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利用者:Sfm/製作中3

迂回貨物

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ゆったりやくも改造実績[1]
クロ381 クロ380 サハ381 モハ380 モハ381
クモハ381
クハ381 改造工場 改造日
129 287 87 140 吹田 2007年3月16日
71 71 後藤 2007年4月19日
6 283 83 138 後藤 2007年8月26日
86 86 後藤 2007年11月12日
80 80 吹田[2] 2008年3月12日
7 268 68 142 後藤 2008年3月29日
77 77 後藤 2008年5月22日
139 223 75 6 後藤 2008年9月18日
92 92 後藤 2008年12月12日
141 231 66 7 後藤 2009年3月17日
74 74 後藤 2009年5月28日
128 225 84 8 後藤 2009年9月8日
69 69 後藤 2009年11月21日
144 228 76 3 後藤 2010年2月17日
63 63 後藤 2010年5月7日
134 229 81 2 後藤 2010年7月30日
130 230 78 1 後藤 2011年1月20日
136 後藤 2011年4月25日
132 224 72 9 後藤 2011年7月15日
107 後藤 2016年8月19日
113 後藤 2016年8月30日
108 後藤 2016年9月6日
109 後藤 2016年9月12日
112 後藤 2016年9月23日
  • 市原純・小野洋平「検証・迂回貨物列車」『J-train』第72号、イカロス出版、2019年1月、2 - 24頁。 

高速走行試験

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国鉄時代、湖西線で二度にわたって381系を用いた在来線における160km/h速度向上試験が実施された[3]。JR発足後、高速道路延伸や高速バス運行枠の拡大による競争力の強化に対抗するため、主要都市間の到達時分短縮に必要となる高速化(160km/h程度)を実現させるために不足しているデータや新形式設計に必要なデータを収集するため、本形式を用いて160km/h高速走行試験が湖西線にて1990年5月から6月にかけて行われた[3][4]

当時網干電車区所属の6両編成(M21編成、東海道本線基準で東京寄りからクモハ221-33+モハ221-33+サハ221-33+モハ220-14+サハ220-14+クハ221-33)を使用した。

試験を行うに当たり、以下の改造を施工した。

  • サハ221-33およびサハ220-14を脱車した4両編成(クモハ221-33+モハ221-33+モハ220-14+クハ221-33)とし、MT比を3M1Tとすることで加速性能を向上[4]。編成全体を方向転換させ、湖西線基準で京都寄り(西側)がクモハ、近江塩津寄り(東側)がクハとした[5]
  • 歯車比を5.19から3.17[* 1]へと高速用に変更[4]
  • 車端ダンパ、ヨーダンパ、アンチローリング装置の取り付けで乗り心地を改善[4][5]
  • 台車軸ばね定数変更[* 2]および空気ばねを改良型に変更した、WDT50H改・WTR235H改台車採用による乗り心地の改善[4][5]
  • 高速走行での集電性能改善のため、パンタグラフはダンパを取り付けたWPS27改に変更し、クモハ221-33・モハ221-33・モハ220-14車間に高圧引き通し母線を設置[4][5]
  • GG信号(高速進行信号)表示灯をクハ221-33運転台に仮設[5]

試験区間は湖西線(安曇川 - 永原間)とし、GG信号現示のための信号機仮設が行われた。測定項目は、輪重や横圧、分岐器性能、乗り心地、駆動装置性能、主電動機整流性能、ブレーキ性能、架線・パンタグラフ性能、構造物の応力評価、地上騒音、高速信号視認性などである[4]

走行試験の結果、輪重や横圧は異常がなく、限界値以下であった[5]。乗り心地に関しても、左右加速度は想定通りであった[5]。分岐器性能や集電性能、騒音や振動に関しても160km/h走行に耐えうる性能を示した[6]


  • 北村利明(JR西日本吹田工場工程管理科助役)・ 泉谷隆美(JR西日本総合企画本部技術開発室首席)「湖西線の160km/h高速走行試験」『JREA』第33巻第12号、日本鉄道技術協会、1990年12月、3 - 6頁。 

開発・運用に至るまで

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試験のために入線した223系MA21編成

本系列への採用に先駆けて2012年および2013年223系MA21編成(中間2両減車)により、ATS-M形(現ATS-DW)の実用試験が行われた[7]

運用開始に先立ち、2014年9月から近畿車輛および川崎重工業より製造された編成が甲種輸送の上、自走で回送されている[8]。広島地区で乗務員訓練に供されるほか、網干総合車両所に貸し出された編成による性能試験が行われている[9][10][11]。これらの車両はいずれも下関総合車両所広島支所(広ヒロ)配属となっている[12]

2015年3月6日には、新型車両が次世代の広島近郊の公共輸送を支える翼的な役割を担うこと、前面に取り付けられている転落防止ホロが翼を広げたように見えることから、「未来へ羽ばたく赤い翼」を意味する「Red Wing」(レッドウィング)の車両愛称名を与え[13]、前面、側面、編成間転落防止幌に「Red Wing」のロゴを掲出している。

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 『JR電車編成表2018冬』、交通新聞社、pp.366-379
  2. ^ 『レイルマガジン』通巻298号、ネコ・パブリッシング、2008年、p.170
  3. ^ a b 『JREA』第33巻第12号、p.3
  4. ^ a b c d e f g 『JREA』第33巻第12号、p.4
  5. ^ a b c d e f g 『JREA』第33巻第12号、p.5
  6. ^ 『JREA』第33巻第12号、p.6
  7. ^ 223系MA21編成が広島へ - 『鉄道ファン』交友社、railf.jp鉄道ニュース、2013年1月26日
  8. ^ 鉄道ジャーナル』2014年12月号、鉄道ジャーナル社、2014年、p.106
  9. ^ 227系A03編成が川崎重工から出場『鉄道ファン』交友社、railf.jp鉄道ニュース、2014年9月29日。
  10. ^ 227系A01・A02編成が近畿車輛から出場『鉄道ファン』交友社、railf.jp鉄道ニュース、2014年10月7日。
  11. ^ 227系が網干 - 大久保間で試運転『鉄道ファン』交友社、railf.jp鉄道ニュース、2014年11月19日。
  12. ^ 鉄道ファン 2014, p. 58.
  13. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「release20150307」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません

参考文献

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レイルマガジン

外部リンク

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207系

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1000番台2次車増備完了時点での在籍数は以下のとおりである。

番台 編成両数 編成数 備考
0番台 7両 (Tc+M1+M2+T+T+M1+T'c) 1編成 組み換え対象外
4両 (Tc+M1+M2+T'c) 23編成 組み換え対象外
3両 (Tc+M1+T'c) 16編成
1000番台 6両 (Mc+T+M+T1+M+T'c) 14編成
2両 (Mc+T'c) 14編成

1997年3月にJR東西線が開業し、学研都市線と東海道・山陽本線、JR宝塚線系統が接続されることとなった。それに合わせて、最大で前者7両(4両+3両)、後者8両(6両+2両)で運転されていた207系については、7両編成(4両+3両)に統一されることとなった。

1000番台に関しては、6両編成が中間2両 (T+M) を抜き取って4両化された。その内1両 (T) は2両編成に組み込まれて3両化された。

0番台に関しては、6両編成から抜き取られた1両 (M) が1500番台に改番のうえ、3両編成に組み込まれて4両化された。ただし、3両編成16本に対して6両編成は14本しかなく種車が不足したため、既存車の続番でモハ207形1500番台が2両増備された。


223系

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網干総合車両所(本所)

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JR京都線の快速で走行中の2000番台

網干総合車両所本所には、1000番台・2000番台・6000番台が所属し、あわせて8両編成(W編成)39本、6両編成(J編成)14本、4両編成(V編成)64本の合計652両が配置されている。

1000番台・2000番台は4・6・8・10・12両編成で新快速・快速・普通に運用されている。また、朝晩には草津線柘植駅東海旅客鉄道(JR東海)区間の大垣駅に乗り入れる列車にも運用されている。なお、1000番台と2000番台及び225系0番台は区別なく一括して運用され、1000番台と2000番台及び225系0番台との併結列車が多く見られる。2006年の直流化工事区間の近江塩津駅敦賀駅へ乗り入れる列車は4両編成のみ、大垣駅乗り入れは4両・6両編成のみの運用である。

6000番台は4・6・8両編成で大垣駅 - 上郡駅間および赤穂線の快速・普通に運用されている。221系との併結を目的として区分されたグループのため、ほかの1000番台・2000番台と併結されることはなく、新快速で運用されることもない。4・6・8両編成と連結して8 - 12両で運転されるほか、6000番台同士の連結で8両編成になることもある。また、大垣駅 - 米原駅間と姫路駅 - 播州赤穂駅・上郡駅間では編成単独の4両で運転されている。

推移

1997年3月8日ダイヤ改正では、44両(1000番台2次車)を投入することでデータイム時の新快速30分おきに充当された[1]。これによって押し出された221系は快速に転用することで、データイム快速の全221系化を行った。1999年5月11日ダイヤ改正からは、朝ラッシュ時130km/h運転(草津 - 西明石間)を開始している[2]

2000年3月11日ダイヤ改正では、236両(2000番台1次車)を投入することで新快速全列車(米原 - 姫路間)の223系化および130km/h化を行った[2]

2003年12月1日ダイヤ改正では、80両(2000番台2次車)を投入することで113系置き換えを推進し、34両が廃車になった[3]

2004年10月16日ダイヤ改正では、164両(2000番台3次車の大半)を投入することで、京都 → 大阪を走行する快速の223系化・高速化を推進するとともに朝夕ラッシュ時間帯の新快速増発を行った[2]。これによって余剰となった221系は他線区に振り分けたり113系の置き換え用として転用することとなり、定期運用を失った網干所属の113系に代わり、本形式の定期運用にJR東海区間(東海道本線米原 - 大垣間)の運用が追加された。それに際して名古屋駅まで乗務訓練として乗り入れている。

臨時運用

1000番台・2000番台は、臨時列車として大阪方面から山陰本線嵯峨野線)に直通する臨時列車として春と秋の観光シーズンを中心に嵯峨嵐山駅や園部駅まで運転し、日中の一部の113系運用を本系列が代走していた。また、1000番台はかつて臨時快速「レインボー号」として福知山駅を経由して北近畿タンゴ鉄道宮津線天橋立駅まで乗り入れたこともある。このほか、2004年3月13日天神川駅開業を記念して、本系列を使用した祝賀列車が広島地区で運転されたり、イベントの臨時列車として、下関駅や高松駅まで入線したこともある。

2004年9月には、台風16号による高潮の影響で宇野線宇野駅構内に留置していた105系115系がそれぞれ浸水して故障し、和歌山地区への転用や短編成化と車両の改造工事などにより予備車両がなく、車両不足が発生した。その際、岡山電車区に留置されていたJ1編成が宇野線岡山駅 - 宇野駅間で同月末まで使用された。その後2007年7月1日から2010年1月23日までは、岡山駅 - 高松駅間を運行する快速「マリンライナー」の増結用として、4両編成・6両編成の2000番台付随車 (T) の一部が後述する5000番台の中間車として運用についていた[4][5]。なお、編成から外された付随車は、同年1月25日付けで網干総合車両所に返却されている[4]

さらに、2007年には、瀬戸大橋線での事故によるクモハ223形5000番台破損の修理のため、網干所属の223系2000番台が応援運用に入ったことがある[6]。このときは、P10[7]・P11編成[8]を名乗った。

6000番台は代走として播但線で運用されることがある[9][10]。また、1000番台・2000番台は2011年ごろから適時ラッピング広告編成となって運用されている。

編成表

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凡例
MTr…主変圧器、VVVF…VVVFインバータ、SIV…静止形インバータ、CP…電動空気圧縮機、Pan…パンタグラフ
乗…乗務員室、販…車内販売準備室、WC…トイレ洗面所

落成時

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基本編成
 
← 富山・和倉温泉
大阪 →

← 越後湯沢・和倉温泉
金沢 →
 
用途 編成番号 クモハ681
(Mc5)
サハ680
(Tp)
サハ681
(T2)
モハ681
(M2)
サハ680
(Tp)
クロ681
(Tsc)
落成日 製造
サンダー
バード
T01 501 1 201 201 2 1 1995年2月9日 近畿車輛
T02 502 3 202 202 4 2 1995年3月16日 川崎重工業
T03 503 5 203 203 6 3 1995年2月24日 近畿車輛
T04 504 7 204 204 8 4 1995年3月29日 川崎重工業
T05 505 9 205 205 10 5 1995年 川崎重工業
T06 506 11 206 206 12 6 1995年3月15日 近畿車輛
はくたか W01 507 13 207 207 14 7 1995年 近畿車輛
W02 508 15 208 208 16 8 1995年 川崎重工業
搭載機器 VVVF, CP, SIV MTr, Pan   VVVF, CP, SIV MTr, Pan    
設備   WC WC、販 WC WC  
定員[11] 64 68 46 68 68 36  
付属編成
 
← 富山・和倉温泉
大阪 →

← 越後湯沢・和倉温泉
金沢 →
 
用途 編成番号 クハ681
(Tc)
モハ681
(M)
クハ680
(Tpc5)
落成日 製造
サンダー
バード
T11 1 1 501 1995年2月9日 近畿車輛
T12 2 2 502 1995年3月16日 川崎重工業
T13 3 3 503 1995年2月24日 近畿車輛
T14 4 4 504 1995年3月29日 川崎重工業
T15 5 5 505 1995年3月8日 近畿車輛
T16 6 6 506 1995年3月30日 川崎重工業
T17 7 7 507 1995年3月15日 近畿車輛
はくたか W11 8 8 508 1995年 近畿車輛
W12 9 9 509 1995年 川崎重工業
搭載機器   VVVF, CP, SIV MTr, Pan  
設備 WC   WC  
定員[11] 56 72 56  


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  1. ^ JR東西線の開業とアーバンネットワークのダイヤ改正についてインターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 1996年9月27日
  2. ^ a b c 平成12年春ダイヤ改正について(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 1999年12月17日
  3. ^ 『鉄道ファン』2004年7月号、交友社、2004年、p.95
  4. ^ a b 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「JRR 2010summer」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  5. ^ 快速「マリンライナー」の編成減車について - 四国旅客鉄道プレスリリース 2009年12月18日
  6. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「rf200708」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  7. ^ クモハ223-2076(V46編成から)+クハ223-5003(P3編成)
  8. ^ クモハ223-2083(J9編成から)+サハ223-2130(J3 → P1編成)+クハ222-5001(P1編成)
  9. ^ 【JR西】223系 播但線運用に充当 - 鉄道ホビダス ネコ・パブリッシング RMニュース 2010年12月6日
  10. ^ 【JR西】223系 播但線で運用 - 鉄道ホビダス ネコ・パブリッシング RMニュース 2010年12月27日
  11. ^ a b 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「RF199507_109」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません