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吉田徹 (政治学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉田 徹(よしだ とおる、1975年1月16日[1] - )は、日本政治学者。専門は、比較政治・ヨーロッパ政治。同志社大学政策学部教授。フランス社会科学高等研究院日仏財団リサーチ・アソシエイト。東京都出身[1]芹沢一也主宰のシノドス国際社会動向研究所理事、公益社団法人北海道地方自治研究所理事。

月刊誌論座の連載コラム(2007年~2008年)で注目を集めた。また週刊誌AERA(アエラ)「日本を立て直す100人」の1人に選ばれた[2]

父親は、元国連職員で、埼玉大学教養学部の教授を務めた吉田康彦

学歴

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職歴

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  • 1997年 日本貿易振興会(JETRO)(2000年まで)
  • 2003年 日本学術振興会特別研究員(2006年まで)
  • 2006年 北海道大学法学研究科助教授
  • 2007年 北海道大学公共政策大学院准教授
  • 2009年 北海道大学法学研究科准教授
  • 2010~2012年 パリ政治学院ジャパン・チェアー招聘教員および同政治研究所(CEVIPOF)客員研究員、ニューヨーク大学フランス研究所客員研究員
  • 2012年 北海道大学公共政策大学院准教授
  • 2015年10月 北海道大学法学研究科教授
  • 2021年4月 同志社大学政策学部教授

この他、神戸大学法学部および北海学園大学法学部非常勤講師も務めた。

著書

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単著

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  • 『ミッテラン社会党の転換―社会主義から欧州統合へ』(法政大学出版局、2008年)
  • 『二大政党制批判論―もうひとつのデモクラシーへ』(光文社新書、2009年)
  • 『ポピュリズムを考える―民主主義への再入門』(日本放送出版協会、2011年)
  • 『感情の政治学』(講談社選書メチエ、2014年)
  • 『「野党」論―それは何のためにあるのか』(ちくま新書、2016年)
  • 『アフター・リベラル―怒りと憎悪の政治』(講談社現代新書、2020年)
  • 『くじ引き民主主義―政治にイノヴェーションを起こす』(光文社新書、2021年)
  • 『居場所なき革命―フランス1968年とドゴール主義』(みすず書房、2022年)

編著

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  • 『ヨーロッパ統合とフランス―偉大さを求めた1世紀』(法律文化社、2012年)
  • 『野党とは何か―政権交代と組織改革の比較政治』(ミネルヴァ書房、2015年)
  • 『民意のはかり方 「世論調査×民主主義」を考える』(法律文化社、2018年)
  • 『現代政治のリーダーシップー危機を生き抜いた8人の政治家』(岩波書店、2019年)

翻訳

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論文

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単行本所収論文

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  • 「ポスト・グローバル時代のフランスーいまだ『強い国家』なのか」岩崎正洋編
  • "Parliaments in an age of populism"
    • Cyril Benoit and Olivier Rozenberg(eds.) Handbook of Parliamentary Studies, Edward Elgar Publishing, 2020
  • 「フランス―避けがたい国家?」
  • 「経済の国」と「文化の国」の逆転―"消えゆく幸福なエキゾチズム"」
  • 「フランスのコア・エグゼクティヴ―EUによる調整問題を中心として」
  • 「フランス・ミッテラン社会党政権の成立―逆説の政治的革新」
  • 「団体政治とクリーヴィッジ―世紀の利益媒介システムの形成と崩壊」
  • 「政治的リーダーシップ―パラダイムの困難と可能」
  • 「ステイツ・オブ・デモクラシー―ポピュリズム・熟議民主主義・アーキテクチャ」
    •  憲法理論研究会編『社会変動と憲法』、敬文堂、2013年)
  • "L'Alternance de 2009 au Japon: La Mutation d'un Régime de parti dominant? "
    • Philippe Aldrin, Luci Bargel, Nicolas Bué, Christine Pina (eds.) Politiques de l'Alternance: Sociologie des Changements de politiques, Ed. du Croquant.
  • 「『空っぽの乗り物』?――党組織<開放>の力学」
  • 「ポピュリズムとは何か――『民の声は神の声(Vox Populi, Vox Dei??』」
  • 「大統領化の中のフランス憲法改正」

論文

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  • 「『強い国家』ゆえの脆弱性?―コロナ危機とフランス政治行政」(吉田徹・村上裕一)『日仏政治研究』第16号
  • 「極右に投票する労働者――歴史的ヘゲモニー・ブロックの崩壊?」日本政治学会編『年報政治学』2020-Ⅱ号
  • "A New Species? Populism "made in Japan", Asian Journal of Comparative Politics (online first)
  • 「フランス大統領選とナショナル・ポピュリズム」『憲法研究』2018年5月号
  • 「政権交代とミッテラン外交――『ユーロミサイル危機』をケースとして」『国際政治』第177号(2014年)
  • 「欧州統合とナショナルな政党政治――欧州懐疑政党を中心として」-『法学研究』第84巻2号(2011年)
  • 「『選択操作的リーダーシップ』の系譜――ミッテランとサッチャー」 - 『日本比較政治学会年報』第10号(2008年)
  • 「フランス政党政治の『ヨーロッパ化』――J・P・シュヴェンヌマンを中心に」 - 『国際関係論研究』20号(2003年)
  • 「現代フランス政治における主権主義政党の生成と展開」 - 『ヨーロッパ研究』2号(2002年)

脚注

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  1. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.352
  2. ^ 週刊アエラ「アエラが選ぶ日本を立て直す100人」2012年1月2日・9日号合併増大号

外部リンク

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