兼岩正夫
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兼岩 正夫(かねいわ まさお、1911年2月 - 1984年12月23日[1])は、日本の歴史学者、東京教育大学名誉教授。専門は西洋中世史。
来歴
[編集]静岡県庵原郡興津町生まれ。静岡県立静岡中学校[2]に学ぶ。旧制静岡高等学校を経て、1941年京都帝国大学文学部卒。東京教育大学助教授、1958年教授、62年「中世歴史意識のリアリズム」で京都大学より文学博士の学位を取得、75年定年退官、名誉教授。84年勲三等瑞宝章受勲。
著書
[編集]単著
[編集]- 『西洋中世の世界 京大西洋史3』創元社、1949
- 『封建社会 新書西洋史』創元社、1955
- 『西洋中世の歴史家 その理想主義と写実主義』東海大学出版会、1964、東海大学文明研究所シリーズ
- 『封建制社会』講談社現代新書〈新書西洋史 3〉、1973
- 『ヨーロッパの暗黒時代 人とその歴史的映像』河出書房新社、1976
- 『ルネサンスとしての中世 ラテン中世の歴史と言語』筑摩書房、1992.7
翻訳
[編集]- ヨハン・ホイジンガ『中世の秋』里見元一郎共訳、創文社、1958
- ジェフリー・バラクラフ『転換期の歴史』前川貞次郎共訳、社会思想社、1964
- 『ホイジンガ選集 3 歴史を描くこころ』河出書房新社、1971、新版1990。全6巻
- 『歴史十巻 フランク史 1・2 トゥールのグレゴリウス』台幸夫共訳註、東海大学出版会「東海大学古典叢書」、1975-77
共編著
[編集]記念論集
[編集]参考文献
[編集]- 『ルネサンスとしての中世』著者紹介
脚注
[編集]- ^ “兼岩 正夫 - Webcat Plus”. webcatplus.nii.ac.jp. 2022年6月26日閲覧。
- ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 57頁。