吉田直哉 (競馬)
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吉田 直哉(よしだ なおや、1968年 - )は 競走馬の生産者、獣医師。ウィンチェスターファーム代表。北海道出身。
経歴
[編集]1968年、吉田牧場の代表、吉田重雄の長男として生まれる。将来は必ず英語が必要になると考え、小学生の時に英会話を習い始める[1]。
1993年に酪農学園大学卒業、獣医師資格を取得。1994年、アイルランドへ渡り牧場経営学を学ぶ[2]。その後、ケンタッキー州のHagyard Equine Medical Instituteでウィリアム・フィッシュバックに師事する[3]。
1998年日本に戻り、吉田牧場の経営に関わるが、2001年11月の父・重雄の死後は徐々に経営から遠ざけられた[4]。
2002年6月、妻とともにケンタッキー州パリス地区にウィンチェスターファームを設立、代表となる。2004年12月、レキシントン市のイートンファームを買収する[5]。2007年から2011年までケンタッキー大学グルック馬学研究センターの評議委員を務める[3]。2013年、生産馬が初めてケンタッキーダービーに出走(Frac Daddy、16着)[4][6]。
『優駿』にコラムやレース詳報を数多く寄稿している。
主な生産馬
[編集]※太字はGI・JpnI競走を示す。
- Tale of Ekati(2007年フューチュリティステークス、2008年ウッドメモリアルステークス、ジェロームハンデキャップ、シガーマイルハンデキャップ)[2][7]
- Nownownow(2007年ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフ、2009年サンフェルナンドステークス)[2][8]
- エーシンジーライン(2012年小倉大賞典)
- Frac Daddy(2014年ベンアリステークス、カナダエクリプスステークス)
- エアハリファ(2015年根岸ステークス)
- ロータスランド(2021年関屋記念、2022年京都牝馬ステークス)
- Point Me By(2021年ブルースD.ステークス)
脚注
[編集]- ^ 『優駿』2011年12月号、42頁。
- ^ a b c “第6回「憧れのレキシントン(前編)」”. 一般社団法人中山馬主協会. 2022年8月13日閲覧。
- ^ a b “スタッフ”. Winchester Farm. 2022年8月13日閲覧。
- ^ a b “米の3歳馬最高峰に出場 競走馬生産者・吉田直哉(上)”. 日本経済新聞. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “私たちの歴史”. Winchester Farm. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “2013 Kentucky Derby (G1)” (英語). Horse Racing Nation. 2022年8月13日閲覧。
- ^ @NaoyaYoshidaUSA (2014年9月17日). "We raised the mare, Silence Beauty & fixed her mating arrangement to produce,Tale Of Ekati". X(旧Twitter)より2022年8月13日閲覧。
- ^ @NaoyaYoshidaUSA (2011年11月6日). "このレース、初代チャンピオンは私の牧場で生まれている。". X(旧Twitter)より2022年8月13日閲覧。
外部リンク
[編集]- 吉田直哉/Naoya YOSHIDA (@NaoyaYoshidaUSA) - X(旧Twitter)
- 吉田 直哉 (naoya.yoshida.75) - Facebook
- Winchester Farm