利用者:もかめーる/第3回秋の加筆コンクール

第3回秋の加筆コンクール
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第3回秋の加筆コンクール

このページは、2011年秋-2012年初春に開催されたWikipedia:第3回秋の加筆コンクールに関して、運営委員および審査員を担う私、もかめーるが作成したものです。ご覧くださいまして、ありがとうございます。

審査員評価手引き[編集]

評価基準[編集]

  • 総合評価…下記項目での評価をもとに、SABCの4段階で評価します。概ね、S評価で「秀逸な記事」、A評価で「良質な記事」の水準に達しているものとします。
  • 加筆効果…「エントリー期間中にどれだけ成長させたか」、つまり当コンテストの目的達成に向け、エントリー後にどのような有意な加筆がなされたかを見ます。
  • 事典適性…百科事典に綴る記事としてふさわしいテーマや項目を備えているか、中立的な観点から記述されているかを見ます。
  • 編集深度…適切な媒体による検証可能性を保ちつつ、出典・参考文献の提示状況を踏まえ、テーマに対してどこまで掘り下げて編集されているかを見ます。
  • 読みやすさ…記事のレイアウト、図表の配置状態も含め、一般の社会人が読み進められるか、記述内容を理解できるかどうかを見ます。
  • インパクト…百科事典記事としての条件等をひとまずおいて、主観的にその記事を読んで「面白いかどうか、心に残るかどうか」を見ます。
  • 参加姿勢…主執筆者が「コメント・ページ」に参加しているか、他者のコメントを踏まえて適宜改良を加えられているかを見ます。
  • 規模…参考までに、エントリー終了時の記事のサイズを1,000バイト単位で表示しています(記事の規模の大小自体は、評価に含みません)。

同評価時の優劣判定[編集]

当コンテストでは、1位から5位までの順位を付ける必要があります。そのためのチェックポイントは次の通りです。

  1. まず、コンテストの目的たる加筆効果の高い記事を上位にします。
  2. 加筆効果が同評価の場合は、個人的に印象深いインパクトの高い記事を上位にします。
  3. 加筆効果・インパクトが同評価の場合は、当コンテストへの参加姿勢の高い記事を上位にします。

分野A審査[編集]

分野A評価[編集]

記事名 総合評価 加筆効果 事典適性 編集深度 読みやすさ インパクト 参加姿勢 規模
神戸連続児童殺傷事件 B+ B B+ A A- B+ 106
家庭経済学 C C C C B- C 2
条約改正 A+ A+ S S A A+ 162
デンマークの歴史 A A- A+ A- S- A 73
エイブラハム・リンカーン A+ A+ A+ S- A- S- 188
鎌倉仏教 S S S- S S- S 104
宮崎勤 B B B B- B B+ 21
シギショアラ歴史地区 A A A B+ A+ A 32
プリンスルパート A- A+ B+ B+ A A- 35
イタリア統一運動 S S S S S- S- 149
陳朝 S- S- S S- S- S 68

分野A短評[編集]

  • 神戸連続児童殺傷事件…簡潔に概要がまとめられ、かつ平易な文章編集を心掛けられており、読みやすい記事に仕上がっています。客観的な視点から加筆されたのも好印象です。情報がやや過剰に感じられる部分があり、適宜添削されることでより完成度がより高まるように思いました。
  • 家庭経済学…現状未完成ではありますが、家庭経済学の含む範囲は広いため、重厚な記事に育つ可能性があります。今後の加筆編集に期待いたします。
  • 条約改正…単なる不平等条約改正の説明を超えた、奮闘する人間ドラマを感じられるダイナミックな記事に仕上がりました。読みごたえを強く感じますが、全体を俯瞰する年表など、長文に触れる読者の理解を助ける項目があれば完璧でしょう。
  • デンマークの歴史…中世から近代にかけての文章が大幅に強化されました。程良い分量で項目を立てられ、読みやすさは一級品です。願わくば、直近のデンマークの姿にスポットライトを当てられること。第二次世界大戦にドイツ占領から解放された現代部分の加筆強化を期待いたします。
  • エイブラハム・リンカーン…当コンテスト最大規模の記事で、リンカーンの人となりがふんだんに盛り込まれています。冗長さや読み疲れを感じさせないところに、編集者の力量を窺いました。エントリー終了後も随時、翻訳文の読みやすさ向上に取り組まれています。
  • 鎌倉仏教…各宗派に関する情報が偏りなく、かつ多彩に盛り込まれている点が当記事最大の魅力です。一時代の宗教を網羅するとなると、とかく難解雑多になりそうなところ、当記事は情報量も過不足なく、磨かれた記事に仕上がりました。
  • 宮崎勤…出典面を始めとした未整備箇所に、適切な編集を加えられた意義は大きいです。ただ、現状では当記事の発展余地は乏しいかもしれません。強く関連している東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件へ転記合併することで、よりインパクトある記事を育てることができるように思われます。
  • シギショアラ歴史地区…「ルーマニアの宝石」と称えられる当地区について、その歴史や現存する建築物を中心として平易にまとめられています。世界遺産ということで、保存問題や景観維持への努力に関する一段の加筆を期待いたします。
  • プリンスルパート…カナダ西海岸の地方都市ながら、近代から大きく変化した様子を当記事から窺い知ることができました。願わくば、現地で発行された文献等で歴史や先住民に関する項目の加筆充実を望みたいところです。
  • イタリア統一運動…「ジュゼッペ・マッツィーニ」、「カミッロ・カヴール」、「ジュゼッペ・ガリバルディ」の三傑を中心とした中近世イタリアの動きを細かく捉えています。年表や関連画像が効果的に配置され、初学者にも取っつきやすい配慮がなされています。
  • 陳朝…政治的な中心人物や歴史背景に加え、国家の枠組みや社会・文化面に至るまでバランスよく構成、編集されています。百科事典記事のお手本といって過言ではないでしょう。

分野A順位[編集]

以下の通りに決定しました。

分野C審査[編集]

分野C評価[編集]

記事名 総合評価 加筆効果 事典適性 編集深度 読みやすさ インパクト 参加姿勢 規模
ハイセイコー S S S- S S S 140
ニュルンベルクのマイスタージンガー S S- S S S S 123
エルヴィン・シュルホフ A+ A S- A S- S- 29
ミラビリス・リベル S- S- S S S- S- 82
ノストラダムス S- A+ S S S- S- 103

分野C短評[編集]

  • ハイセイコー…各種文献から幅広く情報収集されたことによる深い分析は圧巻で、この記事をに触れた誰しもが、ハイセイコーの「競馬の大衆人気化への貢献」を実感したことでしょう。ないものねだりですが、彼に関する画像が当記事のためにもう少し提供されることを祈念します。
  • ニュルンベルクのマイスタージンガー…楽劇関連記事はとかく難解になりがちなところ、総じて平易に編集なされました。各項目も読みやすく整備され、加筆者の深い編集力量が感じられます。このたびの加筆により一層、当楽劇そのものに加え人間ワーグナーの一面を窺い知ることのできる、魅力的な記事に仕上がりました。
  • エルヴィン・シュルホフ…丁寧に編集されたシュルホフの生涯と作風の両項目から、彼の人間性を深く推察することができました。記事自体は完成しており、編集上の問題もなく十分に「良質な記事」の水準に達しています。あえて言えば、今後の研究進展により一層の加筆材料が見つかることでしょうか。
  • ミラビリス・リベル…旧約聖書や欧州史に関する知識が必要なため、何度となく読み返す必要はあるかもしれません。しかし、その価値は十分にあります。編集構成、レイアウトから細部注釈に至るまで特段の問題点を見い出せません。理想的な百科事典記事の域に達しています。
  • ノストラダムス…加筆前から「秀逸な記事」でしたが、今般の加筆で一層磨きがかかりました。特に「#ノストラダムスの肖像」項の加筆は見事です。膨大な情報を整理するのは大変なことですが、枝葉詳細については効果的に別記事に分けられ、重厚な記事ながら読み疲れを感じさせません。

分野C順位[編集]

以下の通りに決定しました。

参考ページ[編集]

執筆コンテスト関連[編集]

その他[編集]