原子力事故の一覧
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この項目「原子力事故の一覧」は途中まで翻訳されたものです。(原文:de:Liste von Unfällen in kerntechnischen Anlagen) 翻訳作業に協力して下さる方を求めています。ノートページや履歴、翻訳のガイドラインも参照してください。要約欄への翻訳情報の記入をお忘れなく。(2011年4月) |
原子力事故の一覧は、世界中の民生原子力事故の一覧である。したがって、軍事活動による事故は除外する(核兵器の事故は、核兵器#事故についての分類、核兵器事故一覧にて)。「INESレベル」は1990年から試験運用が始まった国際原子力事象評価尺度を意味する。太字はレベル5以上、「レベル?」は不詳。
1940年代
[編集]- 1942年6月23日 ライプツィヒL-IV原子力事故、ドイツの原子爆弾開発、歴史上初の原子力事故[1]。
- 1945年8月21日 デーモン・コアによる事故(アメリカ合衆国、ニューメキシコ州ロスアラモス)。ハリー・ダリアンは初の臨界事故による死者となった。
- 1946年5月21日 デーモン・コアによる事故(アメリカ合衆国、ニューメキシコ州ロスアラモス)。ルイス・スローティンが臨界事故により死亡。
- 1949年12月2‐3日 アメリカ合衆国ワシントン州のプルトニウム製造施設ハンフォード・サイトにて、秘密裏に行われたグリーンラン実験で意図的に放射性ヨウ素131がコロンビア川に漏出された[2]。
1950年代
[編集]- 1952年12月12日 チョーク・リバー研究所、原子炉爆発事故(カナダ、オンタリオ州)/INESレベル5
- 1958年5月24日 チョーク・リバー研究所、燃料損傷(カナダ、オンタリオ州)/INESレベル?
- 1957年9月29日 ウラル核惨事(ソ連(現ロシア連邦)、チェリャビンスク州)/INESレベル6
- 1957年10月7日 ウィンズケール原子炉火災事故(イギリス、セラフィールド)/INESレベル5 - ウィンズケール施設は現在のセラフィールド施設
- 1958年10月25日 臨界暴走、人員の被ばく(ユーゴスラビア(現セルビア)、ヴィニツァ)/INESレベル?
- 1958年12月30日 セシル・ケリー臨界事故(アメリカ合衆国、ニューメキシコ州)/INESレベル?
- 1959年7月26日 サンタスザーナ野外実験所、部分的炉心溶融(アメリカ合衆国、カリフォルニア州)/INESレベル?
1960年代
[編集]- 1960年4月3日 ウェスチングハウス社実験炉、炉心溶融(アメリカ合衆国、ペンシルベニア州)/INESレベル?
- 1961年1月3日 SL-1爆発事故/INESレベル4
- 1964年7月24日 ウッドリバー臨界事故(アメリカ合衆国、ロードアイランド州)/INESレベル?
- 1966年10月5日 エンリコ・フェルミ炉炉心溶融(アメリカ合衆国、ミシガン州)/INESレベル?
- 1966-1967年冬(日付不詳) ソ連初の原子力砕氷船レーニン、冷却材喪失事故(場所不詳)/INESレベル?
- 1967年5月 チャペルクロス原子力発電所、部分的炉心溶融(スコットランド、ダンフリーズ・アンド・ガロウェイ)/INESレベル?
- 1969年1月21日 実験炉の爆発事故(スイス、ヴォー州)/INESレベル?
1970年代
[編集]- 1975年12月7日 グライフスヴァルト発電所1号機の火災(東ドイツ(現ドイツ連邦)、メクレンブルク=フォアポンメルン州)/INESレベル3
- 1977年2月22日 ボフニチェ発電所(en:Bohunice Nuclear Power Plant)A1炉の燃料溶融事故(チェコスロバキア(現スロバキア))/INESレベル4
- 1979年3月28日 スリーマイル島原子力発電所事故(アメリカ合衆国、ペンシルベニア州)/INESレベル5
- 1979年7月16日 チャーチ・ロック鉱滓ダム汚染水流出事故(アメリカ合衆国、ニューメキシコ州)/INESレベル?
1980年代
[編集]- 1980年3月13日 サン=ローラン=デ=ゾー原子力発電所2号機の燃料溶融、放射性物質漏洩事故(フランス、オルレアン)/INESレベル4
- 1981年3月 敦賀原子力発電所(日本、福井県)、放射性物質を日本海に放出、作業員超過被曝/INESレベル2
- 1983年9月23日 臨界事故(アルゼンチン、ブエノスアイレス)/INESレベル4
- 1986年4月26日 チェルノブイリ原子力発電所事故(ソ連(現ウクライナ)、キエフ州)/INESレベル7
- 1986年5月4日 en:THTR-300燃料損傷事故(西ドイツ(現ドイツ連邦)、Hamm-Uentrop)/INESレベル?
- 1987年9月 ゴイアニア被曝事故(ブラジル、ゴイアニア市)/INESレベル5
- 1989年10月19日 バンデリョス原子力発電所、タービン火災(スペイン、カタルーニャ州)/INESレベル3
1990年代
[編集]- 1991年2月9日 美浜発電所2号機蒸気発生器伝熱細管破断(日本、福井県)/INESレベル2
- 1991年4月4日 浜岡原子力発電所3号機原子炉給水量減少(日本、静岡県)/INESレベル2
- 1993年4月6日 セヴェルスク(トムスク-7)、爆発事故(ロシア連邦、トムスク州)/INESレベル4
- 1995年12月8日 もんじゅナトリウム漏洩火災事故(日本、福井県)/INESレベル1
- 1997年3月11日 動燃東海事業所火災爆発事故(日本、茨城県)/INESレベル3
- 1999年6月18日 志賀原子力発電所1号機、臨界事故(日本、石川県)/INESレベル2
- 1999年9月30日 東海村JCO臨界事故(日本、茨城県)/INESレベル4
2000年代
[編集]- 2000年1月24日 サムットプラカーン被曝事故(タイ王国、サムットプラカーン県)/INESレベル?
- 2003年4月10日 パクシュ原子力発電所、燃料損傷(ハンガリー、トルナ県)/INESレベル3
- 2004年8月9日 関西電力美浜原子力発電所3号機・2次冷却水配管蒸気噴出(日本、福井県)/INESレベル1[3]
- 2005年4月19日 セラフィールド再処理施設、放射性物質漏洩(イギリス、セラフィールド)/INESレベル5
- 2005年11月 ブレイドウッド原子力施設(en:Braidwood Nuclear Generating Station)での放射性物質漏洩(アメリカ合衆国、イリノイ州)/INESレベル?
- 2006年3月6日 アーウィン(アメリカ合衆国、テネシー州)での放射性物質漏洩/INESレベル2
- 2006年3月11日 フルーリュス放射性物質研究所ガス漏れ事故(ベルギー、エノー州)/INESレベル4
2010年代
[編集]- 2011年3月11日 福島第一原子力発電所事故(日本、福島県)/INESレベル7
- 2011年3月11日 福島第二原子力発電所冷却機能一時喪失(日本、福島県)/INESレベル3
- 2011年3月18日 東海第二発電所非常用ディーゼル発電機用海水ポンプの自動停止(日本、茨城県)/INESレベル1
- 2011年3月29日 女川原子力発電所原子炉補機冷却水ポンプ等の故障(日本、宮城県)/INESレベル2[4]
- 2012年2月6日 カットノン原子力発電所欠陥建築(フランス、モゼル県)/INESレベル2[5]
- 2012年2月9日 古里原子力発電所全電源喪失(韓国、釜山広域市・蔚山広域市)/INESレベル2[6]
- 2012年9月6日 東海再処理施設冷却機能一時喪失(日本、茨城県)/INESレベル1[7]
- 2013年5月23日 J-PARC放射性同位体漏洩事故(日本、茨城県)/INESレベル1[8]
- 2017年6月6日 日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター被曝事故(日本、茨城県)/INESレベル2(暫定評価)
2020年代
[編集]- 2021年5月29日 日本製鉄瀬戸内製鉄所X線被曝事故(日本、兵庫県)/INESレベル3[9]
参考サイト
[編集]- 日本におけるBWR原子力発電所の主要な事故・故障・トラブル(2005年度まで) (原子力百科事典 ATOMICA)
- 日本におけるPWR原子力発電所の主要な事故・故障・トラブル(2005年度まで) (原子力百科事典 ATOMICA)
- わが国においてECCSが作動した事故・故障 (原子力百科事典 ATOMICA)
- 海外の原子力発電所における主な事故(タービン火災・爆発事故を除く) (原子力百科事典 ATOMICA)
- 海外原子力発電所におけるタービン火災事故 (原子力百科事典 ATOMICA)
- 海外のBWR原子力発電所におけるINESレベル2以上の主な事象 (原子力百科事典 ATOMICA)
- 海外PWR原子力発電所におけるINESレベル2以上の主な事象(1992年~1998年) (原子力百科事典 ATOMICA)
- 海外PWR原子力発電所におけるINESレベル2以上の主な事象(1999年~2006年) (原子力百科事典 ATOMICA)
参考文献
[編集]- 『原子力市民年鑑 2013』 - 七つ森書館(2013年) ISBN 9784822813789
脚注
[編集]- ^ “British Modern Military History Society - A Nuclear Accident in The Third Reich” (英語). British Modern Military History Society. 2024年11月2日閲覧。
- ^ “21世紀・核時代 負の遺産 アメリカ編 <21> ハンフォード核施設(下) サケ産卵の川床危機 流域住民、除染を訴え”. 中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター. 2024年11月2日閲覧。
- ^ 『原子力市民年鑑 2013』 - 七ツ森書館(2013年) 239ページ記載
- ^ 原子炉等規制法または放射線障害防止法に基づく報告(平成22年度)原子力規制委員会
- ^ L’ASN classe au niveau 2 de l’échelle INES une non-conformité d’une tuyauterie des piscines des réacteurs 2 et 3 de la centrale de Cattenom Archived 2012年7月4日, at the Wayback Machine.
- ^ “Loss of shutdown cooling due to station blackout during refueling outage”. IAEA (23 April 2012). 5 February 2016閲覧。
- ^ 原子炉等規制法または放射線障害防止法に基づく報告(平成24年度)原子力規制委員会
- ^ 原子炉等規制法または放射線障害防止法に基づく報告(平成25年度)原子力規制委員会
- ^ “Worker exposure to X-ray generator”. IAEA. 2022年12月12日閲覧。