危険な女たち
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危険な女たち | |
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監督 | 野村芳太郎 |
脚本 |
野村芳太郎 古田求 |
原作 | アガサ・クリスティ『ホロー荘の殺人』 |
出演者 |
大竹しのぶ 藤真利子 和由布子 寺尾聰 三田村邦彦 |
撮影 | 川又昂 |
編集 | 太田和夫 |
製作会社 |
松竹 クラップボード |
配給 | 松竹 |
公開 | 1985年5月25日 |
上映時間 | 122分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『危険な女たち』(きけんなおんなたち)は、1985年に松竹が製作した日本映画[1]。大竹しのぶ主演・野村芳太郎監督[2][3]。
アガサ・クリスティ原作『ホロー荘の殺人』の映画化[1][2][4]。舞台を南紀・白浜に置き換え[5]、別荘でおきた殺人事件をもとに、女の愛憎のドラマを描く[1][2]。 野村芳太郎監督は、本作の撮了後20年、没するまで一本も映画を撮ることがなかった。結果的に本作が遺作となった。
キャスト
[編集]- 大竹しのぶ : 棚瀬紀子
- 藤真利子 : 津田淳子(橘まゆみ)
- 和由布子 : 水野美智子
- 寺尾聰 : 棚瀬秀雄
- 三田村邦彦 : 升森弘
- 池上季実子 : 藤井冴子
- 夏八木勲 : 堂園
- 小沢栄太郎 : 絹村健一郎
- 北林谷栄 : 絹村ハナ
- 石坂浩二 : 枇杷坂周平
- 日色ともゑ
- 加藤嘉
- 浜村淳
- 安野ともこ
- 岡本真実
スタッフ
[編集]- 監督 : 野村芳太郎
- 製作 : 野村芳太郎・野村芳樹
- 脚本 : 竹内銃一郎・古田求
- 原作 : アガサ・クリスティー 『ホロー荘の殺人』
- 撮影 : 川又昂
- イメージフォト : 立木義浩
- 録音 : 原田真一・松本隆司
- 照明 : 小林松太郎
- 編集 : 太田和夫
- 美術 : 森田郷平
- 助監督 : 松原信吾
- 音楽デザイン : 杉田一夫
- 主題歌 : 安野ともこ「ミステリユ」
製作
[編集]アガサ・クリスティー原作『ホロー荘の殺人』の映画化に当たり、アメリカ、イギリス、西ドイツ、オーストラリアと日本の松竹5ヶ国で激しい版権争いが起こり、松竹が日本映画としては破格の30万ポンド(当時の日本円で約9000万円)で映画化権を勝ち取った[4]。それまでの海外小説の映画化権料は1000万円前後が相場で、高くても2~3000万円だったため、破格の高額権料として話題を呼んだ[4]。アガサ・クリスティーの小説の映画化は当時で全世界で23本、うち10本が日本でも公開されていた[4]。当初のクランクインは1984年6月の予定だったが、映画化権を巡るゴタゴタがあり、松竹はたまたま主演の大竹しのぶが妊娠したため、それを理由として製作延期を発表し、公開は約一年遅れた[4]。