古川学園中学校・高等学校
古川学園中学校高等学校 Furukawa Gakuen Junior & Senior High School | |
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北緯38度34分11.7秒 東経140度57分54.5秒 / 北緯38.569917度 東経140.965139度座標: 北緯38度34分11.7秒 東経140度57分54.5秒 / 北緯38.569917度 東経140.965139度 | |
過去の名称 |
古川商業専修学校 古川高等商業学校 古川商業高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人古川学園 |
校訓 | 健康・良識・努力 |
設立年月日 | 1954年4月1日 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
普通科 情報ビジネス科 中学校 |
学科内専門コース |
進学コース 総合コース 創志コース 中学校・特別進学コース 中学校・スポーツ&カルチャーコース |
学校コード |
C104392150017 中学校) D104392150015 (高等学校) | (
高校コード | 04516A |
所在地 | 〒989-6143 |
宮城県大崎市古川中里六丁目2番8号 | |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
古川学園中学校・高等学校(ふるかわがくえん ちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、宮城県大崎市古川中里六丁目にある男女共学の私立中学校・高等学校。通称は「古学」(ふるがく)だが、年配者には旧校名の通称「古商」(ふるしょう)の呼び方が馴染み深い。
概要
[編集]2003年4月に古川商業高校から古川学園高校と改称(ただし、学校法人は以前から古川学園と称していた)。2008年に中学校を設立し中高一貫校となった。
2007年12月に高等学校必履修科目未履修問題が発覚、普通科進学コースで6科目(情報A、倫理、地理A、家庭、書道、保健)の未履修教科目が判明した。
高校
[編集]- 普通科 進学コース
- 志望大学合格に向けた進学指導に力を入れている。キャッチフレーズは「心ある頭脳の育成」「燃える進学教育」。生徒、教師とも「絶対合格」と書かれた鉢巻を締めて授業を行うのが特徴。総合コースや情報ビジネス科とは異なり、土曜日も授業を行うため、仙台市の予備校へ通う生徒はほとんどいない。また、英検2級取得を目標とさせている。授業後の部活動は行わず、代わりに「進学研究会」と呼ばれる補習を毎日行っている。毎年5月に50キロ強歩大会(堺田・中山平~学校)をしている。
- 普通科 創志コース
- 進学コースとは違い部活動もありながら、あらゆる受験形態での大学進学にも力を入れている。週3時間、総合的探究の時間を設け、講演やオンラインの企業訪問などを通して、地域の発展のためになすべきことを考える力をつける授業を行っている。また創志コースの生徒のみが放課後に参加できる創志塾が存在し、放課後学校で学習に取り組むことができる。
- 普通科 総合コース
- 進学から就職まで対応できるよう、幅広い科目を学習する。普通科でありながら、資格取得にも力を入れている。
- 情報ビジネス科
- 旧古川商業高校商業科時代と同様、専門科目(商業)に力を入れている。
中学校
[編集]県内では仙台市を除き、宮城県で唯一の私立中学校。
特別進学コース
卒業後は入試なしで古川学園高等学校普通科進学コースまたは他コースへの入学ができる。毎年5月に進学コースと合同で30キロ競歩大会(進学コースの区間の一部)をしている。 平成26年3月に第1期生が高校進学コースを卒業し、東京大学理科3類に1名、文科3類に1名を出している。
スポーツ&カルチャーコース(SCコース)
SCコースは令和5年度に新設されたばかりのコースで、これまで進学主体の部活動がない中学校だったが、SCコースの導入により、高等学校と連携した部活動が行える。また、より高度な水準の部活動が可能であり、競技力のレベルアップを図ることができる。さらに、新教育課程での標準的な授業時数に加えて週2時間の実用英語の時間を設けており、将来、グローバル社会に貢献できる人材の育成を図っている。
沿革
[編集]- 1954年 - 古川商業専修学校として4月1日付で設立(修業年限2年間)。10月1日付で古川高等商業学校(修業年限3年間)に改称。
- 1956年 - 学校法人石田学園 古川商業高等学校に改称(商業科、男女併学)
- 1964年 - 学校法人名を古川学園に改称する。
- 1986年 - 一般コース、進学コース設置。
- 1990年 - 普通科設置。
- 1994年 - 普通科にコース制導入(進学コース、総合コース)
- 2003年 - 古川学園高等学校に改称。商業科を情報ビジネス科に改称。
- 2004年 - 創立50周年記念式典。
- 2008年 - 古川学園中学校設立。
- 2011年 - 東日本大震災で南・北校舎が使用不可能となる(仮設校舎を建てて対応)
- 2014年 - 新校舎完成
- 2020年 - 高等学校の普通科に創志コースの設置。
- 2023年 - 中学校にコース制導入(既存・特別進学コース、新設・スポーツ&カルチャーコース)
部活動(高等学校)
[編集]普通科創志・総合コースと情報ビジネス科の生徒が参加できる。普通科進学コースは部活動に参加できない。
- 女子バレーボール部
- 国分秀男監督時代は県大会以上の優勝150回。全国大会出場77回、うち全国制覇12回(私学大会2回を含む)。1999年には(春高バレー、インターハイ、国体)ですべて優勝し高校女子三冠を達成。1996年から1999年までは春高・インターハイとも4年連続決勝進出という高校バレー史上初の快挙を果たす。
- 岡崎典生監督時代(現在)は、2009年に私学大会で優勝。三大大会は決勝で敗れ準優勝となることが多かったが、2010年にインターハイ、国体を制し二冠となる。多くの全日本選手を輩出。2016年のリオ大会で同部初となる、2名の五輪選手が誕生した[1]。
- 自転車競技部(廃部)
- ロードレースでも全国大会の常連であり、1993年の全国選抜大会では個人・団体総合優勝を果たし、ジュニア国際大会でも活躍している。
他に吹奏楽部、野球部、男子卓球部、女子ハンドボール部、男子バスケットボール部などが強豪として知られる。
部活動(中学校)
[編集]中学校の部活動では、スポーツ&カルチャーコースの生徒のみ部活動に参加できる。特別進学コースの生徒は部活動ではなく、クラブ活動がある。
〈実施可能な部活動〉
制服(中学・高等学校)
[編集]制服は男女共通デザインの濃紺ブレザーに、ブレザーと同色のスラックス・チェック柄のスカートをあわせたもの。
学年によってブレザーのエンブレムの縁取りカラーが異なる。(緑・赤・青)
スラックスの着用は男女で認められていて、男子がスカートタイプの着用をすることも認められている。
スカートタイプではリボン、スラックスタイプではネクタイという決まりになっている。
リボン・ネクタイの色は中学・高等学校でわけられていて、中学は鮮やかなブルー、高等学校は落ち着いたグレーとなっている(ストライプ柄)
学校行事
[編集]主な行事には、学園祭、スポーツ大会、体育祭、50キロ強歩、大学見学会、スキー教室などがある。
関東四校合同同窓会
[編集]- 本校・宮城県古川高等学校・宮城県古川黎明高等学校・宮城県古川工業高等学校の関東地方在住の卒業生による同窓会を毎年1月に上野精養軒会館で開いている。近年、同じ大崎市内の大崎中央高等学校の参加を促す計画もある。
交通・周辺
[編集]著名な出身者
[編集]- 安藤康洋(元自転車競技選手)※日本代表:バルセロナ五輪
- 門脇真由美(女子競輪選手)
- 佐藤優(野球指導者、元プロ野球選手)
- 月路奏(元宝塚歌劇団:花組)
- 佐々木隆史(お笑い芸人・お笑いコンビエバースのボケ担当)
バレーボール
[編集]現役選手
- 田代佳奈美(東レアローズ滋賀)※日本代表:リオ五輪 / 東京五輪
- 斎田杏
- 横田真未(クインシーズ刈谷)
- 横田紗椰香(クインシーズ刈谷)
- 吉田あゆみ
- 鴫原ひなた(クインシーズ刈谷)
- 上沢沙織(リガーレ仙台)
- バルデス・メリーサ(PFUブルーキャッツ石川かほく)
- アロンドラ・タピア ※ドミニカ代表:パリ五輪
引退選手・指導者・関係者
- 村田美穂
- 板橋恵 ※日本代表
- 菅山かおる(元インドア/ビーチバレー選手)※日本代表
- 羽根翠 ※日本代表
- 大沼綾子 ※日本代表
- 高橋めぐみ ※日本代表
- 西堀育実(元インドア / ビーチバレー選手)
- 平山恵
- 冨田寧寧
- 三上彩
- 今野加奈子
- 中野清香
- 藤田夏未 ※日本代表
- 大野果歩
- 大野果奈 ※日本代表
- 佐々木美麗
- 山田美花
- 西堀健実(元インドア/ビーチバレー選手)※ビーチバレー日本代表
- 佐藤あり紗 ※日本代表:リオ五輪
脚注
[編集]- ^ <リオ五輪>佐藤に「レシーブの中心」期待 - 河北新報オンラインニュース、2016年6月28日