古賀允洋
表示
古賀 允洋(こが よしひろ、1938年[1] - 2020年4月13日[2] )は、日本のドイツ語学者。熊本大学名誉教授。長崎県出身。
経歴
[編集]1938年長崎県生まれ[3]。長崎県立長崎東高等学校、1964年東京大学文学部ドイツ文学科卒業、1966年同大学大学院人文科学研究科(現:東京大学大学院人文社会系研究科)独語独文学専門課程修士課程修了[3]。同年4月熊本大学に着任、同大学文学部教授などを歴任し(その間ドイツ学術交流会の奨学金によりザールブリュッケン大学に留学)[4]、2004年に退官、名誉教授[5]。
受賞歴
[編集]- ドイツ語学文学振興会奨励賞―受賞論文 "Die Litotes im Tristan Gottfrieds von Straßburg"(『ドイツ文学』46号)[6]
著書
[編集]- 『演習中高ドイツ語文法』大学書林、1979年。
- 『中高ドイツ語』大学書林、1982年。
- 『現代ドイツ語文法』評論社、1983年。ISBN 978-4566057081
- 『クードルーン 中世ドイツ英雄叙事詩』大学書林、1987年。ISBN 978-4475014786
- 『オイレンヴァルト最終便』第三書房、1988年。ISBN 978-4808612719
- 『スザンネとハインツ』第三書房、1988年。ISBN 978-4808610760
- 『ドイツ語会話こんなとき・あんなとき』評論社、1988年。ISBN 978-4566059368
- 『やさしいドイツ語』第三書房、1988年。ISBN 978-4808610951
- 『ドイツ語練習問題集』第三書房、1989年。ISBN 978-4808611606
- 『ドイツ語文法入門』評論社、1990年。ISBN 978-4566057586
- 『ブルンネン・ドイツ文法』郁文堂、1994年。ISBN 978-4261010879
- 『メモリー・ドイツ文法 Ver2.0 Kernpunkte der deutschen Gramm』同学社、1994年。ISBN 978-4810208337
- 『ティップス・ドイツ語』東洋出版、1995年。ISBN 978-4809600333
- 『初級読本 ドイツの町々から』朝日出版社、1996年。ISBN 978-4255251097
- 『カード式 超基礎ドイツ単語400』第三書房、1997年。ISBN 978-4808601027
- 『中高ドイツ語』大学書林、1998年。ISBN 978-4475014649
- 『独検対応ドイツ文法』朝日出版社、2000年。ISBN 978-4255252124
編著
[編集]- 古賀允洋・常葉謙二・鈴木桂樹編『国際社会の近代と現代』九州大学出版会、1997年。ISBN 487378509X
- 古賀允洋編『中高ドイツ語辞典』大学書林、2011年。ISBN 978-4475001632
共著
[編集]- ハンスイエルクマイヤー・古賀允洋『こんなときドイツ語でどう言うか』評論社、1988年。ISBN 978-4566059085
- B.シューベルト・古賀允洋『バラの巡礼 楽園とペリ』第三書房、1988年。ISBN 978-4808615369
- 山本明・古賀允洋『教室と自修のためのドイツ語入門』同学社、1992年。ISBN 978-4810200218
- 浜川祥枝・古賀允洋『新スケッチ・ドイツ文法』白水社、2000年。ISBN 978-4560013090
翻訳
[編集]- 『ラファエルロ』評論社、1980年。
- パウル・マール『いつも土よう日ドヨンの日』評論社、1990年。ISBN 978-4566012431
- マンフレート・ゲルラッハ『英語史序説』英潮社、1992年。ISBN 978-4268001351
- 『王女クードルーン』講談社、1996年。ISBN 978-4061592520
- エルンスト・ライズィ『英語意味論実践』荒竹、2002年。ISBN 487043153X
脚注
[編集]- ^ 1989 Germanistik in Japan. Verzeichnis der Hochschullehrerinnen und Hochschulehrer. Zusammenstellung: Japanische Gesellschaft für Germanistik und DAAD-Außenstelle Tokyo. Redaktion: Peter Richter und Redaktionskomitee. Deutscher Akademischer Austauschdienst. ISBN 3-87192-373-7. S. 250.
- ^ DAAD友の会『DAAD友の会便り』Nr. 95(2020年8月)
- ^ a b 日外アソシエーツ whoplus
- ^ DAAD友の会『会員名簿』2006年8月、65頁。
- ^ “熊本大学六十年史” (PDF). 熊本大学60年史編纂委員会. 2016年12月17日閲覧。
- ^ 公益財団法人ドイツ語学文学振興会『ひろの』第53号 2013.10.10、62頁