媛 | 32 | 東邦レース | サロンパス |
1964 | 34 | 富士フイルム | 日本ビクター | 33 | 帝人岩国 | 東邦レース |
1965 | 35 | シチズン時計 | 電々中国 | 34 | 電々神戸 | 朝日生命 |
1966 | 36 | 神戸製鋼所 | トヨタ自動車 | 35 | 電々神戸 | 専売山形 |
1967 | 37 | 東洋工業 | 神戸製鋼所 | 36 | 京浜クラブ | 日清紡本社 |
1968 | 38 | 電々東海 | 富士鉄名古屋 | 37 | 京浜クラブ | 日清紡本社 |
1969 | 39 | 富士鉄名古屋 | 簡易保険 | 38 | 石川島播磨重工呉 | 三菱電機神戸 |
1970 | 40 | 日本体育大学 | 九州電力 | 39 | 日清紡能登川 | 日清紡島田 |
1971 | 41 | 旭化成 | 日本体育大学 | 40 | 日清紡能登川 | 日清紡針崎 |
1972 | 42 | 旭化成延岡 | 九州電力福岡 | 41 | 日清紡能登川 | 電々岡山 |
1973 | 43 | 岩崎通信機 | 日本体育大学 | 42 | 日清紡富山 | 三菱自工京都 |
1974 | 44 | 崇徳クラブ | 岩崎通信機 | 43 | 電々岡山 | 富士電機川崎 |
1975 | 45 | 防府クラブ | 日本体育大学 | 44 | 富士電機川崎 | 電々岡山 |
1976 | 46 | 日本体育大学 | 防府クラブ | 45 | 久光製薬 | 葵クラブ |
1977 | 47 | 専売東京 | 岩崎通信機 | 46 | 東京女子体育大学 | 葵クラブ |
1978 | 48 | 専売九州 | 東武信用金庫 | 47 | 葵クラブ | 石川島播磨東京 |
1979 | 49 | 岐阜教員 | 専売九州 | 48 | 葵クラブ | 宮崎マツダ |
1980 | 50 | 平塚クラブ | 岐阜教員 | 49 | セイコー京葉 | 富士通小山 |
1981 | 51 | 専売九州 | 三菱電機紅菱会 | 50 | 群馬銀行 | 西日本銀行 |
1982 | 52 | 平塚クラブ | 電々岡山 | 51 | 群馬銀行 | 西日本相互銀行 |
1983 | 53 | 専売九州 | 日本体育大学 | 52 | 西日本相互銀行 | 群馬銀行 |
1984 | 54 | 沖縄銀行 | 専売山形 | 53 | 西日本相互銀行 | 三菱電機紅菱会 |
1985 | 55 | 三菱電機 | 沖縄銀行 | 54 | 群馬銀行 | 葵クラブ |
1986 | 56 | 三菱電機 | 山梨クラブ | 55 | 群馬銀行 | 西日本銀行 |
1987 | 57 | 沖縄銀行 | 山梨クラブ | 56 | 琉球銀行 | 群馬銀行 |
1988 | 58 | 三菱電機 | 住友電工 | 57 | 日新電機京都 | 日立金属安来 |
1989 | 59 | 三菱電機 | JT福岡 | 58 | 山梨中央銀行 | 神奈川中央交通 |
1990 | 60 | 住友電工 | JT福岡 | 59 | 富士電機チーム | 神奈川中央交通 |
1991 | 61 | 富士通 | 住友電工 | 60 | 富士電機 | 神奈川中央交通 |
1992 | 62 | 沖縄銀行 | 富士通 | 61 | 神奈川中央交通 | 富士電機 |
1993 | 63 | 沖縄銀行 | 三菱電機 | 62 | 石川島播磨東京 | 百十四銀行 |
1994 | 64 | 横河電機 | 富士通 | 63 | 群馬銀行 | 富士電機 |
1995 | 65 | 富士通 | 住友電工 | 64 | 群馬銀行 | 神奈川中央交通 |
1996 | 66 | 富士通 | 九州電力福岡 | 65 | 神奈川中央交通 | 群馬銀行 |
1997 | 67 | 住友電工 | 富士通 | 66 | 神奈川中央交通 | 群馬銀行 |
1998 | 68 | 富士通 | 住友電工 | 67 | 神奈川中央交通 | 山梨中央銀行 |
1999 | 69 | 九州電力福岡 | 北陸電力 | 68 | 群馬銀行 | 松下電池工業 |
2000 | 70 | 富士通 | 住友電工 | 69 | 群馬銀行 | 松下電池工業 |
2001 | 71 | 住友電工 | 東北リコー | 70 | 群馬銀行 | 山梨中央銀行 |
2002 | 72 | 住友電工 | 富士通 | 71 | 群馬銀行 | 福島銀行 |
2003 | 73 | 中部徳洲会病院 | 住友電工 | 72 | 松下電池工業 | マツダ |
2004 | 74 | 中部徳洲会病院 | 東北リコー | 73 | 群馬銀行 | パイオニア所沢 |
2005 | 75 | 富士通 | 東北リコー | 74 | パイオニア所沢 | 富士通テン |
2006 | 76 | 住友電工 | 中部徳洲会病院 | 75 | 富士通テン | パイオニア所沢 |
2007 | 77 | 富士通 | 中部徳洲会病院 | 76 | 富士通テン | 山梨中央銀行 |
2008 | 78 | 富士通 | 中部徳洲会病院 | 77 | パナソニックエナジー | 富士通テン |
2009 | 79 | 中部徳洲会病院 | 横河電機 | 78 | 富士通テン | パナソニックエナジー |
2010 | 80 | 住友電工 | 住友電工大阪 | 79 | 富士通テン | パイオニア |
2011 | 81 | 住友電工 | 中部徳洲会病院 | 80 | パイオニア | 富士通テン |
2012 | 82 | 住友電工 | 中部徳洲会病院 | 81 | 富士通テン | パナソニックエナジー |
2013 | 83 | 中部徳洲会病院 | 住友電工 | 82 | パナソニックエナジー | 富士通テン |
2014 | 84 | 住友電工 | JFE西日本 | 83 | パナソニックESブルーベルズ | 富士通テン |
2015 | 85 | 中部徳洲会病院 | サンデン | 84 | 富士通テン | パナソニックESブルーベルズ |
2016 | 86[1] | 中部徳洲会病院 | 住友電工 | 85[2] | パナソニックESブルーベルズ | 富士通テンレッドフェニックス |
2017 | 87 | 住友電工 | 富士通 | 86[3] | パナソニックESブルーベルズ | 富士通テンレッドフェニックス |
2018 | 88 | 住友電工 | 富士通 | 87 | パナソニックESブルーベルズ | デンソーテンレッドフェニックス |
脚注
[編集]- ^ a b 日本バレーボール協会. “第82回全日本9人制バレーボール総合男子選手権大会”. 2013年7月10日閲覧。
- ^ 男子の場合。女子は52チーム。
参考文献
[編集]- 『日本バレーボール協会五十年史』 発行:日本バレーボール協会、編集:日本バレーボール協会五十年史編集委員会 1982年7月31日発行。
- 全日本9人制バレーボール総合男子選手権大会 優勝チーム一覧
- 全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会 優勝チーム一覧