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全日本9人制バレーボール総合選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
全日本9人制バレーボール総合選手権大会
開始年 1927
主催 日本バレーボール協会
チーム数 男子:60
女子:52(2012年度)チーム
加盟国 日本の旗 日本
前回優勝 男子:住友電工(11回目)
女子:パナソニックESブルーベルズ (6回目)
最多優勝 男子:住友電工(11回)
女子:群馬銀行(11回)
公式サイト
http://www.jva.or.jp/in_japan/
http://vb-9sogou.com/
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全日本9人制バレーボール総合選手権(ぜんにほん 9にんせいバレーボールそうごうせんしゅけん)は、1927年から開催されている9人制バレーボールの日本選手権大会である。参加チームは実業団、クラブ、学生など様々なカテゴリーである。正式名称は、男子が全日本9人制バレーボール総合男子選手権、女子が全日本9人制バレーボール総合女子選手権。

概要

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大日本排球協会(現日本バレーボール協会)が設立された1927年(昭和2年)に全日本排球選手権として第1回(男子のみ)が開始。ただし大会は実際には行われず、同年に開催された第8回極東選手権出場チーム(神戸高商)を選手権者とした。

1928年11月3日、第2回大会(実質の第1回大会)が甲子園コートにて開催された。出場チーム数は男女ともに6チームずつで、男子は神戸高商が、女子は愛知淑徳女が優勝した。

戦中戦後の混乱期をのぞき毎年開催されており、バレーボール競技のメインストリームが6人制に移行するまでは、文字通り日本最高峰のバレーボール大会であった。1950年6月には、天皇杯・皇后杯が下賜される大会となっている。

1947年に実業団選手権が開催されたことに伴い、全日本バレーボール総合選手権に改称。1958年に本大会の敗者復活戦として、全日本6人制バレーボール総合選手権が開始されたことに伴い、全日本9人制バレーボール総合選手権に改称されている。

参加チーム

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2012年度大会における参加資格は、オープン大会ではなく下記の選抜60チームによる[1]

  1. 前年度優勝チーム
  2. 本年度の全日本9人制バレーボール実業団選手権優勝チーム
  3. 本年度の全日本9人制バレーボールクラブカップ選手権優勝チーム
  4. 都道府県代表チーム
  5. 4とは別に開催地のチーム

試合方式

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2012年度大会の試合方式は下記の通り[1]

  1. 参加60チームによりグループ戦を行う[2]
  2. グループ戦を勝ち抜いた45チームによりノックアウト方式のトーナメント戦を行う。三位決定戦は行わない。

歴史

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  • 1927年 - 全日本排球選手権として男子大会(第1回)が開始。実際の大会は開催されていない。
  • 1928年 - 実質的な第1回大会が開催される。
  • 1946年 - 本大会が第1回国民体育大会一般男子・女子の部を兼ねて実施される。
  • 1947年 - 全日本バレーボール総合選手権に改称。
  • 1950年 - 天皇杯・皇后杯が下賜される大会となる。
  • 1958年 - 全日本6人制バレーボール総合選手権第1回大会が本大会の敗者復活戦として実施される。同時に大会名が「全日本9人制バレーボール総合選手権」に改称される。
  • 1962年 - 下賜大会が「全日本6人制バレーボール総合選手権」に移行。

歴代優勝/準優勝チーム

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年度 男子 女子
優勝 準優勝 優勝 準優勝
1927 1 神戸高商 第八高校 - - -
1928 2 神戸高商 呉水電クラブ 1 愛知淑徳女 広島県女
1929 3 神戸商大 むつみクラブ 2 愛知淑徳女 広島県女
1930 4 神戸商大 香川師範 3 愛知淑徳女 四日市女
1931 5 神戸商大 呉水電クラブ 4 愛知淑徳女 神戸欽松会
1932 6 呉水電クラブ 京城師範 5 愛知淑徳女 日本体操学校
1933 7 広島二中クラブ 三神同好会 6 神戸美登里会 明善女
1934 8 呉工廠 早稲田大学 7 広島専売局 愛知淑徳女
1935 9 早稲田大学 - 8 広島専売局 愛知淑徳女
1936 10 呉工廠 早稲田大学 9 錦華紡績 -
1937 11 関西学院 神戸高商 10 日紡尼崎 徳島体協ク
1938 12 関西学院 福岡師範クラブ 11 日紡尼崎 愛知淑徳女
1939 13 早稲田大 関西学院 12 日紡尼崎 神戸美登里会
1940 14 昭和製鋼 早稲田大学 13 中村女 日紡尼崎
1942 15 東京帝国大 呉工廠 14 中村女ク 岡崎みくさ会
1946 16 全兵庫 早稲田大学 15 中村女ク 岡崎みくさ会
1947 17 尼崎製鉄呉 福岡クラブ 16 岡崎みくさ会 中村女ク
1948 18 嚶鳴クラブ 早稲田大学 17 中村女ク 鐘紡淀川
1949 19 嚶鳴クラブ 東レ九鱗会 18 中村女ク 北海ドレメ
1950 20 京都一中クラブ 嚶鳴クラブ 19 中村女ク 鐘紡淀川
1951 21 慶応義塾大学 芸陽クラブ 20 鐘紡四日市 豊橋東高校
1952 22 八幡製鉄 日本鋼管 21 日紡足利 鐘紡四日市
1953 23 住友金属 日本鋼管 22 倉紡津 倉紡万寿
1954 24 富士製鉄 日本鋼管 23 倉紡津 鐘紡四日市
1955 25 日本鋼管 東レ九鱗会 24 日紡貝塚 鐘紡四日市
1956 26 松下電器 日本鋼管 25 倉紡倉敷 鐘紡四日市
1957 27 住友金属 立教大学 26 日紡貝塚 倉紡津
1958 28 八幡製鉄 日本鋼管 27 日紡貝塚 倉紡倉敷
1959 29 住友金属 日本鋼管 28 倉紡倉敷 日紡貝塚
1960 30 日本鋼管 明治大学 29 日紡貝塚 倉紡倉敷
1961 31 東レ九鱗会 中央大学 30 日紡貝塚 倉紡倉敷
1962 32 帝人三原 シチズン時計 31 帝人名古屋 日清紡島田
1963 33 住友金属 東レ愛媛 32 東邦レース サロンパス
1964 34 富士フイルム 日本ビクター 33 帝人岩国 東邦レース
1965 35 シチズン時計 電々中国 34 電々神戸 朝日生命
1966 36 神戸製鋼所 トヨタ自動車 35 電々神戸 専売山形
1967 37 東洋工業 神戸製鋼所 36 京浜クラブ 日清紡本社
1968 38 電々東海 富士鉄名古屋 37 京浜クラブ 日清紡本社
1969 39 富士鉄名古屋 簡易保険 38 石川島播磨重工呉 三菱電機神戸
1970 40 日本体育大学 九州電力 39 日清紡能登川 日清紡島田
1971 41 旭化成 日本体育大学 40 日清紡能登川 日清紡針崎
1972 42 旭化成延岡 九州電力福岡 41 日清紡能登川 電々岡山
1973 43 岩崎通信機 日本体育大学 42 日清紡富山 三菱自工京都
1974 44 崇徳クラブ 岩崎通信機 43 電々岡山 富士電機川崎
1975 45 防府クラブ 日本体育大学 44 富士電機川崎 電々岡山
1976 46 日本体育大学 防府クラブ 45 久光製薬 葵クラブ
1977 47 専売東京 岩崎通信機 46 東京女子体育大学 葵クラブ
1978 48 専売九州 東武信用金庫 47 葵クラブ 石川島播磨東京
1979 49 岐阜教員 専売九州 48 葵クラブ 宮崎マツダ
1980 50 平塚クラブ 岐阜教員 49 セイコー京葉 富士通小山
1981 51 専売九州 三菱電機紅菱会 50 群馬銀行 西日本銀行
1982 52 平塚クラブ 電々岡山 51 群馬銀行 西日本相互銀行
1983 53 専売九州 日本体育大学 52 西日本相互銀行 群馬銀行
1984 54 沖縄銀行 専売山形 53 西日本相互銀行 三菱電機紅菱会
1985 55 三菱電機 沖縄銀行 54 群馬銀行 葵クラブ
1986 56 三菱電機 山梨クラブ 55 群馬銀行 西日本銀行
1987 57 沖縄銀行 山梨クラブ 56 琉球銀行 群馬銀行
1988 58 三菱電機 住友電工 57 日新電機京都 日立金属安来
1989 59 三菱電機 JT福岡 58 山梨中央銀行 神奈川中央交通
1990 60 住友電工 JT福岡 59 富士電機チーム 神奈川中央交通
1991 61 富士通 住友電工 60 富士電機 神奈川中央交通
1992 62 沖縄銀行 富士通 61 神奈川中央交通 富士電機
1993 63 沖縄銀行 三菱電機 62 石川島播磨東京 百十四銀行
1994 64 横河電機 富士通 63 群馬銀行 富士電機
1995 65 富士通 住友電工 64 群馬銀行 神奈川中央交通
1996 66 富士通 九州電力福岡 65 神奈川中央交通 群馬銀行
1997 67 住友電工 富士通 66 神奈川中央交通 群馬銀行
1998 68 富士通 住友電工 67 神奈川中央交通 山梨中央銀行
1999 69 九州電力福岡 北陸電力 68 群馬銀行 松下電池工業
2000 70 富士通 住友電工 69 群馬銀行 松下電池工業
2001 71 住友電工 東北リコー 70 群馬銀行 山梨中央銀行
2002 72 住友電工 富士通 71 群馬銀行 福島銀行
2003 73 中部徳洲会病院 住友電工 72 松下電池工業 マツダ
2004 74 中部徳洲会病院 東北リコー 73 群馬銀行 パイオニア所沢
2005 75 富士通 東北リコー 74 パイオニア所沢 富士通テン
2006 76 住友電工 中部徳洲会病院 75 富士通テン パイオニア所沢
2007 77 富士通 中部徳洲会病院 76 富士通テン 山梨中央銀行
2008 78 富士通 中部徳洲会病院 77 パナソニックエナジー 富士通テン
2009 79 中部徳洲会病院 横河電機 78 富士通テン パナソニックエナジー
2010 80 住友電工 住友電工大阪 79 富士通テン パイオニア
2011 81 住友電工 中部徳洲会病院 80 パイオニア 富士通テン
2012 82 住友電工 中部徳洲会病院 81 富士通テン パナソニックエナジー
2013 83 中部徳洲会病院 住友電工 82 パナソニックエナジー 富士通テン
2014 84 住友電工 JFE西日本 83 パナソニックESブルーベルズ 富士通テン
2015 85 中部徳洲会病院 サンデン 84 富士通テン パナソニックESブルーベルズ
2016 86[1] 中部徳洲会病院 住友電工 85[2] パナソニックESブルーベルズ 富士通テンレッドフェニックス
2017 87 住友電工 富士通 86[3] パナソニックESブルーベルズ 富士通テンレッドフェニックス
2018 88 住友電工 富士通 87 パナソニックESブルーベルズ デンソーテンレッドフェニックス

脚注

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  1. ^ a b 日本バレーボール協会. “第82回全日本9人制バレーボール総合男子選手権大会”. 2013年7月10日閲覧。
  2. ^ 男子の場合。女子は52チーム。

参考文献

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関連項目

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