利用者:小石川人晃/sandbox8

オカウコギ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: セリ目 Apiales
: ウコギ科 Araliaceae
: ウコギ属 Eleutherococcus
: オカウコギ E. spinosus var. japonicus
学名
Eleutherococcus spinosus (L.f.) S.Y.Hu var. japonicus (Franch. et Sav.) H.Ohba (1999)[1]
シノニム
和名
オカウコギ(陸五加木)

オカウコギ(陸五加木[5]学名: Eleutherococcus spinosus var. japonicus)はウコギ科ウコギ属落葉低木

特徴[編集]

落葉広葉樹の低木で、樹高は0.25 - 2メートル (m) ほどになる[6][5]樹皮は灰褐色で皮目が目立ち、下向きの刺が残る[5]。若い枝は細く緑褐色で、ほぼ直角に刺がまばらに出て、葉痕の下に1つずつ生えている[5]。葉は互生するが、短枝につく葉は数個が叢生し、長枝につく葉は間隔をおいてつく[7]

花期は初夏(5 - 6月)[5]。短枝の先から散形花序を出して、多数の花がつく[7]花弁は黄緑色で、披針形か狭卵形[7]片は狭い鐘形[7]花柱は長さ1.5ミリメートル (mm) ほどある[7]果実は扁平な球形で、紫色を帯びた黒色に熟し、ヤマウコギによく似ている[7][5]

冬芽は枝に互生し、円錐形で、棘の上と短枝の先に生え、淡褐色をした芽鱗4枚に包まれている[5]。短枝が良く発達し、短枝の先に花芽がついている[5]。冬芽のわきにある葉痕はU字型やV字形で、維管束痕は5個つく[5]

分布と生育環境[編集]

日本特産で、本州関東地方南部・東海地方紀伊半島に分布する[5]四国九州にも分布すると書かれた資料もある[6]。丘陵地林内などの山野に自生する[7][5]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、33頁。ISBN 978-4-416-61438-9 
  • 宮脇昭ほか 編『日本植生便覧 改訂新版』至文堂、1994年10月10日。ISBN 9784784301478 
  • 邑田仁・米倉浩司 編『APG原色牧野植物大図鑑II 〔グミ科~セリ科〕』北隆館、2013年3月25日、793頁。ISBN 978-4-8326-0974-7 

関連項目[編集]